文京学院大学女子高等学校は、日々の部活動を通じて礼儀やマナー、ルールを守る“規範意識”を身につけることに重きをおいています。今回は、バレーボール部・吹奏楽部・チアダンス部・サッカー部で部長として活躍する生徒に部活動について話を聞きました。
文京学院大学女子高等学校は、日々の部活動を通じて礼儀やマナー、ルールを守る“規範意識”を身につけることに重きをおいています。今回は、バレーボール部・吹奏楽部・チアダンス部・サッカー部で部長として活躍する生徒に部活動について話を聞きました。
Aさん私は小学校時代からバレーボールを続けていて、「中学からよりレベルの高いチームで活躍してみたい」と思い、強豪のバレー部があるこの学校へ中学から入学しました。母の母校であったということも理由の一つです。
Eさん中高という年齢差のあるメンバーが和気あいあいと活動している吹奏楽部の雰囲気が良かったので、高校から吹奏楽部の入部を決めました。
Sさん中学入学後すぐのオリエンテーションで、チアダンス部の演技を見たことが入部のきっかけでした。チアダンスは未経験だったので、はじめは勉強との両立に不安がありましたが、授業のフォローアップや面談など、熱心に手厚く指導してくださる先生方のおかげでチアダンスを続けることができました。
Kさん自分らしくプレーしたいと思い、学年の隔たりがなく部員同士の距離が近いサッカー部を選びました。グラウンドまでは“専用バス”があるなど、練習環境が充実していることや、大学進学を前提とする学習へのサポート体制がしっかりしていることなども決め手となりました。
Aさんバレーボール部は中3・2月の新人戦に向けた練習から始まり、インターハイなどの大きな大会のほか、小さな大会にいくつか出場しています。練習は週6日で火曜以外は練習に取り組んでいます。毎週日曜は他校のバレーボール部や大学生を相手に練習試合も行っています。
Eさん7~8月頃に行われる東京都の吹奏楽部コンクール、10月の文女祭(学園祭)、12月の東京都吹奏楽アンサンブルに重点をおいて練習しています。普段の活動は週4日ですが、大会が近づくと練習日も増えていきます。2023年度は8月のコンクールで銀賞を受賞したので、次はその上の金賞をめざしたいです。また、メンバーで話し合って「挨拶や礼儀・マナーを大切にしよう」といった自分たちなりの目標も立てて活動しています。
Sさん1月の全国大会予選と3月の本戦をメインに、年6回の大会に向けて1年間練習を積み重ねています。また、『文女祭(学園祭)』でも発表をするので夏前は練習量が多くなります。今は1月の予選で全国大会出場が決まり、3月の全国大会出場に向けて気合が入っている時期です。活動日は火曜から土曜の週5日で、夏休みは不定期で活動し、大会前は日曜も練習します。
Kさん活動は週6日間あり、土・日は遠征に行くこともあります。2023年度は全日本高校女子サッカー選手権大会東京都予選で第3位という成績でした。守備力に自信はあったのですが得点を決める攻撃力が足りなかったので、今後は攻撃力を重点的に鍛えていき、大会でさらに上をめざしていきたいと思っています。
Aさん「先輩が教えてくれたことを受け継いでいきたい」という想いを果たすために、勇気を出して部長に立候補しました。バレーボール部は人数が多いうえに、どの部員もそれぞれの想いをもって取り組んでいます。そんな個々の想いを大切にしつつ、部を一つにまとめていくことが大きな課題です。また、「春の高校バレー」東京都予選が終了した頃から、中3生も練習に参加してきます。中学と高校で練習のメニューが違うので、中3生が馴染めるようにしていくことも部長の大切な役割だと自覚しています。
Eさん吹奏学部は中高生が一緒に活動しています。部長として中学生も遠慮することなく発言でき、メンバー全員がのびのびと楽しく活動ができる“アットホームな雰囲気づくり”を大切にしています。特に中1は楽器に触ったことがない部員も多いので、楽しみながら技術を上達させていけるように気をつけています。
Sさんチアダンス部は中高合わせて50名います。中高で出場する大会が違う一方、『文女祭』には中高生が合同で取り組みます。中学からチアダンス部に所属して中学部長も努めた自分だからこそ、中高全体を見渡してより良いチームづくりをしていきたいです。
Kさん部員の個性が強いので、リーダーとして部を仕切っていくのは大変ですが、やりがいもあります。それぞれの良いところを活かしながら、先生方や先輩たちから応援してもらえるようなチームを作っていきたいと思っています。
Aさん試合で勝った瞬間はもちろんですが、勝敗に関係なく練習で「こうしよう」と話し合ったことを本番で発揮できた時に喜びを感じます。
Eさん大会で目標を達成できた時はやりがいを感じます。また、技術面では自分はもちろん、後輩たちが上達していく姿を見ることも日々の喜びです。
Sさん大会などをやり終えた時、「最高のパフォーマンスができた」とメンバー全員で感じられた時に大きな達成感があります。
Kさん自分たちよりレベルが高いチームと互角に戦えた時や、満足のいく試合ができた時、先生や先輩から応援してもらうなかで満足いくプレーできた時に大きな喜びを感じます。点を入れた時も負けて涙する時もありますが、みんなで感動を分かち合い、一体感を得られた時は達成感を味わえます。
Aさんバレーボール部は終了時間が遅く、練習で体力も使うので、帰宅してからは疲れをとることで精一杯です。その分テスト前には気持ちを切り替え、部活動で培った精神力や体力を活かして勉強に集中します。また、部活動に理解のある担任の先生やクラスメートの存在も心強いです。スポーツに力を入れている生徒が多いクラスなので、大会などで授業に参加できないメンバーには後日ノートを見せてあげるなど、日頃からクラス内で支え合い、協力し合っています。そんな環境が部活動と学業の両立にも役立っています。
Eさん帰宅後はリラックスできる時間にしたいので、なるべく電車の中や学校で勉強するようにしています。電車の中で単語帳を見たり、土曜練習の際は昼休みにみんなで教え合ったりしています。
Sさん私も通学時間や休み時間を活用しています。週2で習い事もしているので、日頃はなかなか勉強に集中できませんが、小テストがある時は朝早めに起きて頑張っています。
定期試験の1週間前は部活動が休みになるので、学校の自習室で友達と教え合いながら集中して勉強に取り組んでいます。
Kさん日頃から練習時間が多いことに加えて、定期試験の最中でも練習が必要になることがあります。しかし、それを理由に勉強しないということは決してありません。移動のバスの中や遠征先のホテルで勉強することで、苦手な教科を教え合えるというメリットもあります。
Aさん中3でけがをしたのをきっかけに、選手を支えるスポーツアナリストの仕事に興味をもつようになりました。これからも選手としてバレーボールを続けながら、スポーツアナリストになるための勉強もしたいと思っています。
Eさん私は国際教育と英語教育に魅力を感じ、文京学院大学への進学も見据えてこの学校へ入学を決めました。大学では国家試験など将来の目標に向けて資格取得の勉強も忙しくなるので、これまで以上に時間の使い方を見直し、趣味として吹奏楽も続けていきたいです。そして将来は国内のみならず世界にも目を向けて、社会的に弱い人たちの暮らしを豊かにしていける福祉の仕事に就きたいと考えています。
Sさん部長という経験を通して、自分のことだけではなく、みんなができるようになることを大切にするようになりました。これからも人を思いやる気持ちを大切にし、大学では国際関係について学び、社会に貢献していきたいと考えています。英語力も磨きたいので、長期留学にも挑戦したいです。
Kさん部長を務めたことで、人のために行動する大切さを学びました。大学は、看護学部に進学を決めたのもそのためです。確かな知識と技術を身につけ、患者さんの心に寄り添ったケアができるようにしたいです。
Aさん新しいメンバーが入ってくれることは良い刺激になり、チームにとってもプラスになります。高校から入部する生徒も歓迎します。全国を舞台にプレーしたい人は、練習を見学して部の雰囲気を感じてほしいです。
Sさんチアダンス部にはダンス経験がない初心者から経験者まで多様なメンバーがいますが、選ばれた一部の部員ではなく、踊る楽しさや達成感をみんなで共有できることを活動方針としています。少しでも興味のある人は、ぜひ入部してほしいです。部活動体験も開催しているので足を運んでみてください。
Kさん勝負の世界なのでうまく結果を出せない時もあり、苦労も多いです。でも結果を出せた時の喜びや負けたからこそ味わえる悔しさは一生の宝で、人生の指針や基盤になります。サッカー部では技術を向上させるだけではなく、人として大事なことをたくさん学び、身につけることができます。一緒に学び成長したい人は、ぜひ仲間になってください。
Eさん吹奏楽は純粋に楽器を楽しみたい人や初心者におすすめです。文京学院には、約30もの部活動があります。運動部には全国レベルの部活動もあるので、上をめざしたい人にはやりがいを感じられると思います。また、他校にはないような珍しい部活動もあるので、一人ひとりにとって居心地の良い部活動が見つかるはずです。ぜひ文化祭や説明会、部活動体験などに足を運んで、学校選びに役立ててほしいと思います。
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