建学の精神「人間是宝」・校訓「今日学べ」の具現化を教育使命とし、生徒一人ひとりの夢の実現のために内在する可能性を開発し、自己肯定感を高める教育を実践する栄北高等学校。今回は、コロナ禍でもアクティブにイキイキと活動する1年生のオリエンテーションと『栄北高祭（文化祭）』の様子をお伝えします。

　コロナの影響で中止していた1年生のオリエンテーション（校外学習）を2年ぶりに実施することができました。生徒たちは、まだ雪が残る山々と桜が満開の新潟県南魚沼市を訪れました。依然、コロナ禍のため、出発は2グループに分かれ、1班は4月18・19日、2班は4月19・20日での開催となりました。

　新しい環境で新しい仲間との宿泊行事に、生徒たちも出発前は緊張の面持ちでした。しかし、新担任のもと、クラスで考案したレクリエーションを通じて仲間たちと親睦を深めていきました。また、南魚沼の名物笹団子を、地元の方からアドバイスをいただきながら手作り体験。新潟のおいしい水とお米で作った笹団子は、生徒たちにとって格別な味わいでした。

　久しぶりの学校を離れての活動に、先生も生徒もさまざまな企画やレクリエーションを考えて臨みました。2022年度より配布された1人1台のiPadは全体連絡など、コロナ禍で大きな声が出せないなかでもコミュニケーションツールとして機能し、生徒たちはクイズ大会や謎解きといった、旅先での企画イベントにも有効活用していました。

　第22回『栄北高祭』（文化祭）が9月17日（土）・18日（日）の2日間にわたり開催されました。生徒・保護者のみの限定公開ではありましたが、感染拡大防止対策を徹底したうえで行われ、多くの保護者・家族が来校し、『栄北高祭』を楽しみました。

　準備期間が短いなか、生徒たちはクラスごとにアイデアを出し合い、輪投げ・ヨーヨー釣り・射的などが体験できる縁日や迷路といったさまざまな模擬店を出店。なかでも今回の目玉は“フォトスポット”で、校内の至るところに撮影スポットを設け、来場者はもちろんのこと、生徒たちもインスタ映えする写真を撮影するなど、大いに盛り上がりました。

　生徒会主催の『なんでもパフォーマンス』や『のど自慢大会』は、普段とは違ったクラスメートの一面を見ることができる企画で、『栄北高祭』の伝統になっています。また、クラスごとにデザインを考えて作成した、個性あふれる“クラスTシャツ”も見どころの一つで、文化祭を盛り上げます。

　入試本番を迎える3年生にとって、文化祭は一つの節目。クラスの模擬店やイベント、部活動発表に協力し合い、工夫しながら臨み、高校生活最後のイベントを存分に楽しみました。