東亜学園高等学校では、生徒の主体的な学びを支える独自の自立学習支援システム「D-Projects」を導入しています。正式名称は “DREAMS COME TRUE PROJECTS”。“PROJECTS” の「S」には、“生徒一人ひとりの夢をかなえるために”という想いが込められています。このD-Projectsについて、進路指導主事の村山直樹先生と実際に活用している生徒にお話を聞きました。
東亜学園高等学校では、生徒の主体的な学びを支える独自の自立学習支援システム「D-Projects」を導入しています。正式名称は “DREAMS COME TRUE PROJECTS”。“PROJECTS” の「S」には、“生徒一人ひとりの夢をかなえるために”という想いが込められています。このD-Projectsについて、進路指導主事の村山直樹先生と実際に活用している生徒にお話を聞きました。
村山直樹先生東亜学園では、生徒自身の興味・関心や適性を見極め、大学・短大・専門学校・就職など、それぞれの進路に向けて着実にステップを踏めるよう、講演会やガイダンス、実力テスト、模擬試験などを計画的に実施しています。
D-Projectsは強制される勉強ではなく、自ら考え、選び、挑戦するという一連のサイクルが成長の核心となっています。進路指導主事の村山直樹先生は、D-Projectsの意義について次のように話します。
「授業でわからなかったことや、もう一度理解を深めたい内容を、学校内で全て完結できる環境を整えています。部活動の後でも、単元別・レベル別に復習や演習に取り組めるのが特長で、生徒一人ひとりに合った学びを実現していきます」(村山先生)
D-Projectsの特筆すべき点は、授業と連動したきめ細かなサポート体制にあります。
受付では、その日の学習内容や目的を確認し、入退室を管理。専任のサポーターが生徒個々の状況に応じて学習内容についてアドバイスし、最適な演習プリントを提供します。
専用の自習ブースは全て独立型。周囲を気にすることなく学習に集中できます。静かな空間で努力する仲間の存在を身近に感じられる点も、学習意欲の向上につながっています。
自習中に疑問が生じた際には、難関大学に通う大学生チューターにいつでも質問可能。ホワイトボード付きの個室で、マンツーマン指導を受けることができます。日々の学習はもちろん、定期試験や入試対策まで幅広く対応しています。
D-Projectsは2017年に設置されました。運用から8年が経ち、現在では四年制大学・短期大学への現役合格率は90%以上。難関大学への合格者も年々増加しており、確かな成果をあげています。
「D-Projectsは毎日、多くの生徒が活用しています。定期試験前には自習席が満席になるほどで、利用希望者が多い日は公平性を保つために抽選を行うこともあります」(村山先生)
チューターの多くが“卒業生”である点も特徴の一つです。
「希望者向けの個別指導では、早稲田大学や慶應義塾大学などの最難関私立大学をめざす生徒に対し、実際にその大学に通う学生をチューターとして配置しています。学校行事や部活動との両立など、東亜学園での学校生活を熟知しているからこそ、生徒の気持ちに寄り添ったアドバイスが可能となります。
個別指導では、担任・チューター・保護者・生徒の四者で面談を行うこともあり、学習面だけでなく生活リズムや進路に対する目標意識までの支援を行っています。また、東大志望であれば東大生のチューターを配置するなど、目標に応じた柔軟な対応も可能です」(村山先生)
D-Projectsは平日の20時まで利用可能です。部活動の後に立ち寄る生徒も多く、長期休暇中は部活動の予定に合わせて学習スケジュールを組むことができます。また、タブレット端末を活用した模試の過去問演習や映像教材による予習・復習など、ICT環境を活かした学びも日常的に行われています。
「『集団指導よりも、自分には個別指導のほうが合っている』と感じて利用を続ける生徒が多く、D-Projectsは“自立した学習者”を育てる場として、着実に学校文化の一部として根づいています。
本校が何より大切にしているのは、学びに対する“能動性”です。設備を整えるだけでなく、生徒自身が「気づき」、主体的に学びを進めていけることを重要視しています。教えられる学習ではなく、自分で見つけ、活用し、使いこなしていく。そのプロセスを学校側が寄り添いながら支え、生徒たちを伴走していきたいと考えています」(村山先生)
栄 玲那さん(高2)英語と数学の個別指導を中心にD-Projectsを活用しています。静かで集中できる環境が最大の魅力です。数学は複数の先生が関わってくださり、自分がつまずいている原因をていねいに解説してくださるので、テストの得点アップにつながりました。英語はテスト対策に加え、英検対策にも取り組み、準2級に1回で合格できたことは何よりもうれしいことでした。また、高1の早い段階から進路について担任の先生と相談できる点も心強く、大学が身近な目標として見えてきました。学習面だけでなく、自己成長を実感しています。
鈴木明理さん(高2)
普段は復習やノート整理に、テスト前は自習室としてD-Projectsをフル活用しています。数学・英語・物理の個別指導を受け、学校教材と外部教材を組み合わせながら理解を深めています。家では集中力が途切れてしまうこともありますが、D-Projectsではごく自然に勉強モードに気持ちを切り替えられるようになりました。大学生チューターと進路について話すなかで、将来の選択肢や大学生活が具体的に見えてきた点も大きな収穫です。「予備校に通わなくても学校で十分」という実感があり、将来は国立大学への進学を目標にしています。
首藤壮次郎さん(高2)宿題や模試の復習、定期テスト対策の場としてD-Projectsを日常的に利用しています。家ではスマートフォンなどの誘惑に負けてしまいがちなので、「まずD-Projectsへ行く」ことが勉強へのモチベーションアップにつながると考えています。陸上部での活動後もすぐに立ち寄れるため、部活動と学習の両立がスムーズになり、周囲で頑張る仲間の姿に刺激を受けることも多いです。進路ガイダンスや面談を通して、生物分野への興味を深め、具体的に将来像を描けるようになりました。東亜学園に入ってから、自分で決断する力がついてきたのを実感しています。
左から鈴木さん、首藤さん、栄さん、進路指導主事の村山直樹先生。この学校の掲載記事をピックアップしました。