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今春卒業したOBと
サッカー部顧問の先生が熱く語る

サッカー部OBの秋元心太さん(左)と顧問の亀田雄人先生(右・公民科)。
キャンパス内のグラウンドにて。駒大高サッカー部は、このグラウンドのほかに玉川キャンパスのグラウンドでも練習しています
駒澤大学高等学校

〒158-8577
東京都世田谷区上用賀1-17-12

TEL:03-3700-6131

学校情報 学校HP

駒大高サッカー部での
3年間が原動力に

 駒澤大学高等学校サッカー部は、「東京都における高等学校のなかで、最も部員数の多い部活動」と顧問の亀田雄人先生(公民科)が言うように、約200名の部員を擁する大所帯。高校サッカーの頂点と言われる「全国高校サッカー選手権大会」への出場を見据え、日々練習に励んでいます。

 10月に、今春同校を卒業したサッカー部OBの秋元心太さんが母校を訪れました。慶應義塾大学法学部に進学した秋元さんが学生服を着用しているのは、“慶應義塾体育会ソッカー部の決まり”なのだそう。練習がオフの日以外は、学生服を着用して授業にも出席しています。秋元さんにとって半年ぶりの亀田先生との再会は、「全国高校サッカー選手権大会」に勝ち進む前の、都大会が熱を帯びていた秋。2次予選の準決勝を目前に、思い出話しに盛り上がりました。

200人超えの部員をまとめる役割を担う

亀田雄人先生 亀田雄人先生(公民科)
サッカー部顧問

亀田先生秋元さんは、中学生の頃から本校サッカー部の練習を見に来ていました。成績も優秀だったため、奨学生として本校に入学しましたね。

秋元さんはい。とにかくサッカーで全国大会に行きたくて、駒大高に入学しました。

亀田先生入学したのは2021年、本校サッカー部は毎年ではないけれど、2018年まで「全国高校サッカー選手権」に4回出場している状況でした。“全国大会に手が届く高校”として認識していた?

秋元さん2018年の選手権のことは、よく覚えています。当時は中1だったので、“東京都のリーグで1部にいる学校”という認識でした。私は神奈川県に住んでいるので、神奈川の高校もいくつか見学したのですが、そのなかで“文武両道が実現できる高校”として、駒大高を選びました。

亀田先生勉強ができることとサッカーが上手なことは、別ものと思うかもしれませんが、勉学との向き合い方と、サッカーへの取り組み姿勢は同様だと思います。本校は、その部分を大切にしている学校です。

 全国大会出場と難関大学合格を成し遂げられるのは、勉強とサッカー双方の歯車がカチリと合った時。実際に勉強もサッカーも伸びていく部員が多いので、一人ひとりの特性を活かしながら伸ばしていくのが、本校のスタイルと言えます。

 秋元さんが中学生の頃、別のコーチが練習を見に行って、「特徴のあるいいプレーをする」と報告を受けました。体格もいいし、これから成長する予感がしました。

秋元さん練習は厳しかったですね(笑)。でも、トップの1人が頑張るのではなく、チームとしてまとまった練習を作り上げていく部でした。

亀田先生サッカー部員は1学年70人くらいで、全体では200人を超えます。そのなかにはいろいろな役職があって、秋元さんはその役職を統括する立場でしたが、振り返ってどう思いますか?

秋元さん役職がたくさんあるので、いろいろなところに目を配る必要がありました。とにかく全体を見渡すのが大変でしたね。でも、キャプテンがしっかりしていたので、まとまっていたと思います。私と同学年のキャプテンは明るくて正義感もあって、全体をまとめる力を備えたリーダーでした。

亀田先生昨年のキャプテンは駒澤大学へ進学し、中学生にサッカーを教えています。自ら社会に出て、学びのフィールドを求める生徒が増えているように感じます。

 本校は2年次より、駒澤大学への進学に特化した「進学コース」と、他大学受験に特化した「受験コース」に分かれますが、秋元さんが在籍していた「進学コース」から、他大学受験に挑戦する生徒も多くいます。秋元さんは総合型選抜で慶應義塾大学に進学しましたが、その理由は?

秋元さん1年生の時、3年生だった先輩が慶應義塾大学へ進んだので、自分も同じところをめざそうと思いました。総合型選抜入試が法学部とSFC(環境情報学部・総合政策学部)だったので、両方にチャレンジしました。

亀田先生神奈川県から通学して、サッカーもやって、帰宅時間は遅かったと思いますが、時間のやり繰りができていたから、両立が可能だったのでしょう。

秋元さん1年生の時から総合型選抜で受験すると決めていたので、児童養護施設のボランティアにも関わっていました。

亀田先生キャリア体験ですね。学校が「この施設を訪問しなさい」ということはないので、秋元さん自身が考えて起こした行動でしたね。

秋元さんはい。最初はとにかく児童養護施設がどんなところかを知るために、色々な施設に電話をしてみました。もちろん断られることもあったけれど、職員の人と話すところから始めました。

 施設の子どもたちのなかには専門的なサポートが必要な子もいたので、職員の方々と話すなかで、働く環境や待遇面についての政策を考え、自治体に提言したこともあります。

亀田先生秋元さんのように、色々なことに取り組んで総合型選抜に挑戦する生徒がいますね。ほかにも高校時代にアフリカへ渡ってサッカーを経験したり、貧困問題を肌で感じる経験をしたりした部員もいました。

秋元さんその彼は今、立命館アジア太平洋大学に進学して、ゴミ問題に取り組んでいるようです。

亀田先生保育士をめざしていたサッカー部マネージャーは、実際に保育園へ行って職業体験をしていましたね。それも自分で保育園を探して行ったはずです。皆、自ら起こすアクションが身を結んでいます。

 進路を決める際は、勉強と部活動の両輪が合わさって回っていくものだと思います。だからサッカーに集中しながらも成績は伸びていくし、自分をマネジメントする力も上がっていく。後輩たちは、そんな先輩たちの背中を見ているから「自分も同じように頑張ろう」という思いを強くするのでしょう。

秋元さん亀田先生は公民を担当されていたので、私が取り組んだ課外活動に関する知識をたくさん与えてくださいました。授業はディスカッションを中心に進んでいくので、色々な人の意見を聞くことができて、ためになりましたし、面白かったです。

亀田先生本当かな(笑)。でも、知識をインプットするだけでなく、得た知識を活用することを考えて授業を組み立てていました。それはサッカーも同じです。今はサッカーのプレーに関する動画がたくさんあるので、知識だけならいくらでも得ることができるけれど、それをどう自分のプレーに活用するかが大事ですね。

今だから聞きたい、最後の試合に負けた日のこと

秋元心太さん 秋元心太さん
サッカー部OB
慶應義塾大学へ進学

亀田先生サッカー部は「全国高校サッカー選手権」で負けたらそこで終わりですが、選手権の全国大会は1月まであるので、勝ち進んでいけば3年生でも3学期まで引退はしません。そこがすごいところだと思います。

 秋元さんは「Aチーム」に所属していて試験前も練習があったため、練習直前まで参考書を開いて勉強していましたね。

秋元さん仲間も勉強していたので、刺激を受けました。

亀田先生しかも、秋元さんはずっと「Aチーム」で頑張っていました。

秋元さん「部員のなかでトップチームにいるというのは、みんなの思いを背負っているということだよ」と先生によく言われていたので、そこはトップチームの全員が意識していたことだと思います。

亀田先生サッカー部に所属していて、最後まで試合に出られるのは200人いる部員のうち11人だけ。しかも、本校サッカー部は東京都で最も部員が多い反面、試合に出られない選手も多いわけです。だからトップチームの選手には、自ずと責任や自覚が生まれてくるのだと思います。

 ところで、慶應義塾体育会ソッカー部はどうですか? 今、駒大高サッカー部員が慶應義塾大学へ4年連続で進学してサッカー部に入部していますが。

秋元さんサッカー部員は全体で100人くらいです。私はまず、レギュラー入りすることを目標にしていて、“早慶戦”の舞台に絶対立ちたいと思っています。

 今は1年生で寮に入っていて、朝の6時30分から8時30分まで練習しています。なので朝は4時に起きて、1年生のやるべき仕事をしています。トップチームは最強で難しいため、Iリーグには全てスタメンで出させてもらっています。

亀田先生ポジションは?

秋元さん右サイドバックです。今年から監督が変わり、“パスサッカー”に力を入れているので、サイドバックはキーポジションになっています。今までやったことのないサッカーなので、刺激を受けています。

亀田先生頑張っていますね。大学卒業後のことは、何か考えていますか?

秋元さんサッカー以外の時間は、慶應SFCの仲間と“アプリ開発”について考えています。総合型選抜入試に関するアプリを作りたいと思って。

亀田先生そういえば、一般受験で慶應義塾大学へ進学した先輩もいますね。

秋元さん先輩から得られる情報は、本当にありがたかったです。入試に関する知識をたくさん教えていただきました。

亀田先生今だからこそ聞きます。3年生の最後、選手権で負けた時はどんな気持ちでしたか?

秋元さんあの時は本当にキツかったです。選手権で勝つためにサッカー部に入ったので。自分たちの代でチャンスを迎えたのに、「0対1」で負けてしまって……。完敗ではなかっただけに、めちゃくちゃ悔しかったです。手が届きそうで届かなかった1勝でした。3年間、チームとしてもっと積み上げるべきものがあったのかな……とか、色々考えていました。

亀田先生私の力不足で全国大会に連れて行けなかったことは、本当に申しわけなかったと思っています。今からちょうど1年前のことでしたね。

秋元さん大学受験の結果発表が11月だったので、試合に負けたのは二次試験が終わった頃だったかな。勉強に対する後悔はなかったけれど、サッカーに対しては考えることがたくさんありましたね。一つひとつの試合を思い出していました。

亀田先生みんなで泣きましたね。でも、勉強もサッカーも頑張りたいと思っていても、1日は24時間しかない。「そこをどうする?」と向き合うことが大切なのだと思います。

秋元さんはい! 後輩には元気な部員が多いので、思い切ってやってほしいですね。

亀田先生先輩が顔を出して一緒にボールを蹴ってくれるだけで、後輩たちのモチベーションは上がるので、秋元さんもぜひ、母校に顔を出してください。

秋元さんありがとうございます! また先生の顔を見に行きます(笑)

秋元さんが詰襟は、慶應義塾体育大学ソッカー部員が着用している学生服。 秋元さんが詰襟は、慶應義塾体育会ソッカー部員が着用している学生服。
2人の思い出話しは尽きることがありません。 2人の思い出話しは尽きることがありません。

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