“諸学の基礎は哲学にあり”を建学の理念に掲げ、“本当の教養を身に付けた国際人の育成”に力を注ぐ東洋大学京北高等学校。近代的な校舎には生徒たちがさまざまなことに挑戦しながら成長していくための充実した環境が整っています。学校の魅力を生徒自らが学外に発信する「スクールナビゲーター(スクナビ)」の4人に、学校生活について語ってもらいました。
“諸学の基礎は哲学にあり”を建学の理念に掲げ、“本当の教養を身に付けた国際人の育成”に力を注ぐ東洋大学京北高等学校。近代的な校舎には生徒たちがさまざまなことに挑戦しながら成長していくための充実した環境が整っています。学校の魅力を生徒自らが学外に発信する「スクールナビゲーター(スクナビ)」の4人に、学校生活について語ってもらいました。
Tさんさまざまな面で環境が充実している点にひかれました。施設面では校舎がキレイで、気持ちよく学校生活を送ることができますし、学習面ではアフタースクールプログラム(ASP)があり、友達と気軽に勉強できるスタディデッキや自習室などの学習スペースも整っています。また、アメリカ・オレゴンのサマープログラムをはじめ、課外活動も充実しているのでこの学校を志望しました。
Sさん僕も、校舎がキレイな点と自習室が整っている点に魅力を感じました。また、説明会に参加した際、駅から学校までの間にすれ違った先輩方が明るく挨拶してくれて、その後の説明会ではスクナビの先輩方が堂々と話していて、自分もこんな高校生になりたいと思ったんです。生徒一人ひとりが自主的に発言できる学校という印象を抱きました。
Mさん私も説明会に参加した際、校舎がキレイでスクナビの先輩方がステージ上で学校について語っている姿を見て、キラキラと輝いていてかっこよく、私もこうなりたいと憧れました。そのため、入学後は迷わずスクナビに入りました! 将来の夢と教育方針が合っていたのも理由です。
Iさん私は大学附属校という点が大きな志望理由です。都外在住で、コロナ禍でなかなか説明会に足を運ぶことができなかったなかで、パンフレットを見て校舎のキレイさに目を奪われて、唯一参加したのがこの学校でした。個別相談で先生と話す機会があり、親身になってくれる先生に頼もしさを感じ、第一志望に決めました。
Tさんやりたいことに自主的に取り組めて、何においても自発的に頑張れば充実した生活を送ることができる学校という印象です。高1は明日からASPの英語が、第1回定期考査後には数学も始まるので、積極的に参加するつもりです。
SさんASPは、授業で学ぶことをさらに発展させた内容で、ほとんどの生徒が参加しています。僕は週1~2回参加していますが、自由に参加でき、辞退することもできる気軽さがいいですね。高3では小論文など大学受験に向けたプログラムが5~6科目あり、部活動との兼ね合いで参加できない場合もあるのですが、そんな時は後日、先生方がプリントをくれます。
Mさん入学してまだ1カ月半ですが、生徒を自立に導いてくれる学校だと感じています。始業式では学年主任の先生からまず「自立しましょう」という話がありました。今までは親にいろいろ手伝ってもらっていたので、3年間でしっかり自立した人間になりたいと思っています。
Sさんそうそう、自立や自主性を引き出してくれる学校! 運動会や文化祭などの行事では生徒主体で物事を進めるし、スクナビの活動もまた同様です。
Iさん日々の学校生活に哲学が根付いているのは、この学校ならではだと思います。高1と高2は毎年自分でテーマを決めて哲学エッセーを書き、希望者は裁判傍聴学習会に参加できます。これって普段なかなかできない経験ですよね。私は高1の時に参加しましたが、現実の裁判を見学したのは初めてで衝撃が走りました。
事前・事後学習では、「正しく生きるとは?」「更生への道筋」「自分の行動がほかに与える影響」について考えました。この経験から、“もし違うアプローチだったら?”という視点で考えるようになり、何事も結果だけではなく過程も見なくては、と思うようになりました。
Sさん毎年3月には、Iさんのように裁判傍聴学習会に参加した人の経験や、哲学について活動した実績を全校生徒の前で発表し、全校生徒で共有する「哲学の日」があります。僕は裁判傍聴学習会には参加していませんが、このように共有してもらえる場があるので、彼らの経験を通して大きな学びが得られます。日常生活のなかで何事においても深く考えるようになりました。
Iさん日頃の学校生活にも哲学的な思考が取り入れられています。例えば世界史の授業では「自分がこの歴史上の人物だったらどうする?」とか、部活動では「1点がとれなかった理由を考えて、今後どういう練習に変えていこうか?」と、先生方が問いかけてくれます。学校生活のさまざまな場面で問いかけがありますね。
Mさんそれは私も感じました! 入学後の学習オリエンテーション合宿で、先生から哲学的な問いがたくさん与えられて、改めて哲学の学校なんだなと。今まで何も思わずやっていたことに関しても、深く考えるようになってよかったなと思っています。
Tさん裁判傍聴学習会や哲学ラボなど、ほかの学校では経験できないプログラムが用意されているので、入学後に参加できることを楽しみにしていました。これからいろいろ挑戦や経験ができるだろうとワクワクしています。
Iさん3年間哲学に接し、また先生方とのやりとりのなかで、中学の社会科の先生を志望するようになりました。東洋大学京北の先生方は、一つの出来事をただ説明するのではなく、よりわかりやすく理解できるように事例や例え話を用いるなど工夫を凝らして説明してくれるんです。私も生徒に対して、哲学的な要素も入れて考えを深めてもらいながら、その教科を好きになってもらえるような授業をしたいと思っています。
Mさん私の将来の夢は国際弁護士になること。刑事ドラマや弁護士ドラマが好きで、自分も人の役に立ちたいと思うようになったんです。この学校は英語教育も充実していて第二外国語教育も学ぶことができるので語学力を磨いて、さらに私は中国語も話せるので、語学力を活かして国際弁護士をめざすつもりです。
Sさん僕はまだ将来の夢は定まっていませんが、大学で経営学を学びたいと思っています。この学校では進路指導が徹底していて、先生方が親身に相談にのってくれるので、安心して大学進学に向けて頑張ることができます。
Tさん僕もまだ将来の夢は決まっていなくて、高2から選択する文系・理系すら迷っているところです。この夏に学校のサマープログラムで人生初の海外となるオレゴンに行くのですが、もしかしたらそこでの経験により国際的な分野に興味をもつかもしれません。この学校には幅広い経験をできる機会がそろっているので、3年間でいろいろなことにチャレンジして将来の目標を探したいです。
Sさん厳しい先生と優しい先生がバランスよくそろっていると思います。愛のムチで厳しく導いてくれる先生もいれば、優しく接してくれる先生もいて居心地がいい。そして生徒の主体性を大切にしてくれます。哲学が根底にあるので、生徒に考えさせる場面が多いですね。グループで話し合ってそれぞれの意見を聞きながら、一つの答えを導き出すという活動も多いです。
Mさん同感です。時に優しく時に厳しくて、主体性や考える力を引き出そうとしてくれますね。
Tさんそのうえで「みんなで頑張っていこう!」と、生徒をやる気にさせてくれます。
Iさん親身になってくれる先生も多いです。部活動でASPに参加できない時も、別でプリントを用意してくれる先生がたくさんいて、ありがたいとな思っています。
Sさんテニス部に入っていて週3回活動しています。部活動でも生徒の自主性を育てることが大切にされていて、顧問の先生はもちろん指導をしてくれますが、生徒同士で教え合える部分は先輩が後輩を指導することになっています。なので先輩・後輩の絆が強い。Tくん、テニス部は全員仲がいいよね?
Tさんはい。先輩方が後輩に親切にいろいろ教えてくれる部活動だと感じています。教え合って皆でうまくなろうよ、皆で頑張ろうよという雰囲気がありますよね。
Iさん私はバスケットボール部です。顧問の先生が少し厳しいのですが、技術だけではなく上下関係や礼儀までも教えてくださるので尊敬しています。あと2週間で引退なので、最後までやり抜きたいです。
Mさんキラキラしていている先輩方を見て憧れを抱き、ダンス部に入りました。最初は緊張していましたが優しく教えてくれる先輩ばかりで楽しいです。今は9月の文化祭に向けて練習を頑張っています。
Mさん先輩方はASPと部活動、どちらを優先していますか?
Iさん先生が個別に対応してくれることも多いので、私は部活動を優先しています。
Sさん僕も部活動ですね。テニス部は活動日が週3日なので休みたくないし、ASPは後でプリントを用意してくれることも多いので、自学・自習を頑張れば取り戻せます。
Tさん中学時代に比べると授業の内容が難しくなり、ついていけるのか少し心配しています。45分の7時間授業でいろいろな教科が進んでいくなかで、先輩方はどのように復習をしていますか? あと工夫している点はありますか? また、哲学エッセーはどんなことをテーマにしたかも教えてほしいです。
Sさん高校になると日頃から復習しておかないと授業に支障がでるので、隙間時間を活用しています。例えば朝は電車の中で朝テストの勉強をしたり、帰りはその日習った教科書を読んだりしています。哲学エッセーは、ある疑問点に対してどういったことが関わってくるかという“上位概念”をこれから学ぶと思いますが、答えを出すことではなく考えること自体が大切なので、あくまで自分の考えを述べるということに重点をおけばいいと思います。
Iさん大きなテーマを考えるというよりは、普段の生活のなかで少しでも疑問に思ったことを掘り下げるといいんじゃないかな。普段当たり前にやっていることでもよく考えてみたら「何でそうなるんだろう?」というケースはけっこうあるので、そうした身近なところから考えていけばいいのではないでしょうか。
Sさん中学までは他人任せにすることが多かったのですが、この学校に入って主体性や、自主的に行動する力を身に付けることができました。高校生になると勉強は大変になるので、そこは心にとめておいてほしいのですが、学校生活はとても楽しいです。高入生のクラスが6クラスもあるので、すぐに友達もできますよ。
Iさん私もこの学校で自主性が身に付いたと感じています。先生に言われたからやるのではなく、テストから逆算して「今はこれをやっておこう」と思えるようになり、物事を計画的に進められるようになりました。私は中学時代にバスケットボールも水泳もやっていたため受験勉強を始める時期が遅かったのですが、それでも集中して勉強し、第一志望に合格できました。一度きりの中学時代、好きなことも可能な限り続けながら勉強も頑張ってください。
MさんとTさん受験生の1年間は大変だと思います。高校入学後も勉強は大変ですが、同時に高校生活ならではの楽しさがたくさんあります。楽しい高校生活をめざして、この1年間は集中して頑張ってください。皆さんの入学をお待ちしています!
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