東京家政学院で“三大行事”といえば6月の合唱祭、9月の体育祭(『常磐祭』第1部)、10月の文化祭(『常磐祭』第2部)です。合唱祭を目前に控えた5月、2023年度における三大行事の実行委員長を務めた3人が集まってくれました。
高3になる彼女たちは、中1の3学期にコロナ禍が始まり、感染症に罹患しないよう気遣いながら高校受験に臨み東京家政学院に入学。高1の時には合唱祭が中止となり、体育祭ではマスクと手指消毒が必須。『常磐祭』(文化祭)も来場者の受け入れに制限がかかり、食品販売は全て個包装となっていました。
それぞれが実行委員長となった高2では、コロナ禍による制限が緩和され、三大行事も通常開催となりましたが、途切れてしまった伝統もあり、前年度を踏襲することが難しかった学年でした。
「合唱祭の運営は先輩から引き継ぐことができなかったので、先生に聞きながら計画を進めました」(合唱祭実行委員長)
「前年度の体育祭は完全中止ではなかったけれど、私は本部の仕事を知らずに実行委員長になったので、先輩からいろいろと教えていただきながら頑張りました」(体育祭実行委員長)
「『常磐祭』は執行部で受け継がれてきた『引き継ぎノート』があったので、なるべくコロナ禍以前の『常磐祭』を再現するように努力しました。前年度まで途切れていたのは校庭に設置したステージ企画です。私の代ではステージを復活させて仮装大会を開催しました。先生も含め、多くの有志が“本気”の仮装をして盛り上がることができました」(文化祭実行委員長)
5月現在、次の代に実行委員長を引き継いだ3人。『常磐祭』では有志団体として企画を考えているとのこと。行事に全力を出し切ったら、それぞれの目標に向かって歩み始めます。