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韓国の泰安女子高等学校との
国際交流がスタート

交流の記念として泰安女子高校側が撮影したもの(写真奥のZoom画面が多摩大学目黒の生徒と先生方。写真手前が泰安女子高校の生徒たちです)。
多摩大学目黒高等学校

〒153-0064
東京都目黒区下目黒4-10-24

TEL:03-3714-2661

学校情報 学校HP

 世界に視野を広げてグローバル人材の育成をめざす多摩大学目黒高等学校では、韓国にある泰安女子高等学校との国際交流が始まっています。2024年の7月と11月にはオンライン交流会が行われ、2025年1月には泰安女子高校の生徒が多摩大学目黒に来校。また、2025年度より海外研修先に韓国が加わり、泰安女子高校との交流がさらに活発化していきます。交流の経緯・目的について、進路指導部長の井上忍武先生、海外研修担当の須合常隆先生、『GCC(Global Communication Club)』顧問の江野畑ひとみ先生にお話を伺います。

きっかけは済州島での国際会議

井上忍武先生(理科) 井上忍武先生(理科)
進路指導部長

「交流を図るきっかけとなったのは、『済州フォーラム』でした。これは毎年5月に韓国の済州島で開催される国際会議で、経済や平和について、世界的な規模を誇る企業経営者の講演やディスカッションが繰り広げられます。この会議に本校の併設校である多摩大学の学生も『多摩大学アジアダイナミズム視察済州島研修視察』と題して参加し、ここ数年は本校の希望者も同行しています。

 2023年には本校から過去最多の19名が参加を希望し、私が引率しました。本校の生徒たちは挙手をして講演者へ積極的に質問をしていました。その姿を見て感銘を受けた泰安女子高校の理事長が、“本校と交流したい”という手紙を送ってくださったのです」(井上先生)

 2023年9月には、泰安女子高校の理事長や教頭が多摩大学目黒を視察に訪れました。その際、多摩大目黒生は元気よく挨拶し、泰安女子高校の先生方を迎えたそうです。そして同年11月に井上先生や田村嘉浩校長らが泰安女子高校へ赴き、学校間交流に向けて提携を結ぶこととなりました。

第一歩としてオンライン交流会を

須合常隆先生(社会科) 須合常隆先生(社会科)

「まず、交流の第一歩としてオンライン交流会を開くことにしました。本校には『GCC』という文化部があり、英語やそのほかの外国語、海外の文化に興味をもつ部員が集まり、イギリス人教員と週2回、英語力や国際感覚を磨くための活動をしています。そこで、『GCC』の部員と泰安女子高校の生徒によるオンライン交流会を開き、これをベースにして今後、交流を発展させていこうと考えたのです」(須合先生)

『GCC』の部員は約30名。部長は2023年度に開かれた『済州フォーラム』にも参加しています。

「最初のオンライン交流会を行ったのは2024年の7月。泰安女子高校の生徒たちは第二外国語として日本語を選択でき、このオンライン交流会に参加してくれたのは、日本語を学んでいる生徒たちです。本校の生徒は大型ディスプレイに映し出された泰安女子高校の生徒たちに向けて一人ひとり自己紹介をしました。会話のほとんどが日本語でしたね。

 泰安女子高校の生徒たちの自己紹介資料にはLINEのIDも載っており、それを見た本校の生徒は喜んでLINEを交換しました。オンライン交流会が終わった今も、多くの部員が個人的にLINEで交流を楽しんでいます。

江野畑ひとみ先生(英語科) 江野畑ひとみ先生(英語科)
GCC顧問

 2回目のオンライン交流会は、2024年11月に開きました。泰安女子高校の生徒たちは、好きな科目や食べ物、色、動物など英語で書いたポスターを横に映しながら発表してくれました」(江野畑先生)

 2回目のオンライン交流会では“カルチャーボックス交換”も行われました。カルチャーボックス交換とは、自国で流行している品物などを互いに航空便で贈り、異文化交流をするというものです。自己紹介に続き、両国の高校生の間で人気のあるお菓子やキャラクターグッズなど、贈り合った品物の説明をした後、品物が入った箱を開封。その品物について質問をし合いました。ディスプレイの向こうでは、前回にも増して笑顔があふれていたといいます。

「泰安女子高校の生徒たちとの交流を通して、海外の人たちに自分が好きなことをたくさん伝え、『私もそう思う!』と共感してもらえる喜びを知ってほしいと思います」(江野畑先生)

今年から韓国も海外研修先に

「2025年1月には泰安女子高校の生徒・先生方が本校を訪れ、交流を図りました。また、5月には希望者を対象に済州フォーラムに参加し、現地で泰安女子高の生徒との交流会を開きます。こうした交流をきっかけに、2025年度の海外研修先に韓国を加えました。

 日本には韓国から最新の音楽や食べ物、製品などが次々に入ってきています。そのため、今の高校生にとって韓国は“勢いのある憧れの国”なのです。本校生徒の韓国に対する感心も強く、韓国への海外研修には多くの参加者が見込まれるでしょうから、韓国の勢いや熱気を肌で体感してほしいと思います」(井上先生)

 泰安女子高校とは、教員間の交流も行われます。また、韓国の高校でも日本と同じように探究活動に力を入れているそうで、「両国の探究活動の成果を発表し合う場も設けていきたい」と井上先生は今後の交流に向けて意欲を語ります。

「国際交流というと、これまでは英語圏に的が絞られる傾向にありましたが、これからはアジアに目を向けることがますます必要になってくるはずです。特に韓国は日本に最も近い国であり、価値観も共有できます。最初は音楽や食べ物といった身近な文化からのアプローチでもよいと思うのです。韓国の生徒や先生方と交流を図り、韓国を深く理解して、お互いにグローバル社会の発展に貢献できるような生徒を育てていけたらと考えています」(須合先生)

泰安女子高等学校で使用されている教科書や、日本向けの学校案内など。井上先生や須合教頭が同校を訪問した際、教員間の交流のために手渡されました。泰安女子高等学校で使用されている教科書や、日本向けの学校案内など。
井上先生や田村校長らが同校を訪問した際、教員間の交流のために手渡されました。
泰安女子高等学校と交流を図るきっかけとなった『済州フォーラム』の様子。 泰安女子高等学校と交流を図るきっかけとなった『済州フォーラム』の様子。
毎年5月に韓国の済州島で開催される国際会議『済州フォーラム』に同行した生徒たち。 毎年5月に韓国の済州島で開催される国際会議『済州フォーラム』に同行した生徒たち。
2024年11月に行われた泰安女子高等学校とのオンライン交流会の様子。 2024年11月に行われた泰安女子高等学校とのオンライン交流会の様子。

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