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今春、英語コースの1期生が巣立ちました!

1号館の地下1階「グローバルランゲージスクエア」にて撮影。毎年の国際交流プログラムの展示から、共立女子第二のグローバル教育の軌跡を感じることができます。
共立女子第二高等学校

〒193-8666
東京都八王子市元八王子町1-710

TEL:042-661-9952

学校情報 学校HP

グローバルマインドを身につけながら
国内外でリーダーシップを発揮できる人材を

 八王子の自然豊かな環境のもと、のびのびと学校生活を送る共立女子第二高等学校の生徒たち。同校は「英語」「特別進学」「総合進学」「共立進学」の4コース制を敷き、生徒一人ひとりの「咲き誇る未来」を実現させています。

 英語コースが開設されたのは2022年のこと。今春、同コースより第1期生が巣立ちました。1期生たちが学んだ3年間、そしてそれぞれが選び取った将来について、入試広報部主任の戸口義也先生は語ります。

「『英語コース』は、“英語が好きな生徒に学んでほしい”という想いで開設したコースです。本校は従来からさまざまな形でグローバル教育を実践してきており、例えば海外留学を経験した生徒は帰国後、精神面と学びへの意欲に大きな成長が見られました。このようにグローバルマインドを身につけながら、国内外でリーダーシップを発揮できる人材を育てようという機運が高まった2022年に設置したのが『英語コース』です。

『英語コース』には高1の3学期に行くターム留学を用意しています。1家庭につき1人のホームステイで、2〜3人が同じ学校に通います。1家庭が数人を受け入れるホームステイや、同じ学校の生徒たちがまとまって同じ学校へ行くことで費用面は抑えられるかもしれませんが、せっかく海外で生活するのですから、日本人だけでまとまらないほうが必死で英語を学ぶでしょうし、多様な国の留学生と交流することもできるでしょう。それぞれが違う経験をすることで、帰国後にその経験を共有することもできると考えています。

『英語コース』の各学年には、それぞれにカラーがあります。どの学年にも共通しているのは、自立心をもって主体的に将来を考えていること。特に1期生はよく議論をしていました。この学年はクラス数が多かったこともあり、英語クラスのみ高3のホームルーム教室が下級生と同じ棟になると決まった際、『私たちも大学受験のために落ち着いた環境で学びたい。受験生だけの校舎で学びたい』と、クラス全員が団結して校長に直談判したこともありました。それぞれの個性を大切にしながら、何かあると団結できるクラスでしたね。

 1期生の進路はさまざまで、合格実績は320%。つまり1人が複数の大学に合格し、その多くが第一志望への合格を果たしているのです。進学先は「国際系学部」にとどまらず、社会学系、理系、さらには海外大学と分野は多岐にわたっています。1期生の進学先を見れば、『英語コース』で学んだその先の将来を思い描くことができると思います」

『英語コース』の特徴は、高1の3学期に行く「ニュージーランドターム留学」「ベルリッツとの連携プログラム」、そして高校3年間で32単位の「独自の英語カリキュラム」などがあります。ベルリッツとの連携プログラムとは、クリティカルシンキング(分析的思考力)を育てるための探究プログラムを軸として、課題を発見し、問いを立て、解決策を見つけていくPBL(課題解決型学習)型授業で、3年間かけて身につける英語力はCEFR(セファール)のB2レベル。これは英検準1級に相当する英語力です。

 今回、取材に応じてくれたのは、『英語コース』1期生で今春より秋田県の国際教養大学で学ぶ大磯まどかさん。多様な国からの留学生とともに、充実した寮生活を送っています。

卒業生Voice:英語コースで学んだ3年間

“英語好き”が集まった『英語コース』
そして個性豊かなクラスメート

大磯まどかさん 大磯まどかさん
国際教養大学
国際教養学部1年

 私が海外に目を向けたきっかけは、高校受験をする際に、「自分が好きな科目は英語だ」と思ったこと。そこで得意分野の力を伸ばせる『英語コース』を選択しました。クラスメートには英語を流暢に話せたり、海外で生活した経験のある友達もいたりしました。ベースにあるのは「英語を学びたい」という意欲で、「将来は海外でマーケティングやビジネスを学びたい」、あるいは「海外で生活したい!」といった夢をもっていること。私自身も「海外に住んでみたい」という思いを抱いていました。

 高1で取り組んだベルリッツとの提携プログラムは、とにかく英語でたくさん会話をする授業でした。文章を読むのも、ディスカッションをするための題材です。この経験は3学期に行ったニュージーランドターム留学にとても役立ちました。英検は準1級を取得し、英語力を測るため定期的にTOEFL Juniorも受けており、優秀生徒としてアメリカから賞状(※)が送られてきたことがいい思い出となっています。

※TOEFL Junior® Standard の「GOLDランク(865点以上)」を取った時にETS(global education and talent solutions)から発行される。

 高2になると、ターム留学で学んだことを自分の表現で人に伝える練習に取り組みました。ベルリッツの授業も話すことから書くことがメインになっていき、プレゼンテーションの機会も増え、「自分の学校をよりよくするためにはどうしたらいいかという課題」について取り組んだことも印象的です。

 私は少人数制の『英語コース』の雰囲気がとても気に入っていたので、少人数で行う教育の利点をプレゼンテーションしました。別のグループはニュージーランドの学校のカフェテリアで働いている学生を見て、日本の学校にもそのようなシステムを導入してほしいという趣旨の発表を行いました。学校内で働けたら移動の時間も少なく、授業と両立させながらお金を稼ぐこともできるという利点があるわけです。クラスメートたちはそれぞれのホームステイ先で、それぞれの学校で、さまざまな経験をしていました。

高1のターム留学は「もっと英語を学びたい」という
モチベーションを継続させるきっかけになりました

 ニュージーランドのターム留学では、日本の高校と違う点がたくさんあることに驚きました。まず、ホームルーム教室がないためクラスメートがいなかったので、とにかく友達を作って情報共有をしました。

 留学生だけのクラスでは、火山の噴火における歴史についてディスカッションをしました。専門的な言葉も多く難しかったのですが、留学前にひたすら英語で会話をした経験が活きました。留学中は生活するのに精いっぱいでしたが、帰国後は「もっと話したいことがたくさんあったのに!」という思いが英語を学ぶモチベーションになっていました。高1の3学期に留学したことで、その気持ちのまま高2、高3と英語を学び続けることができたと思います。

 クラブ活動は日本の高校と同じでした。私は日本人を募集していたアニメクラブに入りました。実はアニメに詳しいわけではなかったので、日本アニメの複雑な世界観や日本独特の文化を英語で説明するのはとても難しいことでした。そこで翻訳機を駆使し、時にはイラストを描いて説明することもありました。アニメクラブはみんなでアニメを鑑賞したり、校内のマーケットでグッズ販売をしたりして活動していました。改めて「世界の人が日本のアニメに注目しているのだな」と感じましたね。そしてニュージーランドの高校生も、日本の高校生と同じように将来のことを考え、悩んでいるのが新鮮な発見でした。

 ホームステイ先は、ベトナム人でベジタリアンのお母さん、ニュージーランド人のお父さん、そして7歳のお子さんがいる家庭で、ベジタリアンの生活に触れることができたのは貴重な経験でした。時間がゆっくりと流れていたのもニュージーランドのいいところでした。日本のスーパーマーケットの棚には商品がぎっしりと並べられていますが、ニュージーランドでは売り切れたらそれでおしまい。そんな価値観も興味深く、もう一度ニュージーランドを訪れたいと思いました。

世界中に友達ができた大学生活
自分で学びを組み立てられるリベラルアーツ

 進路を決めたのは高2の春です。留学生の多い国際教養大学が気になっていたのですが、両親には「秋田で寮生活をするのなら、それなりの理由が必要。秋田でしか学べないことがあるのなら応援する」と言われたので、ほかの大学の国際系学部と国際教養大学でしかできないことを検討してみました。

 国際教養大学の特徴は、大学全体でリベラルアーツを推し進めていることです。そのため自分で自分の学びを組み立てることができます。授業は英語で実施され、都会ではなく人里離れたキャンパスで多様な国からの留学生と寮生活をする環境は、まるで留学しているような感覚です。現在、寮のルームメートはタイ人で、その人の同僚とも仲良くなることができました。ほかにもアメリカ人、オーストラリア人、ベトナム人の友達もできました。

 価値観の違いは日々感じています。例えば、食品ロスに対する考え方の相違を感じるのは日常茶飯事。日本人は出された食事を残さないのが美徳と考えますが、タイや中国では「おいしかったから残した。全部食べてしまったら、足りなかった?と思われるから」という考え方です。国際教養大学は世界中に提携校があるので、どこの国にも友達がいて交流できる感覚です。

 1年次の春セメスター(前期)は、英語の4技能をじっくり学ぶ期間でした。9月からは選択授業が始まります。私はソシオロジー(社会学)に興味があるので、いくつか受講してから決めたいと思っています。授業は理系科目も選択でき、取れないのは医療系の科目だけ。友達の興味も多岐にわたっており、「世界の食糧難を解決したい」という人もいれば、「日本の農業に関わりたい」という人もいます。ビジネス、政治、経済……と、さまざまな分野を学びたいという人たちから日々、刺激を受けています。

 今、興味があるのは世界の発展していない田舎地域の貧困です。リベラルアーツは自分の興味を組み合わせ、専門性の高い学びを積み重ねていくことができるので、社会学の学びを深め、卒業したら世界中を飛び回っていたいと思います。

緑豊かで広大な校地には、大学・短大の併設校として充実した施設が多数設けられています。緑豊かで広大な校地には、大学・短大の併設校として充実した施設が多数設けられています。

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女子校
共立女子第二高等学校

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