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私立中高進学通信

2021年特別号

注目!News and Topics

国本女子中学校

2023年度入試より英語と教養に
注力した新しいコースが誕生

校舎内にある「KAIS」

校舎内にある「KAIS」

ダブルディプロマコースと
リベラルアーツコースが1つに

 しなやかな強さを持つ女性を育成する「新しい時代の女子教育」を目指す同校は、2020年度入試から、ダブルディプロマコース(以下DDコース)とリベラルアーツコース(以下LAコース)の2コース制で募集を行ってきました。

 DDコースは、高度な英語力を身につけて日本とカナダ両方の高校卒業資格を取得し、国際人としての感覚を持ってグローバル社会で活躍できる人材を育てるコースです。一方のLAコースは、充実した教科横断型学習、課題発見・問題解決型学習、同校独自のキャリア教育プログラムを通じて、自分らしい生き方と将来の専門性を拓くコースです。

 2023年度入試では、DDコースとLAコースの特色を合わせた、新しい1コース制での募集が始まります。入試広報部長の倉持宣良先生に新しいコースの特徴をうかがいました。

「DDコースで培った英語教育と、LAコースで注力した教養プログラムとの、それぞれのコースのよい部分をミックスしたカリキュラムを組みます。
 英語の授業は週6コマを予定しています。本校の英語教育の特徴は、日本人教員による英語の授業と併行して、カナダ・アルバータ州の認定教員のデザインによる北米のプロジェクト型学習(=知識を知識だけにとどめずに、身近な問題を解決するために知識を活用する学習)によって課題解決力を育成すると共に、『話す』『書く』といった英語のアウトプット能力の養成を行います。
 教養プログラムでは、激動する時代に対応し、夢に描くキャリアを実現するために、多様な分野の専門家にお話をうかがい、学術的な関心や生き方に関して刺激をいただき、人間力の礎を創る学びの活動を行います。日本語、草木染め、女性の健康、ヨガ、心の健康、いのちのスープ、SDGsなど、テーマは多岐に渡ります。また、《自分史:自分を大切にできるレッスン》の作成を通じて自己肯定感を育みます」(倉持宣良先生)

2023年度ダブルディプロマ(DD)コースを高校に設置し
日本とカナダの高校卒業資格取得を目指す

「高校のDDコースでは、本校だけでなく、同じ校舎内にあるKunimoto Alberta International School(KAIS)の生徒として2つの学校の授業を受けて、ダブルディプロマ(2つの高校卒業資格)取得を目指します。
 KAISはカナダ・アルバータ州教育省認定のインターナショナルスクールです。厳格に決められた教育プログラムに沿った、世界でも高い水準の教育を行います。自分で考え、互いの意見を尊重し、課題に取り組むのが特徴です。DDコースの授業のうち、約3分の2がAll Englishで行われるカナダの高校教育課程の授業になります。
 高2では、カナダ研修に参加し、カナダの高校卒業資格取得に必要な単位の取得を目指します。また、任意参加の1年間の長期留学制度もあります。
 カナダをはじめとした海外大学への進学や、グローバルな環境での学びに関心のあるお子さんや保護者の方には、ぜひ注目していただきたいです」(倉持宣良先生)

カナダでの研修や留学制度があります。

カナダでの研修や留学制度があります。

『ひとりひとりが自分の頭で考え、
自分の言葉で想いを伝えることができる人になってほしい』
坂東修三校長坂東修三校長

 2021年4月に同校に赴任した坂東修三校長は、生徒たちがこれからの新しい時代に求められるリテラシーを身につけることに注力しています。

「本校は、2020年を《KUNIMOTO改革元年》と定め、社会のグローバル化が進んだ、AlやIoTの活用でつながる《Society 5.0》の時代に活躍する女性を育成することを目指しています。
 新しい時代に求められることのひとつに、ICTと英語をコミュニケーションツールとして使いこなす力がありますが、真のコミュニケーション能力が成立するためには、知性や教養だけでなく、本校の創立者、有木春来の信条である『ひとに善かれかし』という《利他の精神》に象徴される、豊かな内面性が必要です。
 生徒たちには、『一人ひとりが自分の頭で考え、自分の言葉で想いを伝えることができる人になってほしい』と朝礼講話や始業式、終業式などの折に触れて話をしています。自分の頭で考えることこそが、内面性を豊かにするために必要なことです。
 そして、自分の頭で考えるためには、社会のルールや規範として当然とされていることを疑ってみることも大切です。ルールや規範は時代によって変わることもありますし、それに適応するだけでは自分で考えていることにはなりません。
 本校は女子校ですが、『女性らしい』という表現を一つとってみても、『女性らしさを決めるのはだれ?』『役割の押し付けになっていないか』『女性という枠にとらわれていないか』など、考えてほしいことはたくさんあります。
 日本の社会の現状は、ジェンダーギャップ指数ランキングにおいて世界156か国中120位(2020年)というデータが示しているように、ジェンダーバイアスが深く根を張っています。生徒たちが将来活躍できる社会とはどんな社会なのか、生徒自らが新しい気づきを得られるような教育を行いたいと思っています。そして、生徒たちが新しい時代を、自立した大人として、力強くしなやかに生きていくことにつなげていきます」(坂東修三校長)

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