2023年の神奈川県大会では、どのような思いを抱きましたか?
鈴木さん決勝戦で逆転負けを喫した瞬間、部員と抱き合って号泣しました。その時は「野球部に甲子園へ行ってほしかった」「甲子園で応援したかった」という残念な思いもありました。でも、振り返れば見応えのある試合の連続で、今は野球部員には「感動をありがとう」という気持ちでいっぱいです。この思い出は一生の宝物です。
柴田さん決勝戦翌日が「横浜吹奏楽コンクール」の日で、練習のために現地での応援には行けなかったのですが、その日は午前中で練習を終えたため、部員のみんなとスマートフォンで観戦しながら応援していました。みんなで「野球部は勝てなかったけれど、吹奏楽で慶應に勝とう! 全力で頑張ろう!」と誓い合いました。
山本さん決勝戦が終わり、負けてしまったことに茫然としながら給水場に行って休憩しようとした時、ふいに悔しさが込み上げてきて泣いてしまいました。この悔しさをバネにして、2024年は今年以上にみんなの気持ちを一つにし、力いっぱい応援して野球部を勝利に導きたいと思います。
高梨さん閉会式が終わった後も、負けた実感がありませんでした。その後、片付けをする際に野球部員が泣いているのを見て、「ああ、負けたんだな……」と思い、悲しさがこみあげてきました。しかし、2023年は甲子園へ行けませんでしたが、野球を通して素晴らしい体験ができ、横高に入って本当によかったと思っています。
小西さん負けてしまった代わりに、“横高生の心が野球を通して一つになった”という一体感を味わえました。また、球場での救護活動を通して、大きな行事を陰で支える喜びを感じることもできました。野球から得たことを、大学での学びや将来の職業に活かしていきたいと思います。
川島さん甲子園に行けなかったことは残念ですが、私はまだ2024・2025年と夏が2回あるのでこれからが楽しみです。今回の経験を通して、マルチメディア部として新たな目標が生まれました。横高の試合の模様はほかの人たちもTwitterなどSNSで発信しているので、今後、マルチメディア部にしかできない発信をしようという目標です。
例えば、球場以外での野球部の活動を知らせることです。その一環としてWBSCで活躍し、台湾から帰国した野球部前主将の緒方先輩の祝賀会の模様をホームページに掲載しました。ほかでは観ることのできない野球部員の姿を、これから発信していきたいと思います。
森合さん野球部は“一戦必勝”の意気込みで全ての試合を闘ってきました。県大会では中盤、終盤になるにつれて「勝てる!」と僕は確信していたので、9回表で慶應義塾高校にホームランを打たれた時は頭の中が真っ白になりました。そして選手たちが泣き崩れているのを見て、負けたことを改めて実感しました。
甲子園までの道のりは、辛いことが9割を、うれしいことが1割を占めています。辛いことを乗り越えてきたからこそ1割のうれしさがあるのです。もちろん、そのうれしさは優勝することにあります。
2023年は甲子園に行けませんでしたが、最後の最後まで力を尽くして闘って得られた喜びや達成感は、その1割に匹敵すると思っています。さまざまな困難を乗り越えてきたからこそ、得られた喜びです。こうして今日、この場でみんなから「貴重な体験ができた」と言ってもらえたことで、野球部のマネージャーを務めてよかったと心から思えました。
ありがとうございました。皆さんの今後の活躍に期待しています。
web記事
「2023年度全校応援~ファイト横高!~」