
誠実で強くたくましく、人の役に立ち、やり遂げる人財を意味する『質実剛健 有為敢闘』を建学の理念とする足立学園高等学校では、世のため人のために貢献する原動力となる『志』の育成に力を注いでいます。グローバル社会を見据えた『志グローバル・プログラム』の一環として、2022年度に『アフリカ・スタディーツアー』が新設されました。
第1回目となるアフリカ・スタディーツアーは12月に9日間の日程で実施され、中3生5名、高1生3名、高2生1名の計9名がタンザニアに滞在してアフリカの自然や人々と触れ合い、社会状況や経済状況・環境問題など理解を深めました。
事前学習として、アフリカの国・文化・歴史・気候などを学ぶことはもちろん、ツアーの目的を確認し、自らの個人テーマを設定。スタディーツアーのガイドを務めるフリージャーナリスト・大津司郎さん(※)の講義を聴講し、出発が近づくと在日タンザニア大使館を訪問して参事官と質疑応答も交わし、モチベーションを高めていきました。
アフリカ・スタディーツアーを企画した原匠先生はこう話します。
「アフリカには、貧困・食糧・エネルギーなど多くの問題を抱えるさまざまな国や地域があり、まさに世界の社会問題の縮図です。タンザニアという国を通してそれを体験的に知ってほしいという想いがあります。
現地では想定外の出来事もありましたが、それを乗り越えて成長したり、現地スタッフを積極的に手伝ったりする生徒の姿を目の当たりにして、私自身が気づかされることも多くありました。今後も生徒の安全と健康を最優先しつつ、現地の生活に直接触れる機会を増やしていきたいと考えています」
※アフリカと関わって50年以上(現地往復180回)という経験を有するフリージャーナリスト。豊富な経験に基づき、テレビ番組等の企画・現地コーディネートなども行っている。
主なアクティビティ
- 地元NGOと植林活動
- コーヒー農場エコツアー
- 現地農業とバナナ農園でのエコツアー
- サファリツアー
- 伝統工芸彫刻体験
- 現地学校訪問
- キャンプ泊