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教育実習で母校に戻ってきた卒業生が語る
それぞれの『二松柏』

二松学舎大学附属柏高等学校

〒277-0902
千葉県柏市大井2590

TEL:04-7191-5242

学校情報 学校HP

 梅雨に入ったばかりの6月、二松学舎大学附属柏中学校・高等学校に教育実習生の姿がありました。2020年3月に学び舎を巣立った卒業生たちです。

 高3の3学期にコロナ禍となり、大学1・2年のほとんどがリモート授業という大学生活を送りながら、教員になる夢を育んできた卒業生たち。恩師と再会して改めて教育について考えた人や、部活動に情熱を燃やす後輩たちの姿を目にして自分の好きな道を再確認した人もるようです。

 ブルータータンの陸上トラックや中庭のウッドデッキなど、キャンパスに多少の変化はあるけれど、迎えてくれた先生方の温かさは変わらないという卒業生たちに教育実習の最終日、“それぞれの二松柏”について語ってもらいました。

卒業生Voice1

大学の模擬授業とは全く違う教育実習
恩師の大きさを改めて感じました

皿谷茉里紗さん 二松学舎大学 文学部4年 皿谷茉里紗さん
二松学舎大学 文学部4年

 子どもに関わる仕事がしたいと思っていた私は、高校時代に好きだった国語科の教員をめざしています。二松学舎柏の国語の授業は、演習問題や精読で力をつけてくれましたが、何よりも力になったのは高3の現代文を担当してくださった先生の授業です。教育実習で改めて先生の授業を拝見すると、主体的な学びを実践するための試みがなされていました。

 大学時代、模擬授業は何度も経験しましたが、授業の相手になってくれるのは、同じ目標をもった大学生、つまり“大人”です。母校の教育実習は相手が中学生だったので、模擬授業とは全く様子が違いました。わからなければ明らかに“わからない”という表情になりますし、それを声に出すこともあります。実習の最初の頃は想定外の発言に驚くことも多くて、どんな授業をすれば理解が深まるのかを考え続けた教育実習の日々でした。

 変わっていないと思ったのは、毎日、自学・自習をするための「365ノート」です。1日1頁を目標に勉強するノートは、自分の学習と成長の記録だったと、とても懐かしく感じました。

 二松学舎大学には2つの学部があり、それぞれの学部に10人前後の同級生が進学しています。同じクラスの人もいて情報交換ができたので、コロナ禍で大学に行けなくても不安はありませんでした。

 教育実習を通じて思い描く教員像は、メリハリのある指導のできる先生です。高校時代の恩師のように、思いを伝える力をつけられるような授業づくりをしていきたいと思います。

卒業生Voice2

「理科5時間」に達成感のあった勉強合宿
学ぶことの楽しさを知りました

北堀有惟さん 東邦大学 理学部4年 北堀有惟さん
東邦大学 理学部4年

 高校時代は陸上競技部に所属していたので、教育実習で戻ってきた母校のグラウンドにブルータータンが敷かれているのには驚きました。ブルータータンは夏でも熱を放出しにくく、熱中症対策になりますからいいですよね。

 私の種目は短距離で、リレーで県大会に出場しました。今年は110mハードルで関東大会出場を決めたうれしいニュースがありましたし、槍投げなどトラック競技でも活躍しているようで、今後の活躍に期待も高まります。

 高校時代の印象的な行事は勉強合宿です。高1と高2の時に参加したのですが、普段の授業とは違うスタイルが新鮮で、勉強の楽しさを知りました。朝から晩まで先生についていただいたので、聞きたいことは全て聞くことができました。「明日も理科5時間だ!」という厳しいカリキュラムも、終わると達成感がありました。

 教育実習では、生徒が主体的に学べる環境作りについて教えていただきました。グループワークでは、まず間違うところから始まって、最後はみんなで解答にたどり着くことを目標に授業を行いました。それが私自身にとっても有益な学びとなりました。教育が変わりつつある今、恩師の先生と一緒に新しい授業に取り組めたことが何よりもうれしかったです。

 大学4年の現在、教員のほかにも情報系の分野にも興味をもっています。ITによってより便利な社会を実現できるのではないかという思いもありますが、ホームルーム以外の生徒からも「堀北先生!」と声をかけてもらったのがうれしくて、まだまだ迷うところです。もしも教員の道を選んだら、数学の根本を理解できる授業を行える教員になりたいと思います。

卒業生Voice3

高2・高3の英語科、担任の先生は
私のロールモデルです!

和地涼香さん 東洋大学 文学部4年 和地涼香さん
東洋大学 文学部4年

 母校での教育実習で感じたのは、生徒たちがとても元気だということです。授業中にどんどん発言をし、教育実習生にも積極的に話しかけてくれました。教育実習生の多くが在学中に接点のなかった同級生でしたが、教えていただいた先生の話題で盛り上がり、同じキャンパスでともに過ごした人たちなのだと懐かしくなりました。

 私が授業を担当したのは歴史です。高校時代、友人と歴史を教え合う機会があり、「説明が上手だね」と言われたのがきっかけで社会科の教員をめざしました。大学では日本史を専攻し、近世や江戸時代が好きでした。

 教員をめざすうえでお手本にしたいのは、高2・高3の担任で英語科の先生です。私にとっては苦手教科だった英語でしたが、先生が発音の仕方から単語のアクセントの付け方までていねいに教えてくださり、ノートの作り方から勉強の仕方なども学んでいくと、いつの間にか英語が楽しくなっていました。

 どんな生徒とも一定の距離感を保って接する姿も、当時の担任の先生をお手本にしたいことの一つです。先生は特定の生徒を“あだ名”で呼ぶことはなく、全ての生徒を平等に扱っていることに好感がもてました。受験に向けた面接指導では私のことをよく理解してくださっているのだと実感しました。私が自分の長所を述べた時、「あなたにはもっとほかに長所があるよ」と言ってくださったことは今でも覚えています。

 先生は私のロールモデルです。生徒が疎外感を感じることのないように、一人ひとりと平等な距離感を保ち、全体を見渡すことのできる社会科の教員をめざします。

卒業生Voice4

顔を見るだけで安心できるような
生徒を温かく包み込める教員をめざします!

髙橋この葉さん 帝京科学大学 教育人間科学部4年 髙橋この葉さん
帝京科学大学 教育人間科学部4年

 二松学舎柏では、吹奏楽部で憧れの先輩に触発されてホルンを始め、進路を決めるきっかけとなる顧問の先生との出会いがありました。進路を決めたのは高3の夏休み明けです。子どもの頃からモダンバレエを習っていた私に、吹奏楽部の顧問の先生は「中学の体育ではダンスの授業が必修になっているけれど、ダンスを教えられる先生は少ない。あなたが習ってきたバレエは強みになるから、保健体育の教員に挑戦してみたら?」とアドバイスをいただいたのです。先生という職業について調べるうちに、その魅力ややりがいにどんどん引き込まれていきました。大学のダンスの授業では自分たちで授業を考えて実践し、お互いのいいところをほめ合い、改善点を話し合いながら授業スキルを磨きました。

 学校には身体表現が苦手な生徒もいます。その理由は体育を楽しむことができないからだと思います。「身体表現が楽しいと思えたら、自ずと苦手意識も薄れていくのでは」、そう考えて教育実習の授業に取り組みました。

 授業は、体育が得意な生徒が苦手な生徒に教える“教え合いの形”を実践しました。「もう少しレベルの高いことをやりたい」と思っている体育が得意な生徒でも、人に教えることで達成感を感じることができるからです。教えてもらう側も、友達にほめてもらったら自信もついて楽しくなるはずです。結果的に生徒からは「授業が楽しかった」という声が聞かれ、先生からは「教育実習でここまでやる人は少ないよ」と評価をいただきました。

 本当はもっと吹奏楽部にも行きたかったけれど、生徒と話す時間や授業の準備をするのが楽しくて、あっという間に実習期間が終わってしまいました。吹奏楽部の顧問の先生は、顔を見るだけで安心できる先生でした。私も決して生徒を否定せず、温かく包み込めるような教員になりたいと思います。

卒業生Voice5

自分の気持ちを表現する方法を
学ぶ生徒の手助けがしたい

荒井元浩さん 東京音楽大学 音楽学部 トロンボーン専攻4年 荒井元浩さん
東京音楽大学 音楽学部
トロンボーン専攻4年

 私とトロンボーンとの出会いは小学生の頃。姉と一緒に金管バンドに入った時から現在までずっと吹いています。

 吹奏楽部顧問の先生の専攻は声楽です。「音楽をつくりあげるためには、音楽を“歌い込む”ことが大切」と教えてくれました。私が音大に進学したいと言った時、音楽大学のトロンボーンの先生に会いに行くことを勧めてくださった先生でもあります。私が音大に進学してから毎年、音大志望者がいるようで、教育実習中にも音大を志望する後輩の相談を受けました。

 二松学舎柏の吹奏楽部は、楽器初心者も経験者も、今、自分ができることに精いっぱい取り組むクラブです。母校に戻って改めて、人の心を打つのは楽器の技術ではないのだと感じました。人の心を打つ音楽とは、そこに気持ちが乗っているかどうかです。

 音楽の面白さは、正解が一つではないことだと思います。文学作品を楽しむのと同じように、作者がどのような意図でその音楽を作ったのか、解釈によって違う音楽になります。あるいはその楽曲が作られた時代の世界情勢を理解することで、解釈の仕方も違います。自分は作曲者の意図を考え、感じて、演奏するのがとても楽しいです。

 私が高3の3学期にコロナ禍となり、発声や楽器を奏でるのが難しい状況にありましたが、私自身も改めて音楽について考えさせられた出来事でした。最近、感銘を受けたのはウクライナでの戦火において、崩壊した街でチェロ奏者が一人で演奏していた光景です。あのチェロ奏者を撃とうとは誰も思わなかったと思います。

 将来は、教員と演奏者の両方をできることが理想です。音楽の難しいところは、“いかにして自分の気持ちを表現するか”に尽きると思います。自分も音楽で表現しながら、それを学ぶ生徒の手助けができるような教員をめざします。

数学担当の北堀さん 数学担当の北堀さん
国語担当の皿谷さん 国語担当の皿谷さん
社会科(歴史)担当の和地さん 社会科(歴史)担当の和地さん
保健体育担当の髙橋さん 保健体育担当の髙橋さん
音楽担当の荒井さん 音楽担当の荒井さん

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共学
二松学舎大学附属柏高等学校

〒277-0902
千葉県柏市大井2590

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