2021年から始まった工事は、「新校舎建築プロジェクト」としてさまざまな生徒の学びの場として活用されながら進んでいました。千葉商科大学付属高等学校は、古くから街が形成された“堅固な土壌”の上に建っています。そのため、新校舎建設の途中には“奈良時代から平安時代の住居跡”などの文化財が発掘され、またとない学習の機会を得られました。
2021年から始まった工事は、「新校舎建築プロジェクト」としてさまざまな生徒の学びの場として活用されながら進んでいました。千葉商科大学付属高等学校は、古くから街が形成された“堅固な土壌”の上に建っています。そのため、新校舎建設の途中には“奈良時代から平安時代の住居跡”などの文化財が発掘され、またとない学習の機会を得られました。
環境に配慮し、全館にLED照明が設置されました。災害に備えて全生徒分の「非常時持ち出し用品」が準備されています。環境に配慮した新校舎は、建築物質省エネルギー性能表示制度(BELS )で最高評価の“5スター”を取得しました。
エントランスに設置された学校を象徴する大階段。たっぷりの自然光が降り注ぎ、キャンパスのさまざまな場所に“ゆとり”のスペースがあり、生徒たちが学び、語り合う姿が見られます。大階段の正面の壁はスクリーンになっており、学校説明会や文化祭などさまざまな場面で活用されます。展示ウオールの活用法もスクールプロジェクトで話し合われました。現在は学校の歴史を伝える展示となっています。
『カフェテリア』と呼ばれる空間は、お昼頃に売店が開き、食堂のチケットを購入できます。もちろん、ここでランチもできます。自動販売機ではパンを購入できるので、部活動の前に購入する生徒も。アイスクリームの自動販売機は、商業科の生徒がデザインを手がけた力作です。放課後にはさまざまなミーティングが行われる“学校で最も人が集う場所”です。
全教室にモニターが導入され、ホワイトボードと併用しています。最近は生徒の文房具はノートよりもiPadが活用されているようで、プリントよりもファイルを配信されることが多く、課題提出もデータ形式に移行し始めました。
「○年○組」を示す札や、「商業科」「特別教室」などの表示はデザイン性が高いものになりました。階ごとにイメージカラーが設定されており、機能性とデザイン性を兼ね備えています。
鮮やかな赤いドアが並ぶのは部室棟。運動部が主に利用しています。関東大会や全国大会をめざす部活動の原動力です。
トイレのルームサインを見ると、男性・女性と限定しないデザインが施されている個室がありました。これはバリアフリートイレで、車椅子でも利用できるようになっています。
図書室をはさんで両側にある多目的メディア室、PC室へと広がる空間は『ラーニングコモンズ』と呼ばれています。多目的メディア室は授業にも使用され、グループワークもできるように可動式の机です。PC室は“グリーンの椅子”、図書室は“赤の椅子”と色分けされています。
新しくなった家庭科室はIHでクッキングできます。調理のガイダンスをする手元が見えるミラーが設置されています。ミシンも備えてあるので、被服室の役割も担います。
自転車通学者が多い同校にとって重要な駐輪場。区画表示もされ、どこに止めたかわかるようになっています。雨の日でも安心して停められます。
広くて長い廊下には、ソファや避難器具などが備えられています。
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