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生徒全員が生きた英語を学ぶ
3週間の「イギリス英語研修」

カンタベリーはイギリス中世の建物があちこちに残る歴史と伝統の街
秀明高等学校

〒350-1175
埼玉県川越市笠幡4792

TEL:049-232-6611

学校情報 学校HP

 秀明高等学校の最大の特色は、「寮制」であること。「通学制」も選択可能ですが、実際には生徒の約6割が寮生活を送っています。イギリスのパブリックスクールをモデルに創立された同校は、「知・技・心」を校訓に、人間性豊かな人物の育成をめざしています。将来、国際社会へ貢献するために英語教育を重視し、英語を母国語としない人々に英語を教える国際資格「TESOL」を有するイギリス人専任教員が英語の授業を担当。高1の秋には生徒全員を対象とする3週間の「イギリス英語研修」が行われます。今回は英語科の大貫洋子先生と生徒4名に「イギリス英語研修」について伺いました。

イギリスの歴史や文化も体験

大貫先生の写真です 大貫洋子先生(英語科)

 本校の創立者である川島寛士は「英語の本場はイギリスである」と考え、ブリティッシュイングリッシュにこだわっていました。そこで本校ではイギリス人専任教員5名による英語授業のほか、3週間の短期留学「イギリス英語研修」を用意しています。研修先は、ロンドンの南東に位置するカンタベリーです。この街には国立ケント大学があり、その敷地内に系列の高等教育施設「チョーサー・カレッジ・カンタベリー」があります。研修中、生徒はこの施設で英語のレッスンを受けます。指導にあたるのは「TESOL」の資格を有するイギリス人講師です。生徒は習熟度別に8名から10名の少人数制のクラスに分かれ、イギリス人から生きた英語を学びます。

 習熟度別のクラスには「S」「A」「B」の3つがあります。午後は教室を出て、ケント大学の学生や街の人と交流しながら、午前中に学んだ英語の成果を試します。また、校外学習としてロンドンなどを訪れ、イギリスの歴史や伝統文化を体験します。研修中に宿泊するのは「チョーサー・カレッジ・カンタベリー」の寮です。本校では高校にあがると寮生は一人部屋で過ごしていますが、イギリスではルームメートと二人ひと組で生活します。誰とルームメートになるかは生徒から希望を聞いています。帰国した生徒からは「二人部屋での生活からは学ぶことが多かった」という声をよく耳にします。一人部屋では気兼ねなく自由に過ごせますが、二人部屋では相手を気づかいながら生活しなければなりません。また、違う環境で育った生徒が同じ部屋で3週間も一緒に過ごせば、お互いに気まずくなるなど小さなトラブルも起きやすくなります。それを乗り越えていくことで、人間関係構築能力が鍛えられるのです。

 以前は研修の前半は寮で生活し、後半は現地の家庭にホームステイをしていましたが、コロナ禍でホームステイは休止となりました。ホームステイではさらに多くの学びや気づきを得られるので、いつか再開できたらと考えています。

 また、視野を広げられる点も「イギリス英語研修」のメリットです。イギリスでは経済格差が大きく、路上で女性から花を手渡され、受け取るとお金を請求されるケースもあります。ロンドンには多種多様な国々の方が生活しており、お店の人の英語が本校で習った英語と違い、とまどうことも。また、ニュースではあまり取り上げられませんが、ロンドンでは数多くのデモも行われています。3週間で英語力が劇的に伸びるとは限りませんが、英語を学ぶ意欲が高まること、そしてインターネットでは見ることのできない世界を体感することに、この研修の大きな意味があると考えています。

生徒Voice1

言葉だけでなく心も通じ合えました

Yさんの写真です Yさん(高2)

 私は英語がそれほど得意ではなく、イギリスでのレッスンで最初は「Bクラス」で学んでいました。しかし英語のレッスンが楽しくて一生懸命に勉強した結果、研修の後半には「Aクラス」に上がることができたのです。これには大きな成長を感じることができ、自信がつきました。

 午後のレッスンで印象に残っているのは、ケント大学で学んでいる方々と英語を使って交流したことです。学生の皆さんはフレンドリーで、笑顔を絶やさず優しく接してくれました。質問して答えが聞き取れない時は、何度もゆっくりと答えてくれました。記念写真を一緒に撮ったりして、言葉だけではなく心も通じ合えた気がしました。

 ロンドンの散策で買い物をした際も店員の方はとても優しく、値引きもしてくれて、日本よりも親切な人たちが多い印象を受けたのを覚えています。ロンドンの街の雰囲気は日本と全く違い、ヨーロッパの古い歴史や伝統に触れることができました。毎日が充実していて、帰国する際は名残惜しい気持ちでいっぱいになり、もっともっとイギリスで学びたいと思いました。

生徒Voice2

ナショナル・ギャラリーの名画に感動

Cさんの写真です Cさん(高2)

 英語力に関しては、リスニングやスピーキングの力がかなり鍛えられたと思います。私が午前中のレッスンで心に残っているのは、先生がチョコレートを配り、食べ比べをして「これがいちばんおいしい」「これは苦い」「これはストロベリーの味がする」といった感想を英語で発表したことです。イギリスのチョコレートは甘く、「ビターチョコレート」と書かれたチョコレートを食べても、日本のミルクチョコレートと同じくらいの甘さがあります。食べ物についても、文化の違いを感じて勉強になりました。

 校外学習では、ロンドンにあるナショナル・ギャラリーを訪れたことが印象的です。世界中の名画を鑑賞できて感動しました。「チョーサー・カレッジ・カンタベリー」の寮では、Yさんと同じ部屋だったので、もともと仲良しだったYさんとさらに絆が強まりました。

生徒Voice3

大きな自信も得られました

Kさんの写真です Kさん(高2)

 イギリスへ行く前までは、一度、日本語で考えてから英語を話したり、英文を書いたりしていましたが、帰国後はその習慣がなくなり、最初から英語が頭に浮かぶようになり、高1の終わりには英検2級に合格できました。

 私はどちらかといえば控えめな性格で、初対面の人へ話しかけるのにためらいがありました。相手が外国の方ならなおさらです。でも、午後のレッスンでカンタベリーの街で出会った人々に日本のアニメや食べ物について知っているかどうかを英語でインタビューする体験を通して、積極的になれた気がします。イギリス人には心優しい方が多く、最初は英語が聞き取れなくても、会話を重ねるうちにゆっくりわかりやすく説明してくださるので、理解できるようになりました。英語力が身についただけでなく、大きな自信も得ることができました。

 また、私は美術館や博物館が大好きなので、「大英博物館」の見学を楽しみにしていました。実際に訪れると、日本の博物館では考えられないほどのスケールに圧倒され、特に印象に残っているのは、初期キリスト教時代のモザイク画です。その重厚さと美しさに感動しました。

生徒Voice4

伝えようとする意気込みも大切

Aさんの写真です Aさん(高1)

 日本との文化の違いを痛感しました。日本では、見知らぬ人同士がお互いに干渉し合わない雰囲気があると思うのですが、イギリスでは街を歩く人が気軽に声をかけてくれます。午後のレッスンでは、特にイギリス人のフレンドリーさが心に響きました。新しい商品をグループごとに考えて、その商品についてどう思うか、いくらなら買うかを街の人たちにインタビューするプログラムで僕たちのグループは、“リバーシブルのTシャツとスラックス”を考えました。裏返して着たり履いたりすると2種類のカラーやデザインが楽しめるというメリットがあります。初めて声をかけた時は緊張しましたが、みんな笑顔で親切に感想を述べてくれて、多くの人がこの企画を気に入ってくれました。

 英語力に関しては知識だけでなく、自分の思いや考えを伝えようとする意気込みも必要であることを実感しました。お店での買い物や『スターバックス』で注文をする際は、恥ずかしさを捨てて堂々と話しかけることで、自分の英語を理解してもらえたのです。ドーバー海峡を訪れたことも忘れられません。ここから海の向こうにあるフランスを一望できます。また、ドーバー海峡には「ホワイト・クリフ」と呼ばれる、切り立った白い崖があり、その絶景に胸を打たれ、自然の雄大さを実感しました。このようにイギリスでの体験は、僕の世界観を変えました。

左からYさん、Cさん、Kさん、Aさん、大貫先生が横に並んでいる集合写真です左からYさん、Cさん、Kさん、Aさん、大貫先生
チョーサー・カレッジ・カンタベリーの前で記念撮影した際の写真です チョーサー・カレッジ・カンタベリーの前で記念撮影。参加者全員に修了証が授与されました。
滞在したケント州カンタベリーを散策した際の写真です 滞在したケント州カンタベリーを散策。楽しいひと時です。
チョーサー・カレッジ・カンタベリーの敷地内を探索した際の写真です チョーサー・カレッジ・カンタベリーの敷地内を探索
チョーサー・カレッジ・カンタベリーの食堂棟でランチタイムを過ごした際の写真です チョーサー・カレッジ・カンタベリーの食堂棟で楽しいランチタイム
週末の小旅行でロンドンへ行き、大英博物館やバッキンガム宮殿などの名所巡りを体験した際の写真です 週末の小旅行でロンドンへ。大英博物館やバッキンガム宮殿などの名所巡りも体験
カンタベリー大聖堂の前で撮影した集合写真ですカンタベリー大聖堂の前で

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