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チューター制度が始動し、
サポート体制がさらに充実!
3年間の手厚い進路指導で
“行ける”大学ではなく“行きたい”大学へ

東京成徳大学高等学校

〒114-0002
東京都北区王子6-7-14

TEL:03-3911-5196

学校情報 学校HP

「徳を成す人間の育成」を建学の精神に創立され、2025年に100周年を迎える東京成徳大学高等学校。「文部両道」「自分を深める学習」「進学」を教育の3本柱に据え、めざすべき将来像として「『成徳』の精神を持つグローバル人材の育成」を掲げています。文部両道を貫きながら希望の大学進学を実現する手厚い進路指導について、進路指導部長の平川先生と、チューターとして後輩を指導する卒業生2名にお話を伺いました。

高1から自分の興味・関心を学問に落とし込み
進みたい方向性を明確化

進路指導部長・男子テニス部顧問の平川元喜先生。進路アドバイザー資格をもち、複雑化する大学受験における大学の情報だけでなく、将来のキャリアへとつながる、生徒それぞれに最適な進路指導を展開。 進路指導部長・男子テニス部顧問の平川元喜先生。進路アドバイザー資格をもち、複雑化する大学受験における大学の情報だけでなく、将来のキャリアへとつながる、生徒それぞれに最適な進路指導を展開。

 進学アドバイザー資格をもつ教員7名が在籍し、高1から手厚い進路指導を行っている同校。「行ける大学ではなく行きたい大学をめざす」をモットーに、部活動と学業を両立できる環境を整え、希望大学への進学をしっかりサポートしています。

「文部両道を掲げる本校では、高3の引退時まで部活動に専念する生徒が少なくありません。部活動に励みながらも高1から自分が興味をもつ分野を深堀りし、将来どういった進路に進みたいのか考え、そこに向けて勉強にも注力できるよう指導しています」(平川先生)

 高1の1学期、生徒たちはまず、自分が関心のあるワードを入力すると、それがどんな学問や仕事につながるのかがわかる専用アプリを使い、自分が興味をもつ分野が学べる学部・学科を知るところからスタート。7月には、高校生が興味のある学問と大学に出会える合同進学オンラインイベント「夢ナビライブ」に参加します。

「自分の興味・関心を学問分野に落とし込み、夏休み中にその学問が学べる大学のオープンキャンパスに足を運ぶよう促します。高1の2学期には文理適性検査を経て選択を行うので、それまでに方向性が定まるよう、教員たちは日頃から声かけをして意識づけを行っています。高1の3学期は、さらに踏み込んで学部・学科を決めていく時期。決定に向けて『学部・学科の違い』『2年生になるにあたっての心構え』などさまざまな講演会を実施します」

学年の全教員による出願検討会で
生徒一人ひとりに最適な進路を提案

 高2になると、GMARCHや日東駒専といった大学の担当者を学校に招いて開催される「大学説明会」に、高3生とともに全員が参加します。

「大学の担当者から直接話を聞いて興味をもち、オープンキャンパスに足を運ぶ生徒は多いですね。その際、高2生には進学する具体的なイメージをもって参加するよう伝えています」

 2学期には学部・学科の適性検査を受け、その結果を踏まえて学部・学科、志望校を固めていき、3学期は高3のゼロ学期という位置づけで、学習面・心構えともに受験モードへ。

 高3の7月には総合型選抜の説明会、志望理由書の書き方や総合型選抜の面接対策を実施します。

「本校では部活動の成果をアピールして総合型選抜や学校推薦型で大学受験に挑む生徒も増えているので、6年前からこうした対策を始めました。受験前には各生徒に教員1人がつき、面接の練習と小論文の添削を行います」

 11月以降は、受験スケジュールを学年全体で共有し、コースごとに出願検討会を実施。

「担任と学年教員が、生徒の成績と希望、適性を踏まえて出願大学を検討し、三者面談で提案するというものです。より生徒にフィットした進路を提案でき、生徒は自分に関わっている全教員が考え抜いた個別の進学プランを提案してもらえることで、納得感をもって出願大学の決定ができるのです」

卒業生が語る
母校の進路指導がもたらすメリット

 このように3年間にわたる細やかなサポートで、行きたい大学への進学を後押ししている同校。特進コースS組の卒業生で、現在チューターとして後輩の指導に当たっている大学2年生のOさんとAさんに、実際にどのような進路指導を経て進路を決めたのか、また一昨年から始動したチューター制度について語っていただきました。

同校の特進コースS組卒業生で、早稲田大学2年のOさん(左)と、中央大学2年のAさん(右)。同校の特進コースS組卒業生で、早稲田大学2年のOさん(左)と、中央大学2年のAさん(右)。

「私は高3の夏まで部活動に専念していたのですが、3年間担任だった平川先生はそれを温かく見守りつつ、勉強がおろそかにならないよう声かけもしてくれました。引退後には『さあ頑張ろう』と、お尻をたたいてもらいましたね。また、将来やりたいことが漠然としていた時には具体的な意見をくださって、進路の方向性が見えてきました」(Oさん)

「総合型選抜や学校推薦型選抜などの入試制度、また理系の場合は女子枠というものがあるなど、そうした学校ごとの細かな情報を平川先生に教えてもらえてありがたかったです。また、『こういう受け方もあるよ』『こういうやり方もあるよ』と提案してもらったことで、挑戦できる回数が増えました。私は食品会社で商品開発がしたくて理系をめざしていたのですが、食品系なら生物系の学科一択だと思っていたところ、実は園芸学部でも近い分野が学べるとアドバイスをいただき、受験の選択肢も広がりました」(Aさん)

学習面だけではなく
リアルな大学情報も気軽に質問できるチューター制度

「チューター制度は、同窓会で平川先生に提案されたことがきっかけで始まりました。全員が『面白そう』『後輩の学力向上だけではなく、自分たちの成長にもつながるね』と意気投合し、特進コースS組の卒業生が中心となって立ち上げました。現在は、約30名の卒業生が週5回、チューターとして進路指導室に待機し、先生よりも近い距離感で生徒の進路相談にのったり、自習室で質問に答えたりしています」(Oさん)

進路指導室の前には、当日の「TSチューター」を紹介するホワイトボードを設置。進路指導室の前には、当日の「TSチューター」を紹介するホワイトボードを設置。
高校時代はバスケットボール部で日々練習に励んでいたというOさん。「在校生からは、『商学部と経済学部の違いは?』といった大学について質問されることも多いですね」 高校時代はバスケットボール部で日々練習に励んでいたというOさん。「在校生からは、『商学部と経済学部の違いは?』といった大学について質問されることも多いですね」

「先生より年齢が近い分、進路相談も含めて質問しやすい点がチューター制度の魅力だと思います。それに生徒たちが自習している教室にチューターが赴くので、わざわざ職員室に行かなくていいという気軽さもメリットですね。定期テストや模試の前には『勉強週間』を開催し、集中的に勉強できる環境を用意しています。また、私は理工学部で学んでいて、高校在学中は国公立理系をめざして勉強していたため、いつからどの教科を始めればいいか、何をしたらいいかといった具体的な勉強の仕方をよく聞かれます。2年前に経験したリアルな情報を伝えられるのは、チューターならではと思います」(Aさん)

 希望の学部に進学し、やりたかった学問を追究している2人。将来の夢と受験生へのメッセージを伺いました。

「現在は、早稲田大学商学部で会計学や数学、経済学など、基礎的なことを広く学んでいて、3年からのゼミで専門的な学びに入ります。将来はマーケティングの分野に関わっていきたいです。成徳は、進学校ほど勉強漬けではなく、学習環境をしっかり活用すれば難関大学もめざせるバランスのとれた学校です。チューターとして2年目を迎え、今後は指導内容の体系化や、文化祭でチューターのブースを出して各大学の紹介を行うなど、チューター制度をさらに充実させたいと思っているのでご期待ください」(Oさん)

高1の時点で将来やりたいことが決まっていたというAさん。「学部・学科、志望校の決定は早かったです。この学校では、高1段階から自分の進路について考える機会をたくさん用意してくれています」 高1の時点で将来やりたいことが決まっていたというAさん。「学部・学科、志望校の決定は早かったです。この学校では、高1段階から自分の進路について考える機会をたくさん用意してくれています」

「中央大学理工学部生命科学科で人間の体や生物について、またプログラミングなども学んでいます。スイーツが好きなので、食品会社で太りにくいヘルシーなお菓子の開発をしたいと思っています。チューター制度初年度となる昨年は、先生から提示されたものを教えている状態でしたが、今年は後輩も入り、慣れて軌道に乗ってきたので、自分の在学時に『こういうものがほしかった』というコンテンツを企画したいと考えています。皆さんの入学をお待ちしています」(Aさん)

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