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年間150講座『土曜講座』を活用して
進路選択につなげていった卒業生

八千代松陰高等学校

〒276-0028
千葉県八千代市村上727

TEL:047-482-1234

学校情報 学校HP

「世界と出会う」×「ホンモノと出会う」

 1978年に創立された八千代松陰高等学校は、創立当初から習熟度別授業や選択制授業を取り入れたカリキュラムを導入。現在は「進学」「IGS(特進)」「AEM(英数特進)」の3コース制を敷き、それぞれの目標に合わせたカリキュラムで学べます。

 2020年にスタートした土曜講座は、探究系や学習系など、さまざまなスタイルで学べるプログラムで、生徒と保護者が共に学ぶ場も用意されています。「世界と出会う」×「ホンモノと出会う」をテーマにして、独自の教育スキルをもつ民間企業の方や地域活動を行うソーシャルワーカーなどが講師を務めます。

 昨年度卒業した熊野裕仁さんと岡﨑祐仁さんも多彩な土曜講座を活用して、進路選択につなげていきました。熊野さんは「IGSコース」、岡﨑さんは「進学コース」の出身でお互い別のコースに在籍していましたが、選択授業で一緒に学んだことや、現在取り組んでいることの話題で話が盛り上がり、「これからも連絡を取り合おう」と約束をしていました。大学で学ぶ分野は違っても、2人のコラボレーションで新しい何かが生まれるかもしれません。

卒業生インタビュー

八千代松陰には、考古学への道を拓いてくれた
いくつものきっかけがありました

熊野裕仁さん 明治大学 文学部 史学地理学科熊野裕仁さん
明治大学 文学部 史学地理学科

 八千代松陰を志望したのは、小学生の頃、剣道部を見学した際に現理事長先生に稽古をつけていただいたことがきっかけです。剣道の腕前が伸び悩んでいた私に、「いい面を打つね」と言ってくださったことは大きな励みになりました。

 IGSコースには独自の「IGSセミナー」があるので、剣道部の稽古に励みながら高2のときにスタートした土曜講座に参加するのは難しいと思っていました。でも、剣道部顧問の先生に「グローバルに興味があるなら、土曜講座にはマレーシア就業体験がある」と勧められて参加することにしました。

 マレーシア就業体験は、日本の旅行会社の現地支店のマレーシアの方と協働して、日本とマレーシア双方の観光客にとって魅力的な旅行プランを考えるプログラムでした。当時はコロナ禍で渡航できない状況だったので、海外の方とオンラインでつながるワークショップは画期的でした。

 もともと考古学に興味があった私が考えたのは、マレーシアと日本の歴史にフォーカスした観光プランです。マレーシアには多くの部族がいて、日本には京都や鎌倉といった古都があります。それぞれの歴史に興味をもってもらえるようなプランを考えるのは、とても楽しい経験でした。

 プランを練ってプレゼンテーションまでの道筋を考えながら学習計画を立て、プログラムを遂行することの大切さも学びました。現地の人たちとのコミュニケーションは英語です。それほど英語は得意でなかったのですが、思いがあればボディランゲージでもけっこう伝わるものだと実感しました。何よりもマレーシア就業体験を通して、「自分は考古学の道に進みたいのだ」という気持ちを確認できたことが、進路選択のきっかけになりました。

 社会科の先生方は、歴史の世界の面白さを教えてくださいました。八千代松陰のキャンパスの下にも奈良平安時代の遺跡があると教えてくださった先生、同じ明治大学出身で、大学で学ぶアカデミックな歴史の世界を教えてくださった先生など、個性的な教師陣でした。

 私が学ぶ明治大学文学部は、考古学に関する学科が私学で最初に設立された学部で、研究資料も多く、旧石器時代や古墳までいろいろな分野を研究している先生がいらっしゃいます。なかでも縄文・弥生時代の研究をされている教授は憧れの先生なので、ぜひゼミに入って弥生時代を研究したいと思います。

普段の授業では
経験できない世界が広がっていることを実感

岡﨑祐仁さん 上智大学 文学部 新聞学科岡﨑祐仁さん
上智大学 文学部 新聞学科

 SNSが発達して、人とコミュニケーションを取る手段が多様化した今、私が興味をもっているのはメディアのあり方や果たす役割です。そこで高校入学時から進路の選択肢のひとつとして、上智大学の新聞学科を意識していました。

 私が土曜講座で選択したのは、英字新聞に掲載された話題を題材にして、海外の先生とオンラインでつながって英語を学ぶ講座です。LGBTQや貧困など、さまざまなテーマがありましたが、なかでも海外と日本の学生・生徒の授業の受け方の違いがテーマとなった回は印象的でした。

 日本の学校ではほとんどの場合、全員が黒板に向いて静かに座って先生の話を聞いていますが、海外の学校では自由にディスカッションしたり、授業中に歩き回ったりする人もいます。机上には飲み物が置いてあるのも当たり前のようでした。その記事を読んだとき、自分が当たり前と思っていることが、必ずしも世界の当たり前ではないのだと実感しました。英語を学ぶ目的もあったのですが、この講座で重視していたのは、人とコミュニケーションを取ることです。ディスカッションの際はいろいろ調べ、考えて英語を発するけれど、案外、他愛もない英会話というのは難しいものだと思いました。

 土曜講座では、最初に「ミライの決断」という意思決定の練習をするワークショップがありました。将来の選択や探究・研究をする際にも、何を優先して取り組めばいいのか方法論を教えてくれる講座でした。学習系の講座では、自分の苦手な分野をAIが分析してくれて、自学自習のアドバイスをしてくれる講座もありました。

 友達もさまざまな土曜講座を受講していました。野球部の友達は応急手当てや筋肉の動きを勉強していました。アート系の講座では陶芸の先生が教えてくれたそうです。サイエンス系の講座で、中学生と一緒にロボット制作をしていた友達もいました。普段の授業では経験できない世界が広がっている。それが土曜講座でした。

 公募推薦を選択した大学受験では、面接の練習と事前に提出する書き方で先生にお世話になりました。入試の小論文はひとつのキーワードに対して1,000字書かなければならなかったので、時事的なニュースを知っているだけでは対応できません。現代社会の授業では、毎回、先生が「今日は過去にこんな出来事があった日だよ」と話してくださいました。日頃から新聞を読み、いろいろな分野に興味をもつことができました。

 上智大学にはキャンパス内にスタジオがあるので、テレビ番組を制作することもできます。タレント、カメラマンなどいろいろな役割があるなかで、私はディレクターの役割を経験しました。限られた時間のなかで全体をコントロールする仕事は難しいけれど刺激的でした。ほかにもその日の朝刊を読んで30分で800字の原稿を書く授業もあります。新聞というメディアだけでなく、放送や出版、広告について学ぶ機会もあって、大学の授業は「こんなことが大学で学べるのか」という感動の連続です。

 サークルはフリーペーパーを作るサークルと写真部に入りました。フリーペーパーのサークルは、年3回、冊子を制作しています。自分たちで企画を立てて取材をして、web記事も制作しています。また、大学の活動とは別に、若手のアーティストを紹介するweb記事制作にも取り組んでいます。

 自分はどんな立場でメディアにかかわるかわかりませんが、全ての経験が将来につながるはず。将来は、「たとえ小さくても、広く人々に届けなければならない声」を届けられるようなメディアに携わりたいと思います。何よりも人の尊厳を大切に考えて情報発信できる人間になりたいですね。

※岡﨑さんが制作する若手アーティストを発掘するweb記事は、下記URLより見ることができます。

web記事
岡﨑さんはテニス部に所属していました。テニスコートは15面もあります。 岡﨑さんはテニス部に所属していました。テニスコートは15面もあります。
熊野さんが練習していた剣道場にて。「八千代松陰には、目標に向かって切磋琢磨した仲間がいました」(熊野さん)。 熊野さんが練習していた剣道場にて。「八千代松陰には、目標に向かって切磋琢磨した仲間がいました」(熊野さん)。
教室にて。6年前からChromebookを採用しているので、コロナ禍の休校中も支障なくオンライン授業を受けることができました。教室にて。6年前からChromebookを採用しているので、コロナ禍の休校中も支障なくオンライン授業を受けることができました。

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八千代松陰高等学校

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