大学とキャンパスを同じくする明治学院高等学校は、伝統と歴史が脈々と息づく学校です。明治学院大学4年のTさん、日本赤十字看護大学3年のKさん、明治学院大学入試センター勤務のYさんが、母校の魅力を語ってくれました。
大学とキャンパスを同じくする明治学院高等学校は、伝統と歴史が脈々と息づく学校です。明治学院大学4年のTさん、日本赤十字看護大学3年のKさん、明治学院大学入試センター勤務のYさんが、母校の魅力を語ってくれました。
中学の教室にあった高校受験の本をパッと開いた時、偶然目にした高校が、なんと明治学院でした。「自由な校風」という記事に心が躍り、 『オリーブ祭』(学院祭)に照準を合わせて見学に行きました。入学後はサッカー部に入りました。サイドバックを任され、公式戦にもたびたび出場させてもらいました。2年生で都大会に出場し、3年生では都大会予選敗退でしたが、勝っても負けても汗を流した日々は宝物です。
そんな高校時代の私には、定期テスト2週間前から勉強を始める友人がいました。のんびりと1週間前からテスト勉強を始める私に影響を与えた一人です。「周りは勉強しているのに自分はしていない」。焦りというよりも、そんな気づきを与えてくれました。古文でなかなか高得点が取れない時、「詰めが甘い」とハッキリ言ってくれた先生もいました。 初めは「きついな」と思いましたが、不思議と「やってやろう」という気になるものです。自由な校風が魅力の明学には、“今すべきこと”をしっかり教えてくれる本気な人もいるのです。
大学では今、ラクロス部で日本一をめざして戦っています。高い目標をもつことは就職活動にも好影響をもたらすようで、広告業界を志望する私は今、 ベンチャー3社、中小1社、さらに業界では大手の1社より内定をいただいています。ただ私が大切にしているのは、規模の大小ではありません。「人を笑顔にする仕事がしたい」との想いが叶えられるかどうかです。実は、原点は初めて見た『オリーブ祭』にありました。「来てよかった」と感動しながら帰路につくことができた高校受験期の自分のように、広告に触れた人々の心に残るような仕事がしたいと考えています。
高校受験の際、学校選びに迷いに迷っていました。そんなある日、『オリーブ祭』の見学に訪れた私の目に飛び込んできたのが、主体的かつ楽しそうに動き回っているイキイキとした明学生たちの姿でした。 「自主自立」という言葉がぴったり当てはまるような、そしてその一方で、自由な校風が醸し出す唯一無二な空気感に一目惚れでした。「ここで自由に3年間過ごしたいな」と素直に思える私がそこにいました。
クラブ活動は中学から続けてきたブラスバンドを迷わず選択しました。私に与えられた活躍の場は、学生指揮者の略である重責の“学指揮”です。指揮台から見るブラスバンドの世界は特別なものがあり、それは私にとって高校時代の“輝ける場所”でした。週5日で活動しながら、幼い頃から続けているバレエ教室にも通い、各教科から求められる数多くの課題にも向き合うという日々は非常に多忙でしたが、それでも「また明日、楽しい仲間たちに会える」という喜びに勝るものはありませんでした。
次の日の体調のことも考えて、なるべく24:00までには勉強を終えるというルーティーンが自然に身についたのも、明学に通うことができるワクワク感の産物であるといっても過言ではないような気がします。ちなみに、バレエは現在も私の生活の大切な一部になっています。数年後には、看護師として働きながらバレエダンサーとしてステージに立ち続けたいというのも、私が思い描いているキャリアです。大学3年になり、この夏からは約半年に及ぶ本格的な病院実習も始まります。どこにいても私らしく “輝ける場所”をもち続けられることに幸せを感じながら、過ぎ去りし白金台での思い出の日々に感謝しています。
両親や知り合いから「明学には自由な校風がある」と聞き、興味を抱いて『オリーブ祭』に出かけました。楽しそうに動き回っている在校生の姿も印象的でしたが、何よりもチャペルをはじめとする文化財建造物に圧倒され、「ここに通えたら幸せだな」と思いました。
クラブ活動は男子バレーボール部に入りました。新潟で実施した夏合宿では、体力が尽きるまでひたすら走っていた記憶があります。新校舎になりましたが、私たちが汗を流した体育館は当時のままでうれしいです。バレーボールに夢中になるあまり、勉強の成績が下がりだしたことがありました。一度部活動を休部するか、それとも辞めるか悩んだ時、 顧問の先生も周囲の友達も声を揃えて言ってくれたアドバイスがありました。「自ら打開しなければクラブ活動を辞めても意味はない」「自分で乗り越えなければいけない」というものです。
不思議にも誰一人「辞めたほうがいい」とは言わないのです。それからの私は何でも抱え込むのではなく、周囲に相談するようになりました。授業で理解不足があれば、私のために昼休みに補講を用意してくれる先生もいました。気がつくと少しずつ成績が上昇し始め、バレーボールでは徐々にスタメンを勝ち取るようになりました。その後、合宿中に肩を脱臼するアクシデントにも見舞われ、約1カ月に及ぶ入院生活も経験しましたが、授業で習ったことを教えてくれる友達がいたり、資料を送ってくれる友達がいたりと、みんなの協力があって苦境を乗り越えることができました。紆余曲折のあった高校時代でしたが、苦労をどう生かすかを考えながら、自分が成長できた3年間だったと思って感謝しています。
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