Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

興味・関心を軸に探究に力を注ぎ
将来につなげていく『マイゼミ』

昭和学院高等学校

〒272-0823
千葉県市川市東菅野2-17-1

TEL:047-323-4171

学校情報 学校HP

 自分の夢や目標を実現するための学びを、自由にデザインして探究的に取り組むコース、それが昭和学院高等学校の『GA』(ジェネラルアカデミー)です。同コースの2年次と3年次で行われているのが『マイゼミ』。文系・理系にとらわれることなく、一人ひとりの興味・関心を軸に、ゼミナール形式で探究活動に励みます。高2の担任を務め、『マイゼミ』を主導する竹澤陽介先生(社会科)、そして同コース2年生のYさんとAさんに話を聞きました。

「芸術」から「法学」や「生物」まで

竹澤 陽介 先生(社会科) 竹澤 陽介 先生(社会科)

『マイゼミ』には高2生が週1時間、高3生が週2時間取り組み、「芸術」「音楽」「イノベーション」「法学」「生物」「人文歴史」「家政学」「情報」など12分野が用意されています。生徒はその中から自分の興味・関心に合わせ、1分野を選んで参加します。『マイゼミ』を担当する教員はファシリテーターとして、自主性を尊重しながら話に耳に傾けたり、その背中を後押ししたりして、生徒の力を引き出すことに努めます。ですから、その分野の専門家である必要はありません。

 ひとつの分野につき10数名から、多いところで40名ほどの生徒が在籍しています。自分の学びたいことが決まっている生徒は個人で探究活動に打ち込んでいますが、数名でグループを組み、同じテーマについて探究している生徒たちもいます。例えば、私が担当する「医療福祉」の分野では、将来、看護師や理学療士をめざす生徒が、それぞれ数名ずつグループになってリサーチしながら探究活動に励んでいます。個人で探究に取り組む生徒のなかには“麹菌“に着目して「イノベーション」の分野で探究活動を行い、企業にお願いして“麹菌を使った化粧品の開発”を進めようとしている生徒、企業などが主催するコンテストに積極的に参加している生徒もいます。

 こうして探究した成果をレポートにまとめて、1月下旬に行われるゼミ内でプレゼンテーションします。生徒はプレゼンを聞いた担当教員の助言に従い、プレゼン内容などを修正します。自分が探究した成果を、よりわかりやすく人に伝えられるようにするのです。そして2月にポスターセッションへ臨み、再び発表し、高3ではその集大成として卒業レポートにまとめ上げます。

 教員が設定したゴールに到達させて達成感を得させるのは、通常の授業で十分にできますが、『マイゼミ』では自分たちでゴールを設定します。その過程で、自分が思い描いていたゴール地点が違うことに気づくケースも生じるので、その場合は分野を変更すことができます。今年の2学期でほかの分野に移った生徒は20人ほどいます。その際、分野を変更する理由を担当教員にきちんと説明し、納得させる必要があります。

探究と大学進学は切り離せない関係

『マイゼミ』を通して生徒に身につけてほしいのは、「自分の興味・関心を行動につなげる力」そして「学んだ成果を自分の言葉で表現する力」です。また、成果を学部・学科選択へ最大限に活用してほしいと願っています。『マイゼミ』における探究活動の実績は、大学進学と切り離せない関係にあるからです。

「総合型選抜」や「指定校推薦」によって大学受験をする場合、高校時代に探究活動へ力を注いでいれば、その大学で学びたいことをしっかりと入試担当者に向けて語ることができます。これが最大の強みとなるのです。例えば、面接で「高校時代は部活動へ真剣に打ち込んでいました」と話しても、その大学の学部・学科に自分をアピールする理由にはなりにくいでしょう。しかし、「私は高校で2年間、経済学について探究してきたなかで、貴学の◯◯教授の著書を読んで感銘を受けました。そこで◯◯教授のもとで経済学の研究に励みたいと思います」と語れば、その熱意は入試担当者に必ず伝わるはずです。進路指導において、探究は大学に行くことの明確な理由を生徒にもたせることができるのです。

 このように、探究活動を進路指導と直結させれば、大学進学後のミスマッチを防ぐことができます。「一般選抜」による受験でも、大学のブランドだけで進学した場合、「自分の学びたいことと違っていた」と後悔して中退するケースが少なくありません。しかし、高校時代に探究活動へ打ち込み、自分が学びたいことを明確にしたうえで学部・学科を選べば、理想的な環境で有意義に学ぶことができるのです。

生徒Voice1

茨城県那珂市に伝わる風習を探究

Yさん(GAコース/高2) Yさん(GAコース/高2)

 幼い頃、祖母に連れられて神社や仏閣を巡っていました。博物館に行くのも大好きです。そんな経験から「宗教学」や「民俗学」に興味をもつようになりました。「遠野物語」はまだ読んでいませんが、その著者である民俗学者の柳田國男の名前も知っています。そこで『マイゼミ』では「人文歴史」の分野を選びました。

 私が個人で探究しているのは、祖父母が住んでいる茨城県那珂市の一地域に残る独自の風習についてです。そこではY字型の木に経文を書いて塔婆にし、石仏にお供えをします。現在調べているのは、“この風習がどのようにして生まれ、どのような意味をもつのか”です。現地を訪れて親戚に聞いたり、写真撮影をしたりしてきました。

 詳細は今のところわかっていません。昔は“寄り合い”といって、その土地には多くの人が集まる機会があったそうです。それに参加してお年寄りに聞けば、何か情報が得られと思ったのですが、現在”寄り合い”は行われていないようです。そこで、図書館のリファレンスサービスを利用して調べていています。また、竹澤先生が民俗学を専攻する大学の先生を紹介してくださるそうなので、楽しみにしています。

将来は地域社会のために貢献したい

 この『マイゼミ』での探究を通して、私はますます宗教学や民俗学に関心をもてるようになりました。行きたい大学はすでに決まっていて、「総合型選抜」で受験し、民俗学の研究に励みたいと思っています。そして、将来は公務員になって地域社会のために貢献したいと考えています。

 私が在籍するコース『GA』は、このように自分が面白いと感じることをどこまでも追求できるコースです。ほかにも昭和学院には、一人ひとりの興味や進路に合わせて多くのコースが用意されています。英語が得意な人には『IA(インターナショナルアカデミー)、最難関大学への現役合格をめざす『TA(トップグレード)』、科学が大好きな人に向けた『SA(サイエンスアカデミー)』などです。これを読んでくださっている受験生の皆さん、ぜひ昭和学院で学び、将来の選択肢や可能性を広げてください。

生徒Voice2

ファッションのリバイバルについて探究

Aさん(GAコース/高2) Aさん(GAコース/高2)

 ファッションに興味のある私は、「家政学」の分野を選びました。そして夏休みに専修大学のオープンキャンパスに参加し、商学部 マーケティング学科の説明を受けて、進路が明確に見えてきました。大学で”商学”を専攻し、将来、服飾系の会社マーケティングの仕事に就くという進路です。

 そこで今、ファッションのリバイバルをテーマに探究しています。“かつて流行したファッションが再び流行する”という現象についてです。私も好きで、若い人たちに人気のある「Y2K」と呼ばれるファッションスタイルも2000年代に流行していました。こうして昭和や平成のファッションの移り変わりに着目すると、共通点があり、その流行の中心にはいつも若い人たちがいることがわかりました。そこで、大手のアパレル企業に電話をして、社員の方の意見を伺うなどして、その結果をタブレット端末にまとめているところです。

『マイゼミ』は夢を叶える近道

 探究を通して多くのことに気づくことができました。「服をつくるのに膨大な生地のロスが出ること」「私たち着る側の視点と売る側の視点が大きく違うこと」「企業が服を売るためにさまざまな戦略を立てていること」などです。また、マーケティングの仕事をするため、常にアンテナを張り巡らせることの重要性も実感しました。ニュースを見たりして、一見、ファッションに関係ないと思われる情報もチェックする必要があるのです。こうして『マイゼミ』で熱中して学んだことを、将来につなげていこうと思っています。

『マイゼミ』で探究活動に励み、その成果を第一志望大学の志望理由書に書き、面接でアピールして合格を果たしたいと思っています。大学の先生が「この受験生は、高校の時から大学で学びたいとこと、将来やりたいことが決まっているのだ」と評価してくださるはずです。このように『GA』では、自分が好きなことや趣味を将来の仕事につなげることができます。夢を叶える近道が昭和学院にはあります。

『マイゼミ』の様子。教員がファシリテーターとなってリサーチの仕方を教えたり、みんなの意見をまとめたりしています。 『マイゼミ』の様子。教員がファシリテーターとなってリサーチの仕方を教えたり、みんなの意見をまとめたりしています。
「ファッションリバイバル」についてプレゼンするAさん。 「ファッションリバイバル」についてプレゼンするAさん。

学校情報

共学
昭和学院高等学校

〒272-0823
千葉県市川市東菅野2-17-1

TEL:047-323-4171

イベント申込 ネット出願
学校情報 学校HP

進学なび掲載情報

この学校の掲載記事をピックアップしました。

キャリアを支援しながら、総合型選抜から学校推薦型選抜、一般選抜まで、生徒が希望する入試スタイルに合わせた個別指導を行い、...

この記事を見る

自分の夢や目標を実現するための学びを、自由にデザインして探究的に取り組むコース、それが昭和学院高等学校の『GA』(ジェネ...

この記事を見る
好きなことを究め、志望大学へキャリアを支援する『ディスカバ!』進路・進学

キャリアを支援しながら、総合型選抜から学校推薦型選抜、一般選抜まで、生徒が希望する入試スタイルに合わせた個別指導を行い、...

この記事を見る
興味・関心を軸に探究に力を注ぎ将来につなげていく『マイゼミ』授業・カリキュラム

自分の夢や目標を実現するための学びを、自由にデザインして探究的に取り組むコース、それが昭和学院高等学校の『GA』(ジェネ...

この記事を見る
ページトップ