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理工系に特化したカリキュラムで
新たな興味に気づき、将来の可能性を広げる

芝浦工業大学附属高等学校

〒135-8139
東京都江東区豊洲6-2-7

TEL:03-3520-8501

学校情報 学校HP

 芝浦工業大学附属高等学校は、2017年に江東区豊洲の現在のキャンパスへ移転し、男子校から共学校へと生まれ変わりました。女子生徒の人数は1クラスに7名ほどですが、その存在感は際立っており、併設大学の教授や大学生、大学院生とともに最先端の技術開発プロジェクトに参加するなど、理工系分野での活躍を見せています。今回は女子生徒6人に、学校生活や将来について語ってもらいます。

最先端の理工系分野に
幅広く触れることができる!

まず、芝浦工業大学附属高等学校を選んだ理由についで教えてください。

Lさん(高3) Lさん(高3)

Lさん(高3)“新素材の開発”に興味をもち、芝浦工業大学への進学を見据えて第一志望に決めました。きれいな設備と、高校生ながら専門分野を深く学べる環境に魅力を感じたのが大きな理由です。説明会では先輩方がていねいに校内を案内してくださり、その親しみやすい雰囲気にも惹かれました。

Hさん(高3)私も芝浦工業大学への進学を視野に入れていたことが、この学校を選んだ第一の理由です。ただ、当初は「理系」について漠然と考えていただけで、高校生活のなかで自分の好きな分野を見つけられたらいいかな……と考えていました。

Aさん(高2)芝浦工業大学と連携して行われる『Arts and Tech』(※)に惹かれたことが、この学校をめざした最大の理由です。理工系の専門知識を深く学べる授業はとても魅力的で、自分の興味を広げるきっかけになりました。

Hさん(高3) Hさん(高3)

Rさん(高2)父親が理系の仕事をしている影響で、小さい頃から私もその分野に興味をもち、将来は理系の道に進みたいと考えていました。高校選びでは、大学進学を見据えた学びが効率よくできて、3年間を有意義に過ごせる環境だと感じたからです。併設大学に学びたい学部があったことも決め手になりました。

Nさん(高1)私は理系に限らず、幅広い分野に興味をもち、高校生活でさまざまな挑戦をしたいと考えていました。また、高校に通う兄から、この学校には挑戦を応援してくれる先生方が多いと聞いていたことも、後押しになったと思います。

Sさん(高1)私も理系が好きで、特に『Arts and Tech』の授業を楽しみにしていました。将来の夢はまだ明確ではありませんが、この授業を通して最先端の理系分野に触れて多くの選択肢があることを知り、少しずつ自分の進みたい方向を考え始めています。

※Arts and Tech:1年次から3年次まで週2時間ずつ学ぶ授業。芝浦工業大学の教授・大学生・大学院生のサポートを得ながら、ものづくりを実際に行うリアルな体験を経て、工学の楽しさを学ぶ。

学校のどんなところに魅力を感じていますか?

Aさん(高2) Aさん(高2)

Lさん(高3)併設大学への進学は決して簡単ではなく、内部試験があるため、全力で勉強に取り組んでいます。特に物理には以前から苦手意識をもっていましたが、この学校で学ぶうちに好きな科目へと変わりました。ノートを見返すと、複雑な数式がズラリと並ぶ様子がどこかかっこよく、自分の成長が感じられます。

Hさん(高3)実際に入学してみると、理系に特化した環境は期待以上で、理系と言っても幅広い分野があることに驚きました。仲間の影響を受けながら視野が広がり、進路も少しずつ具体的になってきています。最初は男子が多い環境に戸惑いもありましたが、女子が少ないからこその良さも感じています。特に、理系という共通の興味をもつ人が集まっていることで、価値観が近い仲間と居心地よく過ごせています。ようやく自分が進みたい分野の輪郭が見えてきました。

Aさん(高2)同じように理系好きな仲間が集まっているので、会話も自ずと盛り上がり、理系の話題が深まるだけでなく、新たな視点を得ることもできます。また、「帰国生入試」も実施されているため、海外で生活した経験のある帰国生が多く在籍していて、日常的にさまざまな文化に触れることができます。私自身、アメリカでの生活経験があり、中国、ドバイ、シンガポールなど、多様な文化的背景をもつ人たちとの交流は、とても刺激的です。

Rさん(高2) Rさん(高2)

Rさん(高2)入学後すぐにオリエンテーション合宿が行われ、春には球技大会が開催されるなど、クラスや学年を越えた交流の場がたくさんあります。こうした取り組みを通じて自ずと仲が深まり、高校生活のスタート段階から楽しい思い出が作れることも、この学校ならではの魅力です。

Nさん(高1)先生方は「課外プロジェクト」や多様な取り組みを積極的に紹介して、挑戦の機会をたくさん与えてくださいます。テスト前には自習室を利用する生徒が多く、職員室にも気軽に質問をしに行ける環境が整っています。先生に質問することで理解が深まり、塾や予備校に通わなくても満足している生徒が多いのも、この学校の特色です。先生方の熱心さや親身なサポートは、入学前の想像をはるかに越えるものでした。

Sさん(高1)『Arts and Tech』など、大学から先生や大学生が来校する機会があり、進路を考えるきっかけがたくさんあるのも魅力です。また、海外研修が充実している点にも惹かれ、この学校ならではのグローバルな学びを通して、さらに視野を広げたいと思っています。

特に力を入れて打ち込んできたこと(打ち込んでいること)、印象に残っている出来事や思い出を教えてください。

Nさん(高1) Nさん(高1)

Lさん(高3)私は部活動に力を入れていて、吹奏楽部に所属しています。部活動のために学校へ通っていると言っても過言ではないほど充実した時間を過ごしています。吹奏楽部は中高合同で活動していて、高校から入学した私にとって、6学年が一緒に取り組む環境はとても新鮮です。

 先輩や後輩から多くのことを学べる点も魅力です。大会や演奏会、合宿など行事が豊富で、特に夏合宿での花火やバーベキューは楽しい思い出として心に残っています。中学時代も吹奏楽部に所属していましたが、女子部員のみの環境だったため、この学校で男子部員と一緒に演奏する経験は、とても刺激的で素敵なことだと感じています。

Hさん(高3)高2の海外教育旅行で、1週間ほどカナダに行ったことが印象に残っています。現地の大学見学やホームステイを通じて、日本とは異なる価値観に触れ、カナダの大自然を体感することができました。個人旅行とはまた違った、非常に有意義な経験ができ、この学校ならではの素晴らしいプログラムだと思います。

 原則、全員参加なので、友人との貴重な思い出を作ることができました。初めての海外、そしてホームステイということで、出発前は生活や英会話に不安を抱いていましたが、実際にはとても楽しく充実した時間を過ごせました。

Aさん(高2)私は高1の夏に、希望制のニュージーランド研修に参加し、2週間のホームステイを通じて現地校の生徒たちと一緒に登下校をし、授業を受ける経験をしました。同年代の外国人の友人ができたことは、素晴らしい思い出です。高2ではカナダへ行き、ニュージーランドとも日本とも異なる新しい文化に触れ、刺激的な体験をしました。

Sさん(高1) Sさん(高1)

Rさん(高2)私はAさんと一緒のチームで、高2の夏からはロボット研究開発に携わる『RTミドルウェアコンテスト』(※)に向けたプロジェクトに参加しています。知識が足りない部分もありますが、芝浦工業大学の教授や学生の方がサポートしてくれるので、その関わりを通じて多くのことを学んでいます。集まれない時は電話をしたり、放課後も残って積極的に話し合いを重ねたりしています。この経験は大学での学びや将来に必ず役立つと思います。

Nさん(高1)私も夏から『RTミドルウェアコンテスト』のプロジェクトに参加しています。高1生が参加するのは珍しく、先輩に助けてもらいながら取り組むなかで、自分にできることが増えていくのを実感しています。知識が身についていくのがわかるので、とてもやりがいがあります。また、「電子技術研究部」の部員の皆さんがとてもていねいに教えてくれたので助かりました。私は部員ではないのですが、部員の皆さんは親切で、やさしい方ばかりです。

 個人的なことですが、芝浦工業大学の熱海にあるセミナーハウスを家族旅行で利用したことが、とてもいい思い出になっています。レジャー設備が充実していて、屋上から美しい花火を見ることもできます。

Sさん(高1)入学直後のオリエンテーションが印象に残っています。オリエンテーションは熱海のセミナーハウスで行われ、高校からの入学クラスである5組・6組合同で実施されます。街の探究活動などを通して、多くのことを一緒に体験し、クラスメートと仲良くなれました。

 女子は1クラスに7人と少人数なので、とても仲良くなれる環境です。男子生徒もフレンドリーで、明るく活発な楽しい雰囲気のなかで過ごせます。さらに、高2では海外教育旅行も控えているのでニュージーランドでの経験を生かしたいです。

※RTミドルウェアコンテスト…ロボットビジネス賞として提供されているコンテストで、RTミドルウエアの有効性をアピールするアプリケーション性の優れた作品を表彰するもの。芝浦工業大学教授の指導のもと、約半年間かけて開発テーマの検討やプログラミング、動画、論文、プレゼンなどに取り組む。

最後に、高校受験生へのメッセージをお願いします。

Sさん(高1)男子生徒が多いので、“理工系の学校”というイメージをもたれがちですが、実際には趣味や興味がそれぞれ異なり、個性豊かな生徒が集う学校です。理系に特化した環境ながらも生徒たちの旺盛な好奇心で、さまざまな分野で活躍しています。勉強だけでなく、部活動や趣味を通して、お互いの個性を尊重し合いながら充実した学校生活が送れます。

Hさん(高3)理工系の高校に進むことで「進路が狭まってしまうのでは?」と心配する受験生がいるかもしれませんが、理系に特化したカリキュラムがある一方で、さまざまな分野に触れる機会も豊富で、自分の新たな興味・関心に気づくことができます。進路への視野が広がり、自分の可能性を広げられる学校です。

Lさん(高3)この学校でなければ、大学で研究したいことや将来について真剣に考えることはなかったと思います。内部推薦を受ける際には自分とじっくり向き合い、大学でどんな研究をしたいのかをレポートにまとめることが求められます。この取り組みを通じて、自分の興味や将来の方向性がより明確になり、進路に対するビジョンを明確にしていくことができます。

Nさん(高1)理系というと“男子が多い”イメージかもしれませんが、理系にもさまざまな分野があり、男女に関係なく新たなことに興味がもてます。授業は実験が多く、これに不安を感じる人もいるかもしれませんが、「理科が好き」「実験が得意」といった生徒たちが多く集まっている学校だからこそ、お互いに助け合いながら学ぶことができます。

Aさん(高2)保護者がとても熱心で、家族ぐるみで盛り上がれる学校です。文化祭では父親たちが出し物に参加したり、保護者限定のスポーツ大会が開かれたりと、家庭と学校が協力し合う雰囲気があります。さらに、先生と保護者が親しく交流している姿をよく見かけ、“家族全員で芝浦”という感じがして、なんだかとてもうれしく感じます。そうした温かいコミュニティが、学校の良さだと思います。

Rさん(高2)女子が少ないことに不安を感じるかもしれませんが、「中学時代から自分の好きなことを追求してきた」という共通点があるため、男女の壁はまったく感じません。理系に興味のある生徒が集まる環境では男女に関係なく、共通の話題で意気投合できる仲間を見つけることができます。

学年は違っても、すぐに打ち解け合えるのが芝浦工大附属の女子です!学年は違っても、すぐに打ち解け合えるのが芝浦工大附属の女子です!

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共学
芝浦工業大学附属高等学校

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