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一人ひとりがテーマをもって取り組む
探究型修学旅行がスタート

城西大学附属城西高等学校

〒171-0044
東京都豊島区千早1-10-26

TEL:03-3973-6331

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ハワイ、台湾、国内の3コースから選べる
『調和』を軸とする課題に挑戦!

清水康史先生 入試広報部副部長・高3学年主任
清水康史先生

 2024年11月、数年前から企画されていた“探究型”の修学旅行が初めて実施されました。ハワイ、台湾、国内の3コースから、それぞれが探究したいテーマによって行き先を選択します。

 探究型修学旅行は、自分のテーマを発見するところから始まります。普段から目にするニュースや授業を通して社会が抱える課題を見つけ、修学旅行先とリンクさせた事前学習を行います。行き先が決定したら、グループワークや研修を受けて自分なりに“課題解決策”を考え、現地で調査・検証を行います。そして修学旅行から戻ってくると、それぞれのテーマを発展させた学びを展開します。

「3コースの軸となるテーマは広義的な『調和』です。国内は広島で平和学習を行いました。四国に入り徳島県の「にし阿波」という過疎化地域で、地域創生の課題について探究します。ここでは過疎化地域の人々と高校生たちが調和しながら課題に取り組みます。
 台湾では本校の姉妹校である「宣寧高級中学校」との交流があります。この学校と本校は、交換留学や文化交流など長い交流の歴史があり、先方の生徒が修学旅行で本校を訪れた際には、国語の授業で日本と台湾の文化を比較しました。台湾は親日国であり、文化的にも近い2国間の『調和』をより深く考えることができます。
 ハワイは「人種のるつぼ」ですが、多様な人種間に争いが起こらないのは「アロハスピリッツ」によるものと言われています。そこで多文化が調和できる理由も学んでほしいという想いがありました。」(入試広報部・高3学年主任/清水康史先生)

 修学旅行を終えた高校2年生は、それぞれのフィールドに戻って学びを深めていきます。国内コースを選択した山口海翔さんは、地域創生に取り組んだ経験を活かしながら社会科教員への道をめざしています。

 台湾コースを選択した山田明枝さんは、台湾の“フードロス対策”を見聞きした経験を「αゼミ」に活かし、毎週「こども食堂」でのボランティアを始めました。「αゼミ」とはNPOや大学、企業などと連携してフィールドワークなどを行う特別講座です。

 ハワイでの探究活動に刺激された高口りあさんは、旅行者として渡航先の環境に責任を持つ「レシポンシブル・ツーリズム」に関心を持ち、企業と提携する海外プログラムに参加してイベントへ渡航しました。

「本校の修学旅行の目的は『探究』です。ここで取り組んだことがさらなる興味・関心へと発展し、将来への道につながってほしいと願っています」(清水先生)

生徒Voice1

美しい山間の村で衝撃を受けたのは
事前学習とは全く違う人々の想いでした

山口海翔さん(高2) 国内コース選択 山口海翔さん
合唱部に所属し、日々活動中

 僕が訪れた徳島県「にし阿波」とは、徳島県西部、美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町の2市2町からなる地域で、険しい山々が重なり合う風景は“桃源郷”とも言われていました。厳しい自然のなかで暮らす人々は、急斜面に石垣を築いて住居を構え「傾斜地農耕」という方法で農作物を作ってきました。

 事前学習でこの地域は深刻な過疎化が進み、集落によってはすでに住民が数人しかいない状況であることを学びました。そのため、なんとか過疎化を食い止めなければならないという問題意識を持ちました。実際に現地へ行ってみると、限界集落のなかでは掃除も行き届かず景観が損なわれていたり、空き家が並ぶ地域もあったりなど、衝撃を受ける場面がありました。

 しかし最も衝撃的だったことは、地元の人々の「観光などで人が押し寄せてきて景観が損なわれるのは困る。それなら今のままでいい。地方創生などで他所から人が入ってくるくらいなら、私たちはこのまま滅びていけばいい」という意見です。それは過疎化を食い止める解決策を考えようとしていた僕たちにとって、全く予想外の言葉でした。

 一方で、過疎化を食い止めたいと望む人もいたため、限界集落と街とを繋ぐ取り組みを考えることにしました。解決策を考えるプレゼンテーションを行ったところ、町役場の方をはじめ「一般社団法人 そらの郷」の方や、現地の方々もたくさん来てくださり、私たちの提案に興味を示してくれる方もいて手応えを感じました。

 徳島県では「県立脇町高等学校」と「県立池田高等学校」の生徒とも交流をしました。僕らが修学旅行に出発する直前には、徳島の高校生たちが修学旅行で東京を訪れていたと伺いました。遠く離れた土地の高校生たちは私たちとは違う高校生活を送っているのかと思っていましたが、iPadを使った授業やInstagramなどで色々な人と繋がっている点は同じだと思いました。

 広島では「原爆ドーム」を訪れました。広島の街はにぎやかで、現地へ行くまでは「本当に、ここに原爆が落とされたのか」と思っていましたが、資料館を見学し、話を伺ったことで初めて戦争を実感できました。原爆を体験した方のお話は恐怖を感じるものでしたが、戦争の事実を受け止めて向き合う必要があると強く感じました。

 修学旅行では事前学習で思っていたこととは異なった点がたくさんありました。インターネットだけでは学べないものがあると感じました。多くの人と実際に触れ合ったり、プレゼンテーションに対する反応をいただいたりしたことは、自信にもつながりました。この経験を大切に大学受験に臨み、社会科の教員をめざします。

国内の修学旅行を選択したのは約40名。 国内の修学旅行を選択したのは約40名。
事前に原爆体験をされた方にお話を伺いましたが、
実際に原爆ドームを目にすると、戦争の傷ましさを実感します。

生徒Voice2

宣寧高級中学校の生徒の思いやりに触れ
もっと相手の文化を理解したいと思いました

山田明枝さん 台湾コース選択 山田明枝さん
「αゼミ」や放送部部長としても活躍

 台湾では姉妹校である宣寧高級中学校の生徒と交流しました。「高級中学校」とは、日本でいう高等学校です。この学校との交流の歴史は長く、私たちが1年生の時には修学旅行で本校を訪れてくれました。交流会ではカードゲームや、双方の国で使う「漢字当てクイズ」をしました。私のクラスに中国語ができるクラスメートがいたので、台湾語で挨拶をしていたのを覚えています。宣寧高級中学校には日本語を学ぶ生徒もいて、日本語の歌を披露してくれました。修学旅行で訪れた宣寧高級中学校は一見、日本の高校と同じような雰囲気でした。しかし、eスポーツ用の教室があり、「ICT教育が進んでいるのだな」と感じました。

 私の探究テーマは、「“フードロス”に対する台湾と日本における政策の違いについて」でした。そこで宣寧高級中学校の生徒と一緒に「台湾全民食物銀行」を訪れました。「台湾全民食物銀行」は、生活困窮者を支援する団体に食料を提供しています。この支援団体が対象としているのは、ホームレス、高齢者、子ども、原住民、身体に障がいをもつ方、シングルマザーなどです。「台湾全民食物銀行」は企業と連携し、どのように食糧支援をするかのアイデアを出し、食品メーカーから出る余った食料なども提供しているとのことでした。

 私の班では日本と台湾のフードロスに対する政策を探究しました。日本のフードロス対策といえば、コンビニで食品を「てまえどり(※)」する啓蒙活動や、廃棄されてしまう食品を「こども食堂」に提供するなど、主に民間での取り組みが知られています。台湾では、フードバンクの運営そのものをサポートする機関が様々ありました。

※てまえどり……商品棚の手前にある商品を積極的に選ぶ購買行動のこと

 この経験をもとに、私はαゼミで「こども食堂」への支援に取り組んでいます。「こども食堂」では週1回塾を開催し、勉強を教えるなどの学習サポートをしていますが、今後は「こども食堂」に提供される食事にも、台湾で学んだフードロス政策を活かしたいと考えています。

 修学旅行を経験して最も強く感じたことは、台湾の高校生たちの思いやりです。彼らは日本の文化に興味をもち、日本語を学び、英語が拙い私たちへもよくわかるように話をしてくれました。日本のアニメやアーティストにも詳しくて、好きなアニメについても楽しく語り合うことができました。「言語を学ぶということは、相手を理解することにつながるのだ」と感じました。私も台湾の文化や言語について学び、もっと理解し合いたいと思います。

台湾修学旅行の参加者は最も多く、約200名が選択。 台湾修学旅行の参加者は最も多く、約200名が選択。
宣寧高級中学校の温かい歓迎に胸が熱くなりました。

生徒Voice3

修学旅行をきっかけに
城西大学薬学部との高大連携が始まりました

髙口りあさん ハワイコース選択 髙口りあさん
ダンス部に所属し、日々活動中

 今まで家族旅行などで訪れていたハワイは、私にとって親しみのある場所でした。今度は観光ではなく、何かテーマをもって探究活動がしたいと考え、ハワイを選びました。

 事前学習では環境問題に焦点を当てました。ハワイでは珊瑚礁の白化を食い止めるために、珊瑚礁への有害性のある成分を含んだ日焼け止めを禁止する法案が成立しています。そこで現地の海岸沿いの店を訪れ、本当に有害物質を含む日焼け止めが販売されていないかを調べることにしました。

 現地の店で販売されていたのは、全て「オーガニックの化粧品」でした。日焼け止めだけでなくリップクリームやボディローションもオーガニックです。日本もハワイのように海に囲まれた国ですから、オーガニックの化粧品を使ったほうがいいのではないかと考え、調査してみました。すると、日本の化粧品に関する法規制はとても厳しく、特に高価なオーガニック商品を浸透させるのはかなり難しいことがわかりました。

 そこで、城西大学薬学部薬科学科の先生に協力していただいて研究を進めることにしました。同科は化粧品・医薬品・機能性食品の研究者や開発者を育成し、化粧品メーカーと連携してインターンシップも行っています。私が大学に協力のオファーをしたところ快く応じてくださり、化粧品開発について探究を重ねているところです。

 ハワイへの修学旅行は「もっと広い世界のことを知りたい」という探究心に火をつけてくれました。そこで私は企業と提携している海外留学にも参加し、インドへ赴きました。インドでは2カ所のスラム街を訪れ、女性の生活を支援する団体にもお話を伺いました。インドはカースト制が根付き、女性の社会的立場も弱い国です。女性は働いても男性と対等な賃金を得られないと聞いて、また一つ、新たな探究テーマが見つかったと思いました。

 海外に出ると数多くの解決すべき問題が見えてきます。現在、私の志望はマーケティングについて学ぶことですが、もっと広い世界について知り、課題を見つけて自分にできることを考えたいと思います。

ハワイへの修学旅行は約20名が参加。自然との共存が不可欠な島の生活では、人々が昔から様々な知恵を活かしながら生活しています。写真は、現地の高校生と一緒に古代からある養魚場を訪れている場面です。 ハワイへの修学旅行は約20名が参加。自然との共存が不可欠な島の生活では、人々が昔から様々な知恵を活かしながら生活しています。写真は、現地の高校生と一緒に古代からある養魚場を訪れている場面です。
『調和』をテーマに探究に取り組んだ3人にとって、実りある修学旅行になったようです(高3学年主任の清水先生とともに) 『調和』をテーマに探究に取り組んだ3人にとって、実りある修学旅行になったようです(高3学年主任の清水先生とともに)。

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