私立中高進学通信
2021年特別号
Students’chat spot
市川中学校
生徒主体でさまざまな行事を
企画・実現
学校行事の企画・運営について語る学級委員のみなさん。
左から三輪琥太郎さん、太田悠晴さん、山中昊太さん、本間実咲さん、望月佳穂さん(全員中3生)。
同校の学級委員は各クラスから3名ずつ選出され、中3の学級委員会は27名で組織されています。今回は、その中から学級委員の5名に集まっていただきました。2021年度の1学期には交流会や学芸イベントが開催され、2学期には文化祭やクラス対抗ミニゲーム大会などが予定されています。コロナ禍でさまざまな制限がある中、学校行事の企画・運営に携わるメンバーの思いを語っていただきました。
今回のメンバー
山中さん山中さんは同校を「環境も、先生も、生徒も良い学校」と絶賛。吹奏楽部でパーカッションを担当し、数少ない男子部員との交流も楽しんでいます。
望月さん「学級委員の仲間がいるから頑張れる」と話す望月さんは、生徒の前で話す機会が多く、人とコミュニケーションをとることが得意。応援部に所属。
本間さん人とのつながりが校内の仕事に結びつくことが楽しく、「学級委員の仕事で人脈が広がった」と実感する本間さん。部活動は吹奏楽部でクラリネットを担当。
三輪さん三輪さんは、クラス対抗ミニゲーム大会の責任者として百人一首大会を企画中。鉄道研究部と文芸部に所属後、現在は学級委員の仕事に専念しています。
太田さん図書館機能を持つ第三教育センターがお気に入りの太田さん。「1日5冊ずつ読んでも6年間では読みきれない」と目を輝かせます。バスケットボール部所属。
コロナ禍で失われた学校行事を取り戻したい!
――中2の時には、新型コロナウイルスの影響で多くの学校行事が中止・延期になったそうですね。
山中さん
2020年度の学校行事は例年通りにはできないとわかり、学年主任の先生から「年間行事予定表を作成してみないか」と提案があり、失われた行事をどのように立て直すかを学級委員が中心となってクラスで話し合い、活動を始めました。たとえば体育大会は、これまで中学3学年合同でしたが、大人数での実施は難しくなったため、自分たちの学年だけで実施しようと発案され、中2だけの学年体育大会にしたのです。
望月さん
その体育大会祭が成功し、「中3ではもっと大きなものにしたい」という声が大きくなりました。文化祭には吹奏楽部やオーケストラ部の発表や、個人や有志団体の発表の場となる「学芸部門」というものがあります。2020年度の文化祭では、クラス展示ができなかったので、せめて「学芸」だけは実現させたいと、山中さんと本間さんと私は担当責任者として、何度か先生にプレゼンをしました。1回目は許可が下りず、2回目で1月開催予定は可決されたものの、緊急事態宣言が出たため、中止になってしまいました。残念に思っていたところ、体育大会の責任者の生徒が、中3の6月に行う体育大会の時に「学芸を一緒にやらないか」と声をかけてくれたのです。
――体育大会と学芸を合わせた学年行事にしたのですね。
本間さん
はい。開催決決定が2021年4月の終わりごろで、準備期間は1カ月ちょっと。照明や音響も使った本格的なものにするため、係をしっかり決めて練習や打ち合わせを繰り返しました。体育祭+学芸の開催日の少し前には、別の大きな企画もあり、私と山中さんはそちらの幹部も兼ねていたので、準備を行うためのスケジュール管理が大変でしたね。
――別の大きな企画とは何ですか?
三輪さん
中1と中3、または中2と中3対象の、2学年交流会です。中1が上級生に学校行事や校歌などを教わる授業時間内のイベントがあって、それが中止になったので、代わるものとして設けられたのです。
太田さん
2021年5月に行われた1・3交流会(中1と中3対象)では、各クラスでZoomを使った謎解きゲームを行い、僕と三輪さんは進行役を担当しました。進行中は、セリフに詰まったり、謎解きの答え合わせの順番を間違えてパニックになったりして大変でした。でも、みんな笑って楽しんでくれましたし、「良かったよ」と言ってもらえたのがうれしくて、「またやりたいな」と思いました。
三輪さん
企画を盛り上げるため、僕たちは二度と出せないようなテンションで進行役を務めたよね(笑)。僕自身は、自分がトップに立つよりは与えられた仕事を自分なりにアレンジを加えたり、盛り上げるにはどうすればいいかを考えたりするほうが得意だと気づく機会になりました。
太田さん
人前で話すことは、最初はとても緊張しましたが、始めてしまえば途中からは慣れてきます。僕たちの学校では、英語や国語の授業でスピーチをする機会が多いのですが、その時も「あの進行ができたのだから大丈夫」と思えるようになり、自分に自信がついたと思います。
感謝の言葉や仲間との絆など、得るものは大きい
――行事の企画・運営の経験を通して、自身の成長を実感されているようですね。学校の教育方針の一つである「第三教育=自分で自分を教育する」にもつながっているようです。
望月さん
ゼロから企画を実現させるのは大変なことです。行事の前にみんなで夜にオンラインでミーティングを重ねたりしましたが、思い通りに進まないこともあり、何度も心が折れそうになりました。でも、企画が何とか成功した時や、みんなから「ありがとう」と言ってもらえた時は、うれしくて報われます。達成感を一度味わうと、やめられないですね。“仕事中毒”になっているかもしれません(笑)。学級委員の仕事は、“自分で自分を教育すること”にもなりますし、“仲間から学ぶことも多い”と実感しています。同じ苦労を分かち合った仲間との絆は大きなものです。
今、私は学級委員の活動と部活動、勉強に加えて、外部団体のイベントにも参加しています。先生からは、「二兎でも三兎でも追いなさい」と後押ししていただいています。この経験は、将来自分の役に立つと思ってチャレンジしています。
本間さん
同じ目標に向かって一緒に作業していると、団結力が生まれることを知りました。私は、2021年度の入学式で装飾を担当することになり、その際に時間も人手も足りなくて、学級委員以外の生徒にも応援を頼むことにしました。すると、休日にもかかわらず、想像以上にたくさんの人が学校に来て手伝ってくれたのです。人と人がかかわりながら仕事をすることは楽しいと心から思いました。私がデザインしたステンドグラスアートがみんなの力で完成し、窓に貼って光が当たった時は感動しました。

――素敵な経験をされましたね。
本間さん
もちろん、悩んだり苦しかったりする場面もあります。私は吹奏楽部に所属していますが、企画の準備で学級委員の仕事が忙しく、コンクール前なのにどうしても部活動に出られないことがあり、それを理解してもらうのが大変でした。ただ、理解を求めて説明することを通して、コミュニケーションの勉強になったと思います。学級委員のいちばん大事な仕事は、先生と生徒の橋渡しだと思うので、こうした経験で培ったコミュニケーション力で、これからもしっかりと仕事をしていきたいです。
山中さん
僕は、小学生のころは勉強するか本を読むことぐらいしかしたことがありませんでした。でも、市川に入って、世界が広がったことを実感します。学級委員の仕事にはつらいことや大変なこともあるのですが、学校生活ではいろいろなことに幸せを感じています。キャッチコピーのようですが、「市川は夢をつかめる場所」だと思います。
――「学校行事の成功」も、夢の実現の一つですね。今後の企画の予定を聞かせてください。
三輪さん
クラス対抗ミニゲーム大会を行う予定です。昨年度初めて行ったのですが、その時は幹部の人手が足りなくて、ルールの設定などが甘くなり、期待していたようには盛り上がりませんでした。今回は僕が責任者になったので、昨年の反省点を活かし、学級委員のみんなと協力していこうと思っています。

太田さん
僕と三輪さんは“本の虫”仲間なんです。中2の時から互いにお勧めの本を紹介し合って、読書をしていました。その三輪さんに誘われて僕は今年から学級委員になり、気づいたらミニゲーム大会の副責任者になっていました(笑)
三輪さん
それはまあ(笑)。太田さんと一緒に頑張りたいと思って。
望月さん
文化祭では、中3はクラスごとに演劇を出し物として行う「演劇祭」の準備を進めています。クラスで賞を競うことになるので、盛り上がると思います。2020年度はいろいろなことができなかった分、今年は中学最後の学年ですし、楽しみたいですね。
山中さん
楽しい行事を開催して卒業アルバムに思い出がたくさんのるようにしたいよね。今後の予定も成功するよう、頑張りたいです。

――2021年度の中3生ならではの企画は、まだまだ盛りだくさん。思い出はさらに増えていきそうです。
市川中学校
〒272-0816 千葉県市川市本北方2-38-1
TEL:047-339-2681
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