Sさん
スーパー特進東大選抜コース・高2
ESA部副部長
Nさん(卒業生)中学3年生のオーストラリア研修の経験もあって、大学ではモンゴル現地で環境保全活動をする国際ボランティア団体に所属していたよ。淑徳での経験が後々活きてくると実感した瞬間だったよ。
Sさん(在校生) それは面白そうですね。私も国際機関に興味があるので気になるのですが、具体的にどのようなことを行っていたのですか?
Nさん(卒業生)モンゴル現地の人と川を浄化するプロジェクトに取り組んだり、現地の小学生に環境保全の大切さを啓蒙する活動を行ってきたよ。言語も文化も違う人たちとの協同プロジェクトだったから大変なこともいっぱいあったけど、とても充実していて楽しかったな。
Sさん(在校生)活動を通して、特に大変だったことは何ですか?
Nさん(卒業生)コロナ禍ということもあって、チームメンバーと対面で会うことができないまま活動を進めていかなければいけなかったから、メンバーのボランティア活動へのモチベーションを保つことにはとても苦労したよ。自分はボランティア団体に所属していたけど、Sさんも社会福祉部に入っていたよね? 社会福祉部はどのようなことをしているのかな?
Sさん(在校生)そうですね。私も社会福祉部に所属していました。社会福祉部では、淑徳の文化祭でUNICEF募金を行ったり、最近では学校全体から不要品を集めて近くの「子ども食堂」に届けるといった活動を行っています。
Nさん(卒業生)文化祭で募金活動を行っていたのは知っているけど、「子ども食堂」の支援も行っていたなんて、高校生なのにすごいね! Sさんは国際機関で働きたいと言っていたけど、世界のどのような問題に興味があるのかな?
Sさん(在校生)今は特にウクライナの戦争に興味があります。そのきっかけは、淑徳の仏教行事(年4回行う学校行事)の際に、ウクライナの音楽家の方が私たちの目の前で伝統楽器を演奏してくれたことですね。演奏には感情がとてもこもっていて、私も感情移入し、感動しました。
Nさん(卒業生)仏教行事でそんなことがあったのか……。それは本当に貴重な体験だね。
Sさん(在校生)その方は戦争が起きる前に訪日していて、家族をまだウクライナに残しているということでした。家族への思いを強く感じる演奏で、ニュースでウクライナ情勢が流れるたびに思い出します。戦争は他人事ではないと思い知らされました。