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私立中高進学通信

2024年4月号

進化する高大連携

国府台女子学院中学部

将来に向けた「学びのつながり」を
軸とした高大連携

2026年度の創立100周年に向けて、さまざまな学校改革が進む同校。 新たに教室棟「創立百周年記念館」の建設を計画中です。

2026年度の創立100周年に向けて、さまざまな学校改革が進む同校。
新たに教室棟「創立百周年記念館」の建設を計画中です。

リニューアル予定の制服の写真です。

100周年事業の一環として、制服の一斉リニューアルも行われます。 

同校では2023年度から日本女子大学・東京女子大学・昭和女子大学の3校と高大連携協定を結び、『学びのつながり』を軸とする独自の教育プログラムを展開しています。

3つの女子大学と
高大連携の学びを展開
永田敏明先生の写真です。高等部教頭
永田敏明先生

 まもなく100周年を迎える同校では、創立から仏教精神に基づく情操教育を教育方針としてきました。現在も仏教を基にした人間教育を柱としつつ、生徒一人ひとりの進路希望を実現させ、国際社会のなかで活躍できる女性の育成に力を注いでおり、キャリア教育の充実を図っています。

 2023年度からは日本女子大学・東京女子大学・昭和女子大学の3校と高大連携協定を結び、高2の段階で大学の学びに触れる新たな取り組みがスタートしました。

「本校の高大連携は、指定校推薦など進学先としての連携だけではなく、大学進学後や社会に出た後も見据えた“学びのつながり”を軸に展開しています。もちろん協定を結んだ3つの大学に進学することは可能ですが、一般入試に比べて早期に進路を決められることは、その本質ではありません。
 相互に理解を深めた大学と連携を結び、在学中に大学の学びに触れることで、自分の進路や将来について深く考える機会にしたいと考えています」

 と、高等部教頭の永田敏明先生は話します。

日本女子大学の
科目等履修生制度を活用

 日本女子大学とは、大学での単位の先行取得が可能となる協定を締結しました。この協定により、日本女子大学が附属高等学校に対して実施している科目等履修生制度を、国府台女子学院の推薦入学決定者も、活用できるようになりました。

「高3の4月にガイダンスを実施して日本女子大学への入学希望者を募り、1学期の成績をもとに校内選考を行います。夏休み明けから科目履修が始まり、大学が指定する科目を基本的にはオンラインで受講します。1年間で最大2科目4単位まで修得可能で、成績評価の基準を満たせば、大学進学後に単位として認められます。
 本校の高大連携は、意欲ある生徒に対して有意義な機会を提供することを目的としています。初年度となる2023年度は、10名ほどの生徒がこのプログラムに参加しました。
 参加した生徒たちは、高校生活との両立や自己管理など多くの課題を乗り越えながら、主体的に取り組んでくれました。その様子から、この考え方は間違っていなかったと確信しています。
 今後もこの方針を堅持して、高大連携をさらに発展させていくつもりです」

日本女子大学×大学講義の先取り履修

高3から大学の講義を継続的に体験
大学での学びの意欲を高める

日本女子大学との高大連携プログラムを活用し、大学の講義を履修した高3生にお話を聞きました。

生徒インタビュー1
『生活・環境と化学』の科目を先行履修
課題レポートで学びを深めました
I.Kさん(高3)の写真です。I.Kさん(高3)
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻に進学

 高1から日本女子大学の家政学部に興味があったので、高3の4月ガイダンスでこの高大連携プログラムを知った時は、「自分にぴったり!」と思い、喜んで参加を決めました。プログラムでは『生活・環境と化学』の科目を先取り履修することができ、毎週配信される課題を調べ、探究し、レポートを執筆しました。

 医薬品や食物の化学構造など、高校レベルでは学ばない内容にまで触れるため、大変な面もありましたが、調べれば調べるほど興味が湧き、自分なりに学びを深めることができました。教授が授業で私のレポートを取り上げてくれたことがあり、とてもうれしかったです。

 私は高2まで吹奏楽部の活動に打ち込んできました。吹奏楽部は練習メニューを考える、曲を選ぶ、楽譜を注文するといった全てが生徒の自主性に任されています。そうして身につけた姿勢を、大学でも活かしていきたいです。

 プログラムに参加してからは、自分の将来について深く考えることが多くなりました。また、少人数制できめ細かな指導を行っていることなど、より詳しく日本女子大学を知ったことで大学生活をイメージできるようになり、モチベーションが高まりました。

 将来は管理栄養士として社会の役に立つ仕事をしたいと思っています。大学では知識をつけることはもちろん、人にわかりやすく伝える力やコミュニケーション力も磨いていきたいです。

生徒インタビュー2
大学選択のきっかけになった
『美学』の講義を受講
M.Aさん(高3)の写真です。M.Aさん(高3)
日本女子大学国際文化学部国際文化学科に進学

 私は高2まで合唱部と勉強の両立に打ち込んできました。高3になって進路について考え始めた時、日本女子大学を知り、詳しく調べていくうちに学んでみたいと思う分野に出会い、自分の進みたい進路を確信しました。

 高大連携の先取り履修のプログラムでは、『美学』の授業を履修することができました。バレエなどの舞台芸術について美学の観点から研究する内容です。この授業は、まさに日本女子大学への進学を希望するきっかけとなった教授が担当されていたので、受講できるとわかった時は本当にうれしかったです。

 バレエを鑑賞したことがきっかけで興味をもった分野でしたが、知らなかったことや新しい考え方を次々と学ぶことができ、レポートで自分の考えをアウトプットするのもとても楽しかったです。他の受講生の深い考え方に触れることもでき、とても濃厚な時間を過ごしました。

 国府台女子学院では、先生に質問したり生徒同士で話し合ったりしながら、主体的に学んでいきます。そうした環境があったからこそ、積極的に学ぶ姿勢が身につき、大学の授業も前向きに取り組めたのだと感じています。

 大学では第二外国語でフランス語を学び、1年次に必修の海外短期研修でフランスに行きたいと考えています。たくさんのチャレンジを重ねて大きく成長して、将来は日本と海外の文化親交に貢献できる人になりたいです。

Collaboration Program
東京女子大学・昭和女子大学との高大連携プログラム
高校から大学の学びを体験
東京女子大学 × 総合的な探究の時間(高2)

 高2『総合的な探究の時間』の授業時間を活用し、東京女子大学の教授を招いて課題に取り組みます。2023年度1学期は、同校の最寄り駅であるJR市川駅の駅ビル『シャポー市川』とも協力し、同大学現代教養学部国際社会学科コミュニティ構想専攻の籾山真人特任教授による授業の後、『駅商業施設を起点としたまちづくり』のアイデアを検討。4月~7月にわたり調査を行い、提案内容をまとめ、7月中旬に最終報告会を行いました。


昭和女子大学 × 短期留学プログラム

 夏休み中の約2週間、昭和ボストンに短期留学が可能です。アメリカの教育や政治・リーダーシップなどを学び、街に出てインタビューを行います。英語のスキルのみならず、ジャーナルライティングやビデオ制作を通して日々記録し、帰国後学びをどのように活かすか考察します。

進学通信 2024年4月号
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