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「国際教養コース」の高2生が
「環境」をテーマにポスターセッション

「環境に一役買う!? LIMEXとは」をテーマにグループ発表を行いました。
駒込高等学校

〒113-0022
東京都文京区千駄木5-6-25

TEL:03-3828-4141

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環境の改善に貢献するために

「皆さんが今日まで準備を重ねてきたポスターセッション。ついにその発表の日がやってきました。今日はたくさんの先生方も見に来られます。先生方の質問にていねいに答えてください。そして、ほかのグループのところも回って積極的に質問しましょう」

 高3学年担任でもある横井智美先生(理科)は「国際教養コース」の2年生の前で、このように語りました。

 これは、2021年2月24日(水)、第1回ポスターセッションの様子です。校内のスペースには、ポスターが貼られていました。「環境に一役買う!? LIMEXとは」「水の汚染と浄化」「プラスチックごみ&食品ロス削減への提案 牛乳プラスチックとは」「エコプラントの空気清浄効果」「個人・家庭におけるコンポストの推奨」の5枚です。それぞれのポスターの前には数名の生徒が立っています。そこに先生たちが入れ代わり立ち代わりやってきて生徒たちの説明を聞き、質問をしていました。

「環境に一役買う!? LIMEXとは」のポスター前では、生徒の一人が次のように説明をしていました。

「LIMEXは紙やプラスチックに代わる新素材です。石灰岩を主成分としていて、約99%がリサイクルできます。木材を使わないために森林破壊を防げます。プラスチック製品の廃棄による海洋汚染も防げるのです。紙を製造するには大量の水を必要としますが、LIMEXは水をほとんど使わずに製造できるため、水を節約できます」

 このグループは、同校が学校説明会で配布する手提げ袋をLIMEX製に変える計画を進めているそうです。そのために、この新素材を開発した日本の企業と打ち合わせを重ねていると言います。この製品の存在を多くの人たちに周知させるとともに、正しいリサイクル方法などを伝え、環境の改善に少しでも貢献しようとしているのです。

科学的な視野で問題解決する力を

 ポスターセッションに取り組んだ「国際教養コース」は、世界で活躍できる人材の育成に特化したクラスで2016年開設。最先端のSTEM教育(※)を実践する「理系先進コース」は2017年に開設されました。知識活用力や探究力を養うIB(国際バカロレア)的要素を兼ね備えた国際カリキュラムによって、論理的思考力とプレゼンテーション能力を高めるなど、新時代対応の教育を展開するコースです。ほかのコースよりも英語の授業が多く設けられ、第二外国語としてフランス語の授業も必修科目になっています。このコースの卒業生たちは、培った英語力を活かし、難関大学の国際系・外国語系の学部はもちろん、経済・商業系にも多く進学しています。また、海外大学を希望する生徒が多いことも大きな特徴です。

「今回のポスターセッションには週2回ある『環境システム』という授業の中で取り組みました。狙いは課題を発見する力や、その課題を解決する力を育むことです。また『国際教養コース』の生徒は、文系学部に進学する生徒が多いため、科学的な視野を養うことも目的としています。

 当初の予定では、このポスターセッションを2020年4月からスタートさせる予定でした。しかし、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で休校となったため、準備に入ることができたのは7月末からでした。

 まず、生徒たちに課題を見つけることの重要性を繰り返し説きながら、身近なところから、今、自分たちができることは何かを考えてもらいました。そして、一人ひとりにポスターセッションのテーマを提出してもらい、似通ったテーマを考えた生徒同士がグループを組んで実験や研究・調査にあたったのです。

 このプロセスの中で『SDGs』を意識させ、自分たちが取り組んでいるテーマがグローバル社会でいかに求められているか、気づいてもらうように促しました」(横井先生)

「SDGs」は「Sustainable Development Goals」の略。2030年までに世界で達成すべき環境や開発に関する17の国際目標で「持続可能な開発目標」と訳されています。

「1・貧困をなくそう」
「2・飢餓をゼロに」
「3・すべての人に健康と福祉を」
「4・質の高い教育をみんなに」

 などがその目標です。LIMEXの研究や調査をしているグループなら「6・安全な水とトイレを世界中に」「13・海の豊かさを守ろう」「14・陸の豊かさも守ろう」といった目標達成に貢献できることに気づけます。

学びの集大成として卒業論文も執筆

ポスターセッションの指導にあたった、高3学年担任・横井智美先生(理科) ポスターセッションの指導にあたった、高3学年担任・横井智美先生(理科)

「『国際教養コース』の生徒たちは、コミュニケーション能力が高く、バイタリティあふれた生徒ばかりです。実験や研究・調査方法のヒントを与えると、すぐ行動に移しました。タブレット端末などのICTツールを駆使しながら、環境問題に取り組んでいる企業や環境省などにメールや電話でインタビューしていったのです」(横井先生)

「プラスチックゴミ&食品ロス削減への提案 牛乳プラスチックとは」をテーマにしたグループは、家庭や学校給食などで廃棄量の多い牛乳から作り出した「牛乳プラスチック」の実用化を提案。「水の汚染と浄化」のグループは、環境の負荷をかけない浄化方法として、貝のアサリが有効かどうかを実験し、その成果を発表しました。「エコプラントの空気清浄効果」のグループは、大気汚染の現状を調べ、エコプラント(空気清浄効果の高い植物)の二酸化炭素や窒素酸化物の吸収率を調べ、その効果を実証。「個人・家庭におけるコンポストの推奨」のグループは、生ゴミから堆肥を作るコンポストを同校で使った結果を報告し、これを活用することの重要性を説きました。

「このコースでは、授業の中で得た知識や興味・関心を抱いたテーマを基に、3年次に卒業論文を執筆します。ポスターセッションで得た科学的な視野で問題を発見する力や、解決する力を最大限に活かし、卒業論文に取り組んでほしいと思っています」

 2020年10月には、この生徒の中から6名が横浜で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2021横浜」の学生招待プログラム「SB Student Ambassador全国大会」に参加。高校生の立場から環境に対する意見を発表しました。今後は内外のこうしたイベントに生徒を送り出すとともに、「理系先進コース」とのコラボレーション企画も数多く実現させていきたいと横井先生は話します。

※「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の頭文字を総称した語。IT社会とグローバル社会に適応した人材を多く生み出すための教育。

「水の汚染と浄化」をテーマにしたグループの発表。 「水の汚染と浄化」をテーマにしたグループの発表。
「プラスチックゴミ&食品ロス削減への提案 牛乳プラスチックとは」を発表したグループ。 「プラスチックゴミ&食品ロス削減への提案 牛乳プラスチックとは」を発表したグループ。
「エコプラントの空気清浄効果」について熱心に説明。 「エコプラントの空気清浄効果」について熱心に説明。
「個人・家庭におけるコンポストの推奨」について力を込めて発表。 「個人・家庭におけるコンポストの推奨」について力を込めて発表。

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