Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

100年を超えて受け継がれてきた
“ものつくり教育”

文理未来コース2年生のHさん(右)と特進コース1年生のNさん(右)
日本工業大学駒場高等学校

〒153-8508
東京都目黒区駒場1-35-32

TEL:03-3467-2130

学校情報 学校HP

感性が磨かれる
ものつくりの魅力

 1907(明治40)年に「東京工科学校」として誕生した日本工業大学駒場高等学校は、100年以上にわたり“ものつくり教育”を実践してきました。2023年には116年に及ぶ工業教育運営を終了。普通科専一校となってからも、さまざまな工作機械などの施設・設備をはじめ、ものつくり教育の精神は先生方によって、あるいは先輩から後輩へと脈々と受け継がれてきました。2024年には松林孝先生によるみんなの工作室「松林工房」が誕生し、生徒たちのアイデアを形にしています。

 現在設置されているのは「特進」「総合進学」「文理未来」の3コース。今回は普通科になった今も残る伝統の“ものつくり教育”から、特進コースの「ものつくり講座」、文理未来コースで通年取り組む「ものつくり体験」を取材しました。

 特進コースでは、工夫する楽しさ、仲間との協働、座学だけではない感性を、1年次に年間を通して磨いていきます。総合進学コースでも芸術科目の一つとして「工芸」の授業を設置し、ものをつくる体験ができます。文理未来コースでは、1年次に「基礎ものつくり理論編・技術編」として、俳句つくり箸製作スプーン製作オリジナルノート製作箸袋と和食調理実習羊毛フェルト製作、2年次に「科学技術史」と「応用文理I」として、作曲クロスステッチの時計マグカップ製作椅子製作ネクタイピン製作ラジオつくり、そして3年次の「応用文理II」で住宅模型浴衣製作真空管アンプ製作とんぼ玉製作スチームエンジンカー製作マイクロロボット製作より2つを選択し、3年間のものつくりの授業を通して、柔軟な発想力や自己の表現により社会を生き抜く力の養成をします。特設科目(総合的な探究の時間)として、年間2単位ないし3単位程度の授業を展開し、幅広い意味でのものつくりを行っていきます。一方で、普通科目も大切にし、2年次からは他のコースと同じく文理で分かれます。

 日駒で体験できる“ものつくり”には、形になるものもあれば、そうでないものもありますが、どちらも生徒の「何かいいものを作ってみたい」「もっと新しいことを考えてみたい」「創意工夫をしてみたい」という創作意欲を刺激しています。

「自分が形にしたいもの」に出会える学校生活

新井志穂先生・美術科・美術/アートクラフト部顧問「美術部では絵画制作をはじめ、陶芸や指輪作りなどの工芸制作にも取り組みます」 新井志穂先生
● 美術科
● 美術・アートクラフト部顧問
「美術・アートクラフト部では絵画制作をはじめ、陶芸や指輪作りなどの工芸制作にも取り組みます」

 工業高校としてスタートした日駒には、機械、建築、電気などの基礎を学べる施設・設備がそろっており、旋盤やフライス盤など、普通科では見ることのない機械に新入生は興味津々なようです。部活動の「ものつくり部」では、機械班、自動車班、SL班、建築班に分かれ、工作機械を駆使してさまざまなものを製作しています。

「文理未来コース」のカリキュラムは、1・2年次に1年間で6作品を作ります。4週で1作品というペースで、1年生は俳句つくり、箸、スプーン、羊毛フェルト製作などに取り組みます。3年生は「応用文理Ⅱ」という特設科目で、前期と後期にそれぞれ1作品、自分で選択したものを製作します。

 私が担当する2年生の授業では、陶芸でマグカップを作ります。制作に入る前に、まずは既製品や先輩の作品を観察して、使い心地の良さはどう作られているのかを考えます。ただ陶芸を体験する、マグカップという形を作るということだけに留まらず、使う人や使う場面を想像して意図して形作る経験をしてもらいたいと思っています。

 自分のなかのイメージを形にする過程において、生徒たちは「何か違う」「もっと良くしたい」「どうしたら良いだろう」と感性を働かせて観察し、考えて、判断をしていきます。より良くしたいという理想を追い求める姿勢と、理想を実現させられた経験は、生徒たちが生きる世界を豊かにしてくれるものと思っています。本校ではさまざまな分野のものつくりを体験するので、自分が夢中になれることにきっと出会えるはずです。

授業で取り組む作品の数々(一部)。生徒の創作意欲をかきたてます。授業で取り組む作品の数々(一部)。
生徒の創作意欲をかきたてます。

ものつくりとは未来をつくること

小澤美恵子先生・情報科 羊毛フェルト製作の授業で、ご自身の作品を身につける小澤先生。 小澤美恵子先生
● 情報科・技術科
羊毛フェルト製作の授業で、ご自身の作品を身につける小澤先生。

 私が担当する情報の授業では、スマートフォンを使う際のマナーやモラル、著作権に関する法律などの知識を得たうえでプログラミングの初歩を学びます。単なる操作スキルの習得にとどまらず、電子回路の基礎からコンピュータの応用まで、幅広い分野に取り組みます。レーザープリンタで作品を製作する授業もその一つです。

 ものつくりは形に残るものもあれば、形にならないものもある非常に幅広い世界です。技術の基礎を学ぶことは大切で、その基礎知識は新しいものを生み出すためのものとなります。日駒の教育を通して、“ものつくり=未来をつくる”ということに気づいてくれたらうれしいですね。

レーザープリンタを活用した授業風景。論理的思考と豊かな創造性を結びつける実践的な取り組みです。レーザープリンタを活用した授業風景。
論理的思考と豊かな創造性を結びつける実践的な取り組みです。

生徒Voice1

積極性が出てきたものつくり

Hさん(高2)・文理未来コース Hさん(高2)
・文理未来コース

Q:日駒に興味をもったきっかけは?

A:中学生の頃から被服や折り紙など、何かを作ることが大好きでした。日駒の学校見学に訪れた際、金属を加工する工具や陶芸の道具など、初めて見る道具に圧倒されたのを覚えています。同じクラスに「美術・アートクラフト部」に所属している生徒がいて、レジンやとんぼ玉を作っています。

Q:ものつくりの体験で製作したものは?

A:1年生の時に体験した俳句つくりでは、俳句に合った絵を描こうと思い、ナンテンの実を描きました。また、箸製作で完成させたお箸は自宅で愛用しています。2年生ではマグカップ製作を選択し、持ち手は曲線ではなく直線のほうが持ちやすいと思い、四角い形のデザインにしました。カップの高さや色は、自宅にある食器を参考にしながら決めました。

Q:ものつくりの魅力と将来の目標は?

A:日駒で仲の良い友達ができ、一緒に楽しくものつくりをしています。友達や先輩の作品を見ると創作意欲がわいて、自発的に何かを作ってみたいと思うようになりました。将来は保育や幼児教育に関わる仕事に就きたいと考えています。日駒で経験したことを活かし、子どもたちに“ものつくり”の楽しさを教えられたらと思っています。

Q:これから挑戦したいと思っていることは?

A:私は2年生になって「料理愛好会」に入りました。お菓子から普段の定番料理まで色々なものを作ります。最近ではショートケーキを作り、次はバレンタインにまつわる料理を作る予定です。そして現在ハマっているのは「編みぐるみ」で、キャラクターものなどにも挑戦したいと思っています。

クロスステッチの時計では、モチーフに花を編み込んでみました。持ち手にこだわって製作したマグカップは自信作。達成感のあったクロスステッチの時計では、モチーフに花を刺しゅうしました。
持ち手にこだわって製作したマグカップは自信作。

生徒Voice2

初挑戦のハンダ付けに
ものつくりへの期待が膨らみました

Nさん(高1)・特進コース Nさん(高1)
・特進コース

Q:日駒の志望理由は?

A:祖父が茶園を営んでおり、ショベルカーや茶摘み機など専用の農機具を日常的に扱ってきたため、幼い頃から機械に触れることには慣れていましたが、日駒に入学したら見たことのない機械がたくさんあることに圧倒されました。また、小型のSLが並んでいる部屋にも驚きました。そこは「ものつくり部」が活動している部屋で、時々SLの整備をしている音が聞こえてきます。

Q:ものつくり講座で最初に作ったものは?

A:僕は最初の授業でオリジナルノート製作に挑戦しました。父と僕が阪神ファンなので、阪神タイガースのロゴや選手の写真を貼って、黄色を基調とする表紙を作って父に贈りました。「使いやすい」と言ってくれたのが、とてもうれしかったのを覚えています。

Q:印象に残っている製作物は?

A:ラジオつくりではキットを使ったのですが、ハンダ付けは初めての経験でした。アクリル板を通して見える抵抗器は、色によって抵抗の値が違っていて、少しでもミスをしたらラジオが鳴らないので緊張しました。ラジオはスマートフォンで聴けるため今まで使ったこともありませんし、「ラジオなんて本当に自分で作れるの?」「音は出るの?」と思っていたので、ラジオの周波数を合わせてパーソナリティの声が聞こえてきた瞬間は感動しました。「ハンダ付けをすれば、他のものもつくれるんだ」と期待が膨らみました。

Q:これから挑戦したいと思っていることは?

A:特進コースのものつくり講座は1年間だけですが、やりたいと思えば何でも作れる環境が整っています。夏休みには溶接の講座があり、受講すると溶接の免許が取得できます。免許を取得することで、夢がどんどん膨らんでいきます。

 将来はパソコンで地図を作ってみたいです。僕は地理が好きで、家族でつくば市を訪れた際、国土地理院の大きくて立派な建物を見て「ここで働きたい!」と強く思いました。夢に向けて、まずは2年生になったら学校にあるさまざまな設備を使って、新しいことに挑戦したいと思います。

最初に経験したラジオ製作で、初めてラジオの仕組みを知りました。最初に経験したラジオ製作で、初めてラジオの仕組みを知りました。
取材当日、「ものつくり部」がSLの整備に取り組んでいました。文化祭では前庭に設置されたレールの上をSLが走ります。写真一面のSLは地方のイベントなどに貸し出されることもあるそうです。取材当日、「ものつくり部」がSLの整備に取り組んでいました。
文化祭では前庭に設置されたレールの上をSLが走ります。
写真一面のSLは地方のイベントなどに貸し出されることもあるそうです。

学校情報

共学
日本工業大学駒場高等学校

〒153-8508
東京都目黒区駒場1-35-32

TEL:03-3467-2130

イベント申込 ネット出願
学校情報 学校HP

進学なび掲載情報

この学校の掲載記事をピックアップしました。

1907(明治40)年に「東京工科学校」として誕生した日本工業大学駒場高等学校は、100年以上にわたり“ものつくり教育”...

この記事を見る

進路を見据えた「特進」「総合進学」「文理未来」の3コースを用意し、各コースに“ものつくり”を軸とする探究や課題解決に取り...

この記事を見る
100年を超えて受け継がれてきた“ものつくり教育”授業・カリキュラム

1907(明治40)年に「東京工科学校」として誕生した日本工業大学駒場高等学校は、100年以上にわたり“ものつくり教育”...

この記事を見る
「日駒の学校生活」をテーマに語る女子生徒と女性先生の座談会インタビュー&メッセージ

進路を見据えた「特進」「総合進学」「文理未来」の3コースを用意し、各コースに“ものつくり”を軸とする探究や課題解決に取り...

この記事を見る
ページトップ