八千代松陰高等学校には、多彩な国際交流プログラムが用意されています。『AEM(英数特進)』コースでは、最難関国立大学、医学部医学科、海外大学への進学を進路目標に掲げ、希望する生徒に対しては、ニューヨーク州立大学への2週間の留学体験ができる短期留学が用意されています。
『IGS(特進)』コースでは、多様化する大学入試への対応はもちろん、さらにその先を見据え、グローバル社会で活躍できる国際的な視野を兼ね備えた豊かな知性と人間性を育みます。同コースのカリキュラムには、国内・海外のフィールドワークを通じてさまざまな問題解決力を養う『トレイルメーカーズプログラム』(※)が用意されています。
(※)2年次に希望者を対象に、国際社会で必要なアントレプレナーシップを身に着けるための研修を実施。約5カ月間の国内研修と、ロサンゼルスでの語学研修・ホームステイ、シリコンバレーでの企業訪問や大学生研修のインタビューワークに約2週間取り組む。
『進学』コースでは、習熟度別クラスや選択科目制カリキュラム、大学卒業後の将来を見据えた進路指導で一人ひとりの学力・個性を伸ばしていきます。
「IGSコースは、グローバル社会で活躍できる、国際的な視野を備えた豊かな知性と人間性を育てることを目標としています。海外留学も単なる語学研修に留まらず、トレイルメーカー、すなわち自ら道を切り拓くことのできる教養人を育成すべく、たくさんの仕掛けを用意しています。2023年度はロサンゼルスで語学研修を行い、シアトルにてAmazon本社をはじめとする様々な企業のオフィスを訪問し社員の方々からアントレプレナーシップ(起業家精神)を学びました」(IGSコース担任/前川大知先生)
どのコースからも参加できる国際交流プログラムのスタディツアーは、2023年には春と夏の2回実施されました。
「春のスタディツアーでは、フィリピンでのワークショップを行いました。フィリピンでは現地のNPO法人のご協力を得て、貧困問題を抱える地域を視察しました。帰国した生徒たちは自ら校内に呼びかけて、フィリピンの子どもたちに文房具を送っていました。語学のみならず、世界が抱える貧困や環境問題を肌で感じる経験となったはずです。
夏はオーストラリアの姉妹校であるスコッツオールセインツカレッジを訪れ、現地の生徒との交流を行いました。2024年度も姉妹校との交流を含め、現地で課題を見つけて解決策を考えるようなプログラムを実施する予定です」(スタディツアー担当/碓井和貴先生)
コロナ禍を経て、渡航が自由になった2023年度における夏の八千代松陰生たちは、多彩な経験をすることができました。今回は夏の国際交流プログラムに参加した生徒6名が貴重な体験を語ってくれました。