私立中高進学通信
2024年特別号
熱中!部活動
市川中学校
生徒の主体性を活かして自由に活動!
全国大会でも実力を発揮

演劇部
全国大会出場決定!
基礎を重視して
エンタメを極める
演劇部の活動日は、週3日。活動は、基礎練習と演劇の稽古の2部構成で行われています。コーチの指導のもと、まずは基礎練習がスタートします。全員で輪になり、音楽に合わせて体を動かしたり、腹式呼吸や発声練習をしたり、30分以上かけてみっちりとウォーミングアップします。
その後は、チームに分かれ、演劇の稽古に取り組みます。取材日には、中学生のグループによる短編演劇の練習が行われていました。今は、5つのグループに分かれて、脚本づくりから自分たちで担当するオリジナルの短編演目を練習しています。
演劇部は、2025年7月に行われる全国高等学校演劇大会(全国大会)への出場が決まっています。2024年に行われた地区大会、千葉県大会、南関東大会を勝ち上がり、全国大会への切符を手にしました。大会出場までの経緯や意気込みについて、部長のI・Kさん(新高2)に聞きました。
「千葉県大会では2位の成績で、ギリギリで南関東大会に出場。そこから逆転する形で全国大会出場が決まったので、部員一同すごくうれしかったです」(Iさん)
大会で演じるのは、「ばれ★ぎゃる」というオリジナル作品です。
「タイトル通り、ギャルがバレーボールに挑戦するお話です。脚本は、私のひとつ上の学年の先輩と顧問の先生の共作です。部員のキャラクターに沿った『当て書き』が多く、それぞれの個性を発揮できるのが面白いです」(Iさん)
部員の半分以上は中学生ですが、先輩後輩の仲が良く、アットホームな雰囲気が部の特徴です。

「ここから全国大会まで忙しい日々が続きますが、大会へ挑戦するからには、これまでで一番いいものを見せたいという思いがあります。練習を積み重ねて力を出し切りたいです。
市川に入学したのは、部活動が盛んで、いろいろなチャレンジができそうな環境だと感じたからです。演劇に興味があったことから演劇部に入部し、自分で演じたり、観劇したりを続けていくうちに、演劇がもっと好きになりました。
演劇部は、とてもいいメンバーがそろっていて、顧問の先生やコーチとも仲が良く、アットホームな雰囲気が魅力です。また、中高の演劇部としては珍しく、観ている方に『楽しんでもらうこと』を重視したエンターテインメント性の高い作品づくりに取り組んでいるところも、この部の自慢したい点です。今後も、こうした心地よい空気感を大切にしながら活動を続けていきたいです」(Iさん)



演劇部 profile | |
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●活動日/活動時間 |
月・火・水/15:30~17:30 土/13:30~17:30 |
●部員数 |
中学生30人(男5、女25) 高校生20人(男4、女16) |

※取材日、練習に参加していた演劇部の部員が集合!
かるた同好会
初心者大歓迎!
個とチームの力を鍛えて
全国大会にも出場

競技かるたA級をもつほか、合格率5%前後の最難関の国家資格「気象予報士試験」にも合格。
「地学の授業がおもしろく、興味をもったことから挑戦しました。将来の夢は『医師かパイロット』を志しています」
かるた同好会は、部長を務めるE・Kさん(新高2)が、中1のときに立ち上げた団体です。火曜日と木曜日の週2回、中高生が共に活動しています。床からかるたを勢いよくはらう動作があるため、普段の練習は、床のやわらかい柔道場で行っています(取材日は都合により剣道場で実施)。
「市川に入学したときからかるたに興味があり、『学校の部にないなら、自分が作ろう』と考えてメンバーを募り、中1のときにかるた同好会を立ち上げました。ぼくを含めてほとんどのメンバーがまったくの初心者からのスタートでした。まず個人として着実に級を上げていき、同好会の団体メンバーの中でも切磋琢磨しながら実力を磨いています。
同好会としての目標は、今後も団体戦で実績を残して部活動に昇格すること。個人としては、もっと力をつけて、A級のみが参加できる大会で実績を残したいです」(Eさん)
実践の積み重ねがものをいう競技のため、普段の練習から試合形式で取り組んでいます。集中力に支障をきたさないように、暗記中および試合中は私語や騒音はもちろん、ちょっとした動作も厳禁。試合中は、シーンとした空間のなか、読み手の声と札をはらう音だけが響いていました。
競技かるたにはAからEまでの5つの「級」があり、指定の大会に出場して一定の成績を収めるごとに、昇級していきます。同部には、最も位の高いA級の生徒が2名所属しており、部長のKさんもその一人です。
「公式大会では1日6試合行うこともあるため、競技かるたは、体力勝負の一面もあります。普段は試合形式の練習が中心ですが、過去には体力づくりのため、走り込みなど体力強化の練習を行ったこともあります」(Eさん)
かるたは個人戦だけでなく、団体戦も醍醐味です。かるた同好会は、2024年7月に行われた小倉百人一首競技かるた第46回全国高等学校選手権大会に出場し、ベスト8の成績を収めました。しっかりと全国大会に爪痕を残しています。
同校で同好会が部活動に昇格する条件は、3年間の継続に加え、活動の実績を残すこと。今後の目標について、Eさんはこう話してくれました。
「大会で十分な実績を残すことができたので、後は継続するのみ。せっかく立ち上げた同好会なので、ぼくたちがいなくなっても続けていけるしくみをしっかりと整えたいと思っています。後輩の育成にも力を入れ、個人の力を鍛えるだけでなく、チームとしてももっと強くしていきたいです。これからに向けては、初心者の入部ももちろん大歓迎です。先輩やコーチが基礎から教えていますので、ぜひ仲間に加わってください」(Eさん)



かるた同好会 profile | |
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●活動日/活動時間 | 火・木/15:30~17:30 |
●部員数 | 約35人 |

※取材日、練習に参加していた同好会のメンバーが集合!
主な実績
○2023年度
・小倉百人一首競技かるた 第25回全国中学生選手権大会(団体戦)千葉県代表メンバーとして出場
○2024年度
・小倉百人一首競技かるた 第26回全国中学生選手権大会(団体戦)千葉県代表メンバーとして出場
・第48回全国高等学校総文祭(岐阜大会)小倉百人一首かるた部門 千葉県代表メンバーとして出場
・小倉百人一首競技かるた全国高等学校選手権大会千葉県最終予選 優勝
・小倉百人一首競技かるた 第46回全国高等学校選手権大会 団体戦 全国ベスト8
・第109回全国職域学生かるた大会E級 準優勝
・第31回関東地区高等学校小倉百人一首かるた大会選考会 準優勝
市川中学校
〒272-0816 千葉県市川市本北方2-38-1
TEL:047-339-2681
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