2023年度の共学化を機に、劇的な進化を遂げている自由ヶ丘学園高等学校。1930(昭和5)年の創立以来、一貫して「自由主義教育」を掲げてきた同校は、まもなく迎える創立100周年を前に、大きな転換期のなかにいます。その象徴として、2025年冬に完成したのが「新7号館」です。再編されたコース制、深化する探究・STEAM教育。この新しい学び舎は、理想の教育を具現化し、次世代の学びを実装するための新たなステージとなります。
2023年度の共学化を機に、劇的な進化を遂げている自由ヶ丘学園高等学校。1930(昭和5)年の創立以来、一貫して「自由主義教育」を掲げてきた同校は、まもなく迎える創立100周年を前に、大きな転換期のなかにいます。その象徴として、2025年冬に完成したのが「新7号館」です。再編されたコース制、深化する探究・STEAM教育。この新しい学び舎は、理想の教育を具現化し、次世代の学びを実装するための新たなステージとなります。
自由ヶ丘学園は「未来の学びと知の創造」をテーマに、PBL(課題解決型学習)や探究学習、STEAM教育などを導入し、2024年度からは3コース制(PG:プログレス)、(AD:アドバンス)、(AC:アカデミック)を展開しています。ICT活用や企業連携を含む実践的な学びと生徒の主体性を重視しており、こうした新しい学力観を育てるために「新7号館」が建設されました。
新7号館の3階、最上階に位置するのは、この校舎の象徴とも言える『100周年記念ホール』です。ここは、卓球部やダンス部の活動、体育の授業といった日常の風景から、音響・映像設備を駆使した本格的なコンサートや学校説明会まで、多彩なシーンで活用されています。
「2025年12月には、吹奏楽部によるクリスマスコンサートを開催。学内外へ向けた“表現の場”としての新たな一歩を踏み出しました。スピーカーやスクリーンなどの設備も充実しており、今後はさらに多目的に活用していく予定です。このホールが、生徒たちの豊かな表現を支える拠点になればと考えています」(広報担当)
2階に位置する『721 Studio』と『723 Studio』。ここは、単なる教室ではありません。
机・椅子・パーテーションを動かし、人数や目的に合わせて空間をデザインできます。移動式ホワイトボードを使えば、一つの教室を複数のグループに分けて活用することも可能。
複数のモニターや音響設備を完備。
STEAM教育をはじめとする、クリティカルシンキングやロジカルシンキングを鍛える授業、プレゼンテーションを伴う探究活動など、多様な学びを展開。
「広くも、小さくも使える空間が、新しい学びには必要でした」と広報担当者は語ります。放課後には部活動のミーティングなどにも活用されており、生徒主体の利用が徐々に定着しつつあります。
『721Studio』(2階)。大きな窓の外にはテニスコートが。従来のグラウンドに加え、部活動の活動場所が分散され、よりのびのびと活動できるようなります。
『721Studio』(2階)。ホワイトボードやモニター、スピーカーなどの設備が充実。アイデアを出し合い、発表する学びにぴったりです。
『721Studio』(2階)。アウトドアのようなチェアを配置。リラックスした雰囲気のなかで、自由な発想が生まれます。
『723 Studio』(2階)。廊下を挟んで向かいにある、もう一つのStudio。721とは雰囲気が異なり、使うたびに新鮮な気持ちになります。
『723 Studio』(2階)。体の向きや動きを自由に変えられるユニークなチェア。探究学習にも最適です。
1階に、生徒の探究心を解き放つ『理科実験室』と『家庭科調理室』が誕生しました。クリーンベンチや局所排気装置を備えた、大学の研究室さながらの開放的な空間です。
「ここに来ると、生徒の表情が変わるんです。この本格的な雰囲気が、理科への向き合い方そのものを変えていると感じます。科学部の活動にも少しずつ変化が生まれています。これまでのロボット製作に加え、骨格標本づくりなど生物分野へも活動が拡大。環境の変化が学びの多面化を引き出しています。現在は授業の在り方を試行錯誤している段階ですが、“自ら問いを立て、深く掘り下げる”という、教科書を越えた探究学習を、この場所からさらに発展させていきます」(理科教員)
オープンスクールでは、この実験室ならではの公開実験も予定。受験生必見です。
理科実験室の水場。使わない時は収納でき、広々としたスペースで実験に集中できます。
家庭科調理室にも最新の設備が整い、IHコンロやオーブンを完備。今後は近隣周辺のカフェと連携した、独自の調理実習も計画中。学校の枠を越え、社会とつながる実践的な学びの場をめざします。
家庭科調理室。これまでできなかった調理実習が可能に。今後は学内カフェとのコラボイベントも検討しています。
家庭科室で使用する食器類。黒と茶で統一されたデザイン。料理だけでなくセンスも自然と磨かれます。
調理実習用のIHコンロとオーブン。安全に楽しく調理実習が行えます。
新7号館は、コース制改革、探究・STEAM教育、共学化という教育改革のなかで誕生した、次世代の学びのフィールドです。伝統を継承しつつ、社会と協働して新しい価値を創造する人材育成をめざし、創立100年に向けて自由な学びの空間を提供します。
2階と3階をつなぐ開放的な階段。創立時から継承されてきた「自由と創造」の思いと、これからの100年に向けたメッセージが壁一面に描かれています。
明るく清潔感のあるトイレ(更衣室併設・女子は2階/男子は1階)には大きな鏡を設置。動線を考え、部活動の前後も使いやすくなっています。
新7号館は廊下も含め全てにエアコンを完備。どこにいても快適に過ごせる環境が整っています。
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