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これで安心!
わが子にピッタリの志望校の選び方

4.Q&Aで学ぶ 中学受験成功のカギ
回答者 藤田 利通先生(栄光ゼミナール 教務部教務課)回答者 藤田 利通先生(栄光ゼミナール 教務部教務課)

栄光ゼミナールの先生に、中学受験に挑む保護者からの質問に答えていただきました。いよいよ受験学年となり志望校を決めるこの時期の悩みをズバリ解決します!

Q1 志望校はいつまでに決めればよいでしょうか?

――A1 小6のはじめに志望校の候補、小6の夏休みまでに第1志望校、小6の12月までに併願校を決めましょう。

 小6の夏休みはとても重要です。この大切な時期に第1志望が決まっていれば、明確な目標のもと、解決すべき課題を克服することができて、志望校合格に大きく近づくことができます。また、受験生のやる気が向上して、自立学習を充実させることができます。9月以降は志望校判定テストや過去問演習が中心です。また、学校ごとの説明会も多く開催されます。併願校は、それらの様子を見ながらじっくりと決めていきましょう。

Q2 わが家では親子で志望校が異なり、困っています。子どもの希望に沿う志望校にすべきでしょうか?

――A2 子どもの希望をくみつつ、親子で納得のいく志望校を複数決めましょう。

 志望理由を調べてみると、親子で共通して多いのは「教育方針・校風がいい」です。説明会やイベントで学校を訪れて決定していることがわかります。それぞれで見ると、子どもは「施設」「部活動」「学校行事」「制服」が多いのに対し、親は「通学時間」「大学合格実績」「指導内容」が多いようです。この違いをふまえ、お互いの志望理由を聞きながら十分に相談し、納得できる志望校を選択しましょう。子ども本人が「合格したい!」「進学したい!」と思う状態をつくることが成功のカギです。

Q3 志望校の合格ラインと現在の学力に大きな開きがあります。ランクを落とすべきでしょうか?

――A3 小6の9月以降、志望校判定テストや過去問の結果を見て、本人と塾の先生と相談し決めましょう。

 第1志望は安易に変えないほうがいいです。今まで頑張る原動力となっていた目標を見失ってしまうからです。しかし、無謀な入試も避けたいところ。小6の9月以降、過去問演習をする際に、合格点との差、入試問題との相性を見て判断しましょう。志望校を変更するときは、「ランクを落とす」ではなく、「入試問題との相性がよく、合格点がとりやすい」ことを判断材料にしましょう。その際は、子どものことや学校や入試問題についてよく知っている塾の先生と相談して決めましょう。

Q4 公立中高一貫校、私立中学校の両方を受験する予定です。それぞれ、どのようなことに注意して選べばよいでしょうか?

――A4 公立中高一貫校が第1志望の場合は、適性検査型の入試を行う私立中学校を併願するといいでしょう。

 公立中高一貫校を第1志望とする受験生に向けて、多くの私立中学校で適性検査型の入試を行っているので、入試の日程や入試問題を確認して選びましょう。また、進学することも考えて、適性検査型の入試で入学した生徒の状況を確認しておきましょう。私立中学校を第1志望とする場合は、入試問題、入試日程、合格発表日や手続き締め切り日に注意しましょう。特に、入試問題の対策は塾の先生と相談して決めましょう。

Q5 自宅から志望校までの通学時間が2時間近くかかることが心配です。別の学校を選ぶべきでしょうか?

――A5 通学時間の平均は60分くらいです。2時間だと負担になることもあるでしょう。

 6年間、早朝から電車に乗ることを考えると、通学にあまり長い時間はかけたくないものです。7割の生徒が通学時間70分未満であるとも言われています。学校によっては通学時間を90分以内と指定したり、通学可能な地域を限定したりするところもあります。しかし、長時間でも乗り換えがない、電車がすいているなど条件が合えば通学は可能かと思います。「いい学校であればどれほど時間をかけてでも……」と思うかもしれませんが、負担を考慮して冷静に判断しましょう。

Q6 子どもの志望動機が「制服がかわいい」だけなのが気がかりです。制服以外の点も注目させるにはどうしたらよいでしょうか?

――A6 HPや学校案内を確認して学校からのメッセージを受け止め、多くの魅力にふれましょう。

 子どもの志望理由で多いのは「施設」「部活動」「学校行事」「制服」など「目に見えるもの」です。これらは立派な動機ですから大切にしましょう。しかし、学校の魅力はそれだけではありません。「校風」「教育方針」「指導内容」など「目に見えないもの」や、「先生」「先輩」「地域」などさまざまです。学校をチェックする際に、これらの項目を意識するように声をかけてみましょう。

Q7 模試の判定結果が悪く、ショックを受けている様子です。どのように声をかけたらよいでしょうか?

――A7 「入試問題とは違うので、判定結果はあくまでも参考である」ことを伝えましょう。

「いつもよりミスが少ない」「苦手なところができた」など努力の成果を誉めましょう。さらに各教科の分析資料を使って、「ここはできたはず」の問題を確認しましょう。模試は苦手を発見し解決に導くためのツールです。次の模試に向けて話し合い、目標を設定しましょう。親子で落ち込まないこと、前向きな言葉をかけること、冷静に分析することの3点に注意して声をかけましょう。

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