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多彩な国際交流制度に
受験生の注目が集まる

駒澤大学高等学校

〒158-8577
東京都世田谷区上用賀1-17-12

TEL:03-3700-6131

学校情報 学校HP

3種の国際交流プログラムに
参加した生徒にインタビュー

国際交流委員の平田知香先生(英語科) 国際交流委員の平田知香先生(英語科)

 駒澤大学高等学校には、カナダに姉妹校が1校、オーストラリアに姉妹校が1校あります。カナダのニューウエストミンスター高校では、1年間の長期留学プログラムと短期留学プログラムがあり、オーストラリアの中高一貫校シェントンカレッジには、春休み期間に実施する約2週間のプレ留学プログラムや、シェントンカレッジからの留学生の“ホスト生徒”となるシェントンカレッジ受け入れプログラムがあります。

 毎年、夏休み期間(2~3週間)を利用して実施されるのが、全学年対象の短期留学プログラム「カナダセミナー」です。大自然の中でホームステイをしながら、英語を学ぶモチベーションを高めます。また、高1・高2対象の1年間長期留学プログラム(8月~翌年6月)には、カナダの姉妹校、ニューウエストミンスター高校に留学するプログラムですが、姉妹校以外にも、アメリカ、イタリアなどさまざまな国への留学に挑戦する生徒たちもいます。海外研修に参加できなくても、海外からの留学生を積極的に受け入れる学習環境は、さまざまな国の文化を日常的に感じることができます。

 同校の多彩な国際交流プログラムは、将来の活躍の場を世界に求める受験生からの注目度も高く、「近年、グローバル教育をめざして駒澤大学高等学校を志望する受験生も多いので、今後もますますプログラムを充実させる予定です」と英語科で国際交流委員の平田知香先生は話します。

 コロナ禍での渡航制限を乗り越えた今、国際交流プログラムも本格的な再スタートを切りました。今回は3種のプログラムに参加した生徒たちが貴重な経験を語ってくれました。

生徒Voice1
2週間短期留学「カナダセミナー」に参加

マクドナルドやコンビニで
ニュースで聞いていた世界経済の動きを肌で感じました

市川さん(高1) 市川さん(高1)

 2023年夏、カナダのニューウエストミンスター高校で2週間の語学研修に参加しました。午前中は英語の授業で、午後はアクティビティというプログラムです。ホームステイ先には10歳から18歳までの3兄弟がいました。みんなスポーツマンで体格が良く最初は圧倒されましたが、スポーツの話題や野球の大谷翔平選手の話題で盛り上がるうちに打ち解けていました。

 ニューウエストミンスター高校では、広い廊下や高い天井など、まずキャンパスの大きさに圧倒され、日本の学校とは規模が違うのを感じました。午前中の英語の授業では、先生が説明して黒板に板書したものを写すのではなく、ゲームをしたり日記を書いたりと、英語を使いながら学ぶ授業でした。駒澤大学高校の生徒45人が3クラスに分かれて、少人数でディスカッションする場面もありました。

 午後のアクティビティでは、卒業したばかりの人たちがチューターやコーディネーターとなって活動をサポートしてくれました。バンクーバーの観光スポットであるグラウスマウンテンでゴンドラに乗る日は、午前中にカナダの自然や林業について学び、サーモンの缶詰工場を見学する日は、日本人が移住して缶詰工場で働いていた歴史を学んで見学に臨みました。

 マクドナルドでは、ハンバーガーと飲み物で9ドルくらい、これは円換算すると1,000円以上になることに驚きました。コンビニの飲み物も300~400円にもなっていて、ニュースで聞いていた円安を実感しました。渡航前、カナダの気候や広大な土地について事前学習をして臨んだのですが、実際に現地へ行ってみると、カナダがいかに広いかを肌で感じることができました。僕がこの研修に参加した理由は、海外の人と実際にコミュニケーションをとってみたいと思ったからです。将来は日本と世界をつなぐような仕事に就きたいと思っています。

 2週間のホームステイでは、日常生活の細々としたことでわからないことがたくさんありました。その一つひとつの疑問を人に聞き、アドバイスを求めてコミュニケーションしなければ、1歩も前に進めないことを実感しました。でも、こちらから話しかけることで、みんな親切に答えてくれるし、街でも色々な人が話しかけてくれるので、「海外の人とコミュニケーションしてみたい」という思いが強くなりました。これからもっと多様な文化に触れながら、国や地域によって違うコミュニケーションを学びたいと思います。

2週間の留学プログラムを満喫する市川さん(左はじ)。 2週間の留学プログラムを満喫する市川さん(左はじ)。

平田先生から市川さんへ

 2023年度のカナダセミナーには、コロナ禍の影響で渡航できなかった3年生が多く参加しました。市川さんは同じバドミントン部の先輩が一緒に参加したので心強かったと思います。普段一緒に部活動している先輩の英語力の高さも感じることができたでしょう。

 ほかにもオーストラリアのパースにあるシェントンカレッジとの交換交流プログラム(12日間)があります。これは現地の高校生と同じプログラムで学校生活を体験できます。コロナ禍で中断していましたが、今後再開する予定なので、市川さんもぜひ挑戦してステップアップしてほしいと思います。

 カナダセミナーの参加者には、1年間留学ができる大学を選択する生徒も多くいます。市川さんは一般受験に挑戦するので、広い世界で活躍できる道に進んでください。

生徒Voice2
カナダ ニューウエストミンスター高校1年間留学に参加

人の目を恐れず、堂々と自分の意思を伝え、
何にでも挑戦する意識が高まりました

上甲さん(高3) 上甲さん(高3)

 私は中学の頃から海外に憧れを抱き、「英検などの資格試験で問われる英語と、ネイティブの先生と話す英語はちょっと違うな」と思っていました。家族で海外旅行をした際に接したキャビンアテンダント(CA)も素敵だと思い、留学制度が充実している駒澤大学高等学校を選びました。1年間留学は、1人で乗る飛行機の緊張感から始まりました。でもCAの方がとても優しく気にかけてくださって、リラックスした気持ちで留学のスタートを切ることができました。

 私のホストファミリーは、コロンビアから移住してきた家族です。スペイン語混じりの英語だったので最初は理解するのが難しかったけれど、ゆっくりと話しながらたくさんコミュニケーションをとってくれたので、段々と理解が深まっていきました。滞在先にはイタリアからのホストメートもいました。こちらはイタリア語混じりの英語です。学校でも色々な国の文化や背景をもつクラスメートがいたので、今思えば多種多様な英語を学べた1年間でした。

 数学や理科の授業も受けました。最初はわからないことだらけで、自分の英語力のなさを痛感しました。3カ月くらい過ぎると徐々に手応えを感じ始め、ディスカッションに加わることができるようになりました。

 カナダの英語授業は日本の授業とは全く違っていました。日本の文法の授業は文章を訳しながら学びますが、現地校では本を読んだり映画を観たりして感想を述べ、クラスメートと意見を交わし合い、プレゼンテーションすることもありました。グループでプレゼンテーションをする際には私も意見を出せるようになり、プレゼンの資料作りも経験しました。教科書を使うことも少なくて、インターネット上の文章や文学作品、さまざまなテキストが題材になっていました。駒澤高等学校でも1人1台iPadを持っていますが、現地でもiPadは文房具の一つとして活用していました。

 一番強く感じたことは、現地校の生徒たちは、それぞれが自分の意見をもち、将来へのビジョンを思い描いていることです。「大学で学びたいことがあるから、今ここで学んでいる」ということを、しっかり語ることができる姿を見て、私も大いに刺激を受けました。でも、“おいしいもの”や“かわいいもの”が好きなのは、日本の高校生と同じです。日本のアニメも大人気で、私より詳しい生徒がたくさんいて、カルチャーフェスティバル(文化祭)の時には、たくさんの人が日本の人気アニメのTシャツを着ていました。

 8月に帰国して9月から駒澤大学高校での学校生活が再スタートしましたが、自分の意見を発することを恐れなくなったと感じています。留学に旅立つ私を安心させてくれたCAの方のように、「誰かを安心させる存在になりたい」という夢を描いていたけれど、帰国前は無理だと思っていました。でも今は「とりあえず何にでも挑戦してみよう!」という気持ちです。

 進路については、留学制度が整っていたり、留学生を数多く受け入れたりしている大学を視野に入れています。将来はさまざまな国の人と関わり、お互いに助け合うことのできるような仕事に就きたいと思います。

1年間留学を経験した上甲さん(前列中央)。ホストファミリーと一緒に。 1年間留学を経験した上甲さん(前列中央)。ホストファミリーと一緒に。

平田先生から上甲さんへ

 日本の学校では教員が問いかや提案をして、生徒は選択するだけというのが一般的ですが、1年間留学を経験した生徒は、「自分はこうしたい」「こんな目標がある」「こんなアイデアがある」という明確な意見をもっています。上甲さんが帰国した姿を見て、自主性や積極性が育っていることを感じています。1年間留学には上甲さんのほかに4人参加したのですが、全員が目覚ましい人間的成長を遂げていました。

 1年間留学は、姉妹校と直接交渉ができるので、人数制限なしに参加できる制度です。平均的には毎年5人程度が参加します。現地スタッフと本校の国際交流委員が直接つながっているので、保護者の方にも安心していただいています。

 留学とは、渡航して数日のうちに夢見ていた海外生活が現実の生活となります。留学前のワクワクした気持ちだけでは乗り越えていけないこともあります。私自身も高1の時に1年間留学を経験しているのですが、困った時やホームシックになった時、一番頼りたいと思ったのは同じような経験をした大人でした。両親には気恥ずかしくて頼ることができません。同級生は同じ目線なので、不安を解消できないこともあります。そこで本校は、国際交流委員の教員が何かあればすぐに連絡が取れる体制を敷いています。

 本校で1年間留学に参加する生徒の数は増えています。社会情勢や経済状況の不安もありますが、人生の重要な糧となる国際交流活動は、これからますます充実させていきます。

生徒Voice3
アメリカ、センテニアル高校の留学生ホストシスターに

ホストシスターの次は
1年間留学に挑戦します!

久保さん(高1) 久保さん(高1)

 私は中学生の頃から海外に興味があり、国際交流制度が充実している駒澤大学高等学校を選びました。2023年、コロナ禍が開けてさまざまな国際交流プログラムが再開し、「まずはできることから挑戦してみよう!」と思ったのが、アメリカ、センテニアル高校からの留学生ホストファミリーになる1週間のプログラムです。

 我が家にやってきたのは、1歳年上の物静かな女の子です。彼女のお父さんが仕事でよく日本に来ているので、日本食や日本文化に興味をもっていたようです。センテニアル高校はアイダホ州にあり、彼女は電車に乗ったことがないと聞いたので、ホストシスターになった私は、毎日彼女と一緒に通学したのですが、まずは電車に乗ることに感激していて驚きました。私がソフトボール部の試合で一緒に通学できなかった日には、同じくホストファミリーを務めた隣駅から通学しているクラスメートと連携して、彼女の通学をサポートしました。

 学校では数学、英語、理科などの授業を一緒に受けたのですが、私は難しい単語はiPadで調べながら留学生に内容を翻訳してあげました。言葉がわかっても発音が違うとなかなか伝わらないこともあり、翻訳するのはとても大変でしたが、私自身の英語の勉強にもなりました。

 彼女は日本文化を感じられる部活動を経験しました。剣道部、柔道部、華道部の体験に私も付き添ったのですが、剣道の竹刀を持つ留学生の顔が輝いているのを見て、私もうれしくなったのを覚えています。

 ホストシスターになったことで、今まで以上に海外へ目を向けることができました。今は1年間留学に参加するための準備を始めています。私の所属するソフトボール部は、1年生の多くが試合に出ているので、1年間留学との兼ね合いに悩むところですが、将来の夢のために今できることに挑戦したいと思います。

ホストシスターになった久保さん(前列中央 東京駅をバックに)。 ホストシスターになった久保さん(前列中央 東京駅をバックに)。

平田先生から久保さんへ

 本校には姉妹校との交換留学制度がありますが、コロナ禍で中止しているものもあり、今回は初めてセンテニアル高校からの留学生を受け入れました。10人の留学生を受け入れましたが、ホストシスター、ホストブラザーとなった生徒たちの心の成長が目覚ましいのが印象的です。

 受け入れをする生徒たちは最初、自分の学校生活を優先させてしまいがちですが、留学生をサポートするうちに、「自分ではなく留学生にとってこの特別な1週間を充実させてあげよう」という意識に変わっていきました。久保さんも自分の所属するソフトボール部の活動はお休みして、留学生の部活動に付き添っていました。小テスト前の夜、留学生との話が盛り上がってしまい、寝るのが遅くなったと話していましたが、その顔には充実感があふれていました。3年生でホストファミリーになった生徒も、「将来は海外の留学生を受け入れる機関を立ち上げたい」という意志をもって、大学入試では総合型選抜をめざしています。

 留学生の受け入れはボランティア活動なのですが、実は受け入れ側の生徒の得るものが大きいことを実感しています。部活動や大学受験で研修プログラムに参加できなくても、日本にいながらにして国際交流できるのが留学生受け入れです。今後、オーストラリアのシェントンカレッジとの交換留学プログラムも再開する予定です。また、今回のような単発での留学生受け入れも積極的に行っていきたいと思っています。

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