まず、出発前に文華女子の学校紹介を兼ねた生徒たちからのビデオメッセージを送り、当日は全校集会で挨拶、合唱の披露から交流プログラムが始まりました。
生徒に1対1でバディがついてくれて、日本語授業を含むさまざまな授業に参加しました。私のバディは日本語が得意で、ところどころで通訳をしてくれたので戸惑うことなく授業に参加できました。ランチタイムでは自己紹介やお互いの文化について披露し合いました。
会話の内容は、日本の女子高校生が普段しているような話です。なかでも面白かったのは「日本の女子高校生は、なぜみんな前髪を下ろしているの?」と聞かれたことです。オーストラリアの女子高生の多くは前髪を下ろしていないので、日本の女子高生より大人っぽく見えます。私たちを見て不思議に思ったようです。また、ローズビルカレッジは制服のある学校で、お互いの制服を見て「かわいい!」と言い合った時、「国は違っても女子高校生が気になるところは同じなんだ」と思いました。
バディと一緒に「経済」の授業を受けた友達は、「英語のほとんどが聞き取れたわけではないけれど、“ジェスチャーでなんとかなる”場面もあった。日本の高校の『社会科』よりも専門的な内容だった」と感想を話してくれました。
現地では日本で練習した合唱を披露しました。『となりのトトロ』の『さんぽ』を歌った際、一緒に口ずさんでいる人もいたので、日本のアニメは本当に有名なのだと実感しました。一つ驚いたことがありました。それは、見たことのない大きな鳥がキャンパス内を自由に歩き回っていたこと。なかでも興味深かったのは、黒褐色に白色の羽毛が混ざった、目が黄色の『フエガラス』というカラスによく似た鳥です。私は将来、生物の生態系を学びたいと思っているので、日本とは違うオーストラリアの生物にとても興味がわきました。
Sさん(生徒会長・高2)
現地で交換し合ったローズビルカレッジの校章