保善高等学校は、教育目標に「実学尊重」「剛健質実」「報本反始」「初志貫徹」を掲げ、大学進学に向けた学力養成と、豊かな人間性を育成する部活動との両立をめざす、文武両道を教育方針としています。今回は、高1・高2・高3の男子バレーボール部で活躍する3名が、それぞれの学校生活について語ってくれました。
保善高等学校は、教育目標に「実学尊重」「剛健質実」「報本反始」「初志貫徹」を掲げ、大学進学に向けた学力養成と、豊かな人間性を育成する部活動との両立をめざす、文武両道を教育方針としています。今回は、高1・高2・高3の男子バレーボール部で活躍する3名が、それぞれの学校生活について語ってくれました。
田中さん(高3)私は、学校選びにそれほどこだわりがなくて、塾の先生に勧められたこと、そして自宅から近くて通いやすかったことが理由です。実は、学校見学に行った際、保善高校が男子校だと初めて知りました(笑)。男子だけの環境に戸惑うよりも、ワクワクしたことを覚えています。兄も男子校で、「男子校ならではの楽しさがあるよ」と聞いていたので。
渡邊さん(高2)部活動と大学受験に向けた勉強を両立させ、充実した学校生活を送りたくて保善学校を選びました。説明会で文武両道を実践していていることを知り、さらに授業見学にも訪れ、先生との距離が近く授業が楽しそうで、生徒たちがのびのびと学んでいる様子がとても気に入りました。
実際に入学してみて、校風も自分に合っていると感じました。部活動を通して自分から積極的に挨拶や声かけがしっかりできるようになり、人としての成長も実感しています。保善高校を選んで良かったと思っています。
海老名さん(高1)最も魅力を感じたのは、“男子校”の環境です。もともと男子校に興味はありましたが、実際に保善高校の文化祭を見学した際に、共学校では味わえないような楽しい雰囲気があり、自分に合っていると感じました。在校生たちが積極的にコミュニケーションを図ってくれる姿が強く印象に残り、「自分もこんな雰囲気のなかでコミュニケーション力を伸ばしていきたい」と思いました。
田中さん(高3)バレーボール部は経験者が少ないので、初心者でも入部しやすいと思います。自分も高校から新しい競技にチャレンジしたいと思い、入部を決めました。部員数もそれほど多くないため、大会に出られるチャンスが多く、成長できる環境にあります。経験者が少ない分、基礎から積み重ねていく過程を大切にし、互いに教え合う雰囲気があるのも魅力です。
入部後、ほぼ未経験ながらスターティングメンバーとして大会に出場しました。実力が未熟な状態での出場だったので、先輩たちの足を引っ張ったり、頼りすぎてしまう場面もあり、反省すべき点がたくさんありました。でも、その経験を糧に努力を重ねてきたことで、成長できたと思います。学年が上がるにつれ、責任感も育まれました。
渡邊さん(高2)私は父親の影響でバレーボールに興味をもっていましたが、通っていた中学にバレーボール部がなかったため、高校から挑戦してみたいと思って入部しました。なので、ほぼ未経験者でした。
印象に残っているのは、バレーボール部では毎年夏休みに4泊5日の日程で合宿を行っています。練習以外に寝食も共にするので仲が深まり、ミスした際のチームメートの反応やチームプレーの声かけなどに、大きな変化が見られたことです。
田中先輩は、積極的に声を出したり試合を盛り上げたりして、技術面と精神面の双方でチームを引っ張ってくれる存在でした。そうした点が自分たちの代に足りていない部分なので、ぜひ見習って活かしていきたいです。また、海老名くんは、アドバイスに対してしっかりと返事をし、素直に取り組む姿勢が良いところだと思います。
海老名さん(高1)中学時代はサッカー部に所属していましたが、姉がバレーボールをやっていたことから興味をもち、高校からバレーボールに挑戦することにしました。
入部したばかりの頃、活動目標に「1回戦突破」と書かれた掲示を見て、「モチベーションがそんなに高いチームではないのかな……」と思っていました。でも、公式戦でのチームの盛り上がりや先輩たちの活躍は素晴らしく、「楽しそう!自分もこんなふうになりたい!」と強く思いました。特に田中先輩の試合での活躍が印象的で、得点を決めるとチーム全体が盛り上がり、その存在感と周りを魅了するプレーに憧れています。
自分は人見知りで、まだ先輩方にうまく話しかけることできませんが、渡邊先輩のほうから声をかけて指導してくれます。練習メニューは先輩が組んでくれ、部員が主体となって取り組むので、最初は素人だった自分も、少しずつ成長を実感できています。
田中さん(高3)途中で部活動をやめて勉強だけに集中することもできますが、部活動を通して培われるメンタル面やフィジカル面は、この先どんなことをするにも必ず役立つと信じています。最初からレベルの高いプレーはできないので、基礎をしっかりとやり、自分が自信をもてる部分や得意なことを伸ばしていければいいかなと思います。
後輩たちには、技術面で自分だけがパーフェクトになろうとするのではなく、チームとしてどう成長するのかを考えてほしいです。そうすることで、人として成長できると思うので。
渡邊さん(高2)大学進学だけを考えれば、勉強に集中することが一見効率的に思えるかもしれませんが、継続して何かに取り組む姿勢は、将来にわたり大切なことだと思います。保善は進路指導やサポート体制も充実しているので、両立も不可能ではないはずです。一度始めた部活動をしっかり最後まで続けることで、充実した学校生活にしたいと思います。
海老名さん(高1)私は中学時代、強豪校でサッカーをしていてスターティングメンバーに選ばれたこともありました。でも、「怒られないため」や「やらされている」という感覚が強く、だんだんと楽しめなくなっていました。でも、保善高校バレーボール部の活動はとても楽しく、人として学べることも多いです。だからこそ、部活動は続けたいと思っています。
田中さん(高3)これまでバレーボールに取り組んできたように、今後も自分の好きなことを信じて歩んでいきたいと思っています。自分は体を動かすことが大好きで、人に教えたりアドバイスしたりすることも好きなので、将来は体育の指導に携わる職業に就きたいと考えています。
すでに部活動は引退しましたが、“男子校育ち”としての誇りを体現するためにも、大学入学までにしっかりと体づくりをしたいと考えています。さらに、英語の授業を通じて海外に興味をもつようになったので、大学生になったら、ぜひ海外に行ってみたいです。
渡邊さん(高2)1年生の時点で得意教科と苦手教科の差が大きくなってしまったので、2年生になってからは苦手教科にも積極的に取り組むことを決めました。特に数学が苦手なので、自発的に対策講座へ参加するなどして、克服をめざしています。年に1回英検を受検する機会があるので、それに向けた勉強にも取り組んでいきたいです。
私も田中先輩と同じく体を動かすことが好きで、部活動で後輩に教えることはとても楽しいです。将来は体育教師やスポーツ指導員になりたいと考えています。
海老名さん(高1)中学時代は期限までに提出物を出すことや、学習習慣の重要性をあまり理解していなくて、うまく取り組めていませんでした。でも、部活動を通じて挨拶やコミュニケーションなどの重要性を実感した結果、提出物を期限内に出すことの大切さも理解できるようになりました。
いま、数学で計算式を解くことが楽しくて、この部分をさらに伸ばしていきたいと思っています。また、大学進学後に留学をめざしているので、高校時代に英語力を伸ばしたいと考えています。そのために、まずは英検の合格を目標にしています。
田中さん(高3)最寄り駅の「西早稲田」駅と「高田馬場」駅2つのルートと複数の路線が利用でき、アクセスは抜群です。都心にある学校ですが、すぐ近くに緑豊かな公園もあって、勉強に集中できる落ち着いた雰囲気です。
保善の特色は、いい意味で緊張感がないことです。どの生徒も自然体でいられるので、個性を発揮しやすい環境だと思います。保善で3年間を過ごすことで、コミュニケーション力が高まると思いますよ。
渡邊さん(高2)男子校ならではの熱い友情を育めるのが、保善の魅力です。共学校では同じクラスにいても、一言も話さない生徒がいますが、保善では1カ月でクラスメート全員と話せるようになります。さらに、先生との距離も近いので質問がしやすく、勉強に楽しく取り組めることができます。
海老名さん(高1)先輩方が言うように、同級生や先輩には個性豊かな人が多く、毎日新しい発見があります。さまざまな話題で盛り上がれるので、とても楽しいです。勉強や部活動で地道に成長していける過程にも、大きなやりがいを感じています。保善に入学してからは、登校するのが楽しみになりました。
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