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沖縄からオーストラリアまで
4コースから選べる修学旅行

オーストラリアコースでは、シドニーの2大シンボル『オペラハウス』と『ハーバーブリッジ』をバックに記念撮影。
横浜高等学校

〒236-0053
神奈川県横浜市金沢区能見台通46-1

TEL:045-781-3396

学校情報 学校HP

生徒の主体性を尊重し
現地での学びを深める

 2023年12月、横浜高等学校で高2生を対象に修学旅行が実施されました。特色は、“生徒が希望するコースを自由に選べる”点です。選択制にした目的を教頭の館山和央先生は「生徒の主体性を尊重するとともに、生徒が自ら選んだ場所を訪れることで、現地での学びがいっそう深まると考えたからです」と語ります。

 2023年度の行先は「関西」「沖縄」「オーストラリア」「マレーシア」の4コース。なお、同校ではコロナの影響でしばらく海外渡航が中止となっていたため、「マレーシア」と「オーストラリア」は、2020年度に同校が共学となって以来、初めての海外旅行となります。各コースの引率にあたった4名の先生に話を伺いました。

関西コース(4泊5日)

広島、神戸、大阪の3都市を巡る

吉野昌彦 先生の写真です 吉野昌彦 先生(理科)

 1日目は広島での平和学習です。『広島城』を訪れた後、『原爆ドーム』や『広島平和記念資料館』を見学します。資料館では被爆された“語り部”の方からお話を伺いました。生徒たちは広島で起きたこの悲劇を教科書で学んでいますが、実際に体験された方の話を聞くことで、“核の恐ろしさ”と“平和の尊さ”を改めて実感したようです。全員が真剣な眼差しで耳を傾けていました。

 生徒たちは高3になると、成人年齢の18歳になります。その時に核兵器や戦争について堂々と自分の意見を述べることのできる大人になってほしいので、多感な時期に広島を訪問することは、非常に意義のあることだと思います。

 2日目は船で宮島へ渡り、日本三景のひとつであり世界遺産の『嚴島神社』を訪れました。空、海、山々を背景に、鮮やかに映える朱塗りの堂々とした社殿に、生徒たちは感動を覚えたようです。

 3日目は神戸で、異国情緒あふれる北野地区の散策です。北野異人館のシンボルで重要文化財に指定されている『風見鶏の館』や、アメリカ総領事の邸宅として建築された『萌黄の館』を見学し、異国の文化と歴史を体験しました。

 神戸港でランチクルーズを楽しんだ後は、『人と防災未来センター』を訪問。ここでは阪神・淡路大震災の被害を目の当たりにするため、展示物を見て言葉を失う生徒もいました。一人ひとりが自然の猛威をしっかりと目に焼きつけたのではないでしょうか。

 その後は大阪市内に移動し、世界最大級の水族館『海遊館』を見学。さらに港区にある築港・天保山地区を散策しました。

 4日目は終日『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』で遊び、最終日の5日目は班に分かれ、あらかじめ班ごとに決めていた大阪のコースを巡りました。生徒たちはこの修学旅行を心から楽しみ、多くの学びや気づきを得、友人との絆をさらに強めたのではないかと思います。

2日目に訪れた国宝・世界遺産の嚴島神社。

沖縄コース(4泊5日)

沖縄から石垣島へ。美しい自然を満喫

神林 学 先生の写真です 神林 学 先生(国語科)

「沖縄コース」は最も参加者が多く、男女合わせて200名以上が参加しました。

 1日目は那覇に到着後、班ごとにタクシーを借りて、『首里城』などあらかじめ決めていた名所を巡ります。2日目の午前中は体験学習です。琉球菓子づくりや沖縄を代表する楽器“三線(サンシン)”を習ったり、洞窟の探検やビーチをトレッキングしたりしました。午後はジンベエザメで有名な『美ら海水族館』を見学しました。

 3日目は那覇市の国際通りを班ごとに散策した後、飛行機で石垣島へ渡ります。残念ながら、今回は暴風雨となったため、予定の変更を余儀なくされましたが、本来であれば、エメラルドグリーンの石垣島の海を一望できる絶景が見られる行程でした。

 4日目は「石垣島」「竹富島」「西表島」「由布島」など八重山諸島の自然と文化を体験できる選択プログムで、次の4種から選べます。

  1. 「西表島」で「西田川(サンガラ)の滝」までトレッキング。
  2. 船に乗ってマングローブ林を見学後、水牛車で「由布島」や「竹富島」を散策。
  3. カヌーやシュノーケリングに挑戦。
  4. シュノーケリングの後、「竹富島」を散策。

 最終日の5日目は、八重山の家並みを再現したテーマパーク『石垣島やいま村』を訪れた後、川平湾でグラスボート遊覧ツアーを楽しみました。ツアーではガラスでてきている船底から、海底に広がるサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚を眺めることができます。その美しさに圧倒された生徒たちは、思わず感嘆の声をあげていました。

 八重山諸島の自然・文化を体験して視野を大きく広げるとともに、選択プログラムを通して普段交流のない他コースの生徒と交流を深めることもできました。この旅行は生徒たちにとって有意義なものになったと思います。

オーストラリアコース(5日間)

世界遺産の絶景に感動があふれる

松原惇也 先生の写真です 松原惇也 先生(数学)

 1日目の夕方に羽田空港から飛行機に乗り、約10時間のフライトでシドニーへ向かいます。到着は翌日の午前6時です。入国手続きを済ませた後、早速シドニーの市内観光を楽しみます。シドニーの2大シンボル『オペラハウス』と『ハーバーブリッジ』、そしてこの2つの撮影スポットとして有名な『ミセス・マッコーリーズ・ポイント』、開拓時代の建造物が残る『ザ・ロックス』などを訪れました。

 3日目午前中は、世界自然遺産の『ブルー・マウンテンズ国立公園』で、絶景が臨める『エコーポイント』、アトラクションが楽しめる『シーニック・ワールド』を訪れました。『ブルー・マウンテンズ国立公園』では、ビューポイントと呼ばれる3つ並んだ有名な奇岩“スリーシスターズ”を見ることができました。何千年もの年月をかけて風化し、現在の姿でそびえ立つ様は見事な景観で、その雄大さに生徒たちは圧倒されていましたね。その後は野生動物公園『フェザーデール・ワイルドライフ・パーク』を訪れ、カンガルーやコアラと触れ合う体験もしました。

 4日目は『ブラザー&シスタープログラム』を体験します。各班に現地の大学生が1人ついて6時間ほどシドニーの街を案内してもらうプログラムです。日本語を話せる大学生の数は限られており、そのほかの大学生は英語しか通じません。生徒たちはこれまで学んできた英語を駆使し、ボディランゲージも交えてコミュニケーションをとっているうちに大学生とフランクに接することができるようになっていき、わきあいあいとした雰囲気で散策を楽しんでいました。

 夜はシドニー湾クルーズを体験。船上から『オペラハウス』を間近に眺めたり、『ハーバーブリッジ』を真下から見上げたりと、普段の視点では見られない海上から景色を楽しみました。

 参加した生徒のほとんどは、海外が初めての体験だったようです。しかも、中学時代はコロナで宿泊行事に参加できなかった生徒が多く、その表情には喜びと感動があふれており、実施できて本当に良かったと思っています。

マレーシアコース(5日間)

ヒンドゥー教やイスラム教の文化を体感

中島隆宏 先生 中島隆宏 先生(地歴・公民科)

 当初、このコースはインドネシアのバリ島に行くはずでしたが、コロナの影響で予定していた日程では帰国できないことがわかり、マレーシアに変更となりました。マレーシアを選んだ理由は、気候や文化の点でバリ島と共通項が多かったからです。

 1日目の朝に成田空港から飛行機に搭乗すると、約8時間でマレーシアの首都・クアラルンプールに到着します。その夜はホテルに宿泊し、2日目はクアラルンプールを1日かけて市内観光しました。観光で巡ったのは、マレーシア国王が住む『新王宮』や『国家記念碑』『独立広場』『バトゥ洞窟』などです。なかでも印象深かったのが、ヒンドゥー教の聖地といわれる『バトゥ洞窟』でした。入り口に巨大な黄金の像がそびえ立つ階段を300段近く登ると洞窟に着きます。ヒンドゥー教の像が並ぶ鍾乳洞の内部はひんやりとしており、生徒たちはその神秘的で神聖な雰囲気を体感しました。

 3日目に訪れたのは港湾都市『マラッカ』です。イギリスやオランダの植民地となった古都で、世界のさまざまな地域からの人の流入で、多民族・多宗教が混在する都市です。ここでは『オランダ広場』『セントポール教会』『サンチャゴ砦』を見学し、昼食にマレー料理と中華料理が融合した“ニョニャ料理”を食べました。生徒たちは食からも、マレーシアの歴史や文化を学びました。

 その後はマレーシア最古の中国寺院『青雲亭寺院』、インドから来たイスラム教徒の商人たちによって建てられた『カンポン・クリン・モスク』、ヒンドゥー教の『スリポヤタヴィナヤガールムーティ寺院』、ナイトマーケットで知られる『ジョンカーストリート』などを訪れました。

 4日目は超高層ビル(451.9m)を誇る『ペトロナスツインタワー』を眺めた後、マレーシア独立の象徴として建てられた『国立モスク』の中に入りました。イスラム教では女性が肌を露出することが禁じられているので、女子生徒は入場時、貸し出しのローブを羽織って見学しました。

 続いて『セントラルマーケット』を自由散策した後は、錫製品の『ピューター工場』を見学したり、ピンクモスクのある『プトラジャヤ』を訪れたりしました。

 この旅における大きな収穫は、マレーシアの歴史やスコールなどの自然現象、宗教をはじめとする異文化を体感できたことです。なかでもヒンドゥー教は日本人にとってなじみが薄いこともあり、心に強く刻まれる貴重な体験になったと思います。

マレーシアの新王宮『イスタナ・ネガラ(Istana Negara)』は、マレーシア国王の公式な住居で、豪華な建築と美しい庭園が特徴です。マレーシアの新王宮『イスタナ・ネガラ(Istana Negara)』は、
マレーシア国王の公式な住居で、豪華な建築と美しい庭園が特徴です。

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