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伝統と先進性を備えたキャンパスで
のびのびと知性と感性を磨く

駒澤大学高等学校

〒158-8577
東京都世田谷区上用賀1-17-12

TEL:03-3700-6131

学校情報 学校HP

一人ひとりの個性を伸ばし、夢を見つけて実現できる環境を整備している駒澤大学高等学校。勉強や部活動、そして日々の学校生活を通じて相手を思い認め合うこと、誰とでも真摯に向き合うことで豊かな人間性を育んでいくことをめざしています。同校のキャンパスを、小菅一成先生(広報部部長)に案内していただきました。

記者プロフィール

東京都在住。ソフトテニス部で頑張っている中3の長男に合う学校を検討中のお父さん。同校がソフトテニスの強豪校と聞いて、併願校の候補に加えようかと検討中。

テニスコート

先生

まずはテニスコートをご案内します。

記者

校舎の正面にあるんですね。

先生

そうなんです。体育の授業だけではなく、男子ソフトテニス部がメインで使用しています。

記者

授業にテニスがあるのですか?

先生

はい。昔、ソフトテニス部に「名物顧問」がいたんですよ(笑)。その先生が授業に導入したんです。

記者

そうですか(笑)。ソフトテニス部は強豪ですよね。

先生

はい。本校は部活動も盛んで、ソフトテニス部はそのうちのひとつです。

グラウンド

記者

テニスコートの左奥にあるのはグラウンドですか?

先生

はい。テニスコート同様に人工芝のグラウンドです。こちらも授業をはじめ、部活動ではラグビー部、ハンドボール部、ソフトボール部、野球部、サッカー部などが使っています。

記者

多くの部活動が使っているんですね。
日替わりで使用しているんですか?

先生

そうですね。駒澤大学玉川キャンパスのグラウンドを使用する部もありますが、先ほど紹介した部をはじめ、いろいろな運動部がローテーションで使用しています。

記者

人工芝は、私たち世代に馴染みのある土のグラウンドとは違うものですか?

先生

ケガの心配やユニフォームの汚れが軽減されると思います。
土のグラウンドだった頃は、砂ぼこりがすごかったんですね。
人工芝になってからは、のびのびと運動に専念できるようになりました。

トレーニングルーム

先生

ここはトレーニングルームです。多くの部活動、特に女子バスケットボール部、ラグビー部、女子バレーボール部などが使っています。

記者

パッと見た感じだと同じマシンがいくつか並んでいる印象を受けますが、よく見るとショルダーカールやアームカールなど、一つひとつ違うんですね。

先生

そうなんです。上半身、下半身のさまざまな部分、身体の前側、後ろ側など、一通り体の部位を鍛えられる器具がそろっています。

記者

ウォーキングやバイクなど、有酸素運動系のものもありますね。

先生

単に鍛えるだけではなく、ケガを防止するための運動や、ケガをした際に身体を整えるようにするのがトレーニングルームの役割です。

第一情報処理実習室

先生

こちらは第一情報処理実習室です。

記者

どのような時に使うのですか?

先生

情報の授業で使います。たとえば高2はワード、エクセルの操作を学び、高3になるとパワーポイントの操作、情報やセキュリティに関することも学びます。

記者

セキュリティ面も学べるのですね。

先生

高3ではネットリテラシーなど、いわゆるサイバー犯罪に当たるものについても学習しています。

記者

授業以外での利用は?

先生

昼休みや放課後など、いつでも利用可能です。
生徒一人ひとりにIDとパスワードが割り振られているので、基本的にどの端末からでもログインして使用できるようにしています。

記者

ここで調べ物をしたり、勉強したりすることもできるのですか?

先生

そうです。個人用フォルダもあるので、自分で作ったファイルを保存しておいたり、あとは画像を調べて保存したりということもできます。

記者

生徒にとってはいつでも使える“マイ・パソコン”が学校にもあるということですね。

先生

はい、そうです。

体育館

先生

こちらが体育館です。正式名称は「新体育館」。建立からすでに30年近く経っているので「新」ではありませんが(笑)、冷暖房を完備しており、授業、部活動のほか入学式や卒業式など、生徒にとって大切な式典を行っています。

記者

馴染みのある外観で、体育館らしい体育館ですね。

先生

そうなんです。本校は仏教の学校なので、ここで全校集会にあたる法要も行っています。
それがこの写真です。ステージ上のカーテンを開けると曹洞宗の一仏両祖である道元禅師と瑩山禅師が祀られていて、生徒はここで般若心経を唱えています。

修道館

先生

剣道場と柔道場が並ぶ修道館です。

記者

伝統を感じる雰囲気がありますね。

先生

剣道部、柔道部ともに歴史がありますし、男子は高1・高2年次に剣道、柔道のいずれかを選択して取り組んでいます。

記者

貴校は「心の教育」を掲げていますが、剣道、柔道もその一環ですか?

先生

はい。たとえば一生懸命に取り組むということも武道に取り組むひとつの意味なのです。“一生懸命にやる”ということは相手にも遠慮しませんし、相手もそれを受けて立つ。真剣に取り組み、真剣に向かい合う。それを学んでもらいたいという思いがあります。

図書館

先生

こちらは図書館です。蔵書数は約4万冊で、新刊などは月に100冊ほど入ってきますね。

記者

若い人に限らず、今は“本離れ”などと言われるなか、月に100冊というのはすごいですね。

先生

そうですね。司書の方も小まめに本屋へ足を運んで、たとえば表紙を見えるレイアウトにしたり、私たち教員もオススメ本などを紹介するカードを掲示したり、さまざまな工夫をしています。

記者

雑誌も種類が豊富ですね。

先生

はい。スマートフォンやインターネットだと知りたい情報しか得られませんが、雑誌や本は表紙を見るだけでも、実はいろいろな情報が得られるんですね。ですから紙媒体にも興味をもってもらいたいですね。

記者

机とイスが配置されているのは、自習用のスペースですか?

先生

そうです。こちらも司書の方のアイデアで、受験に関する本だけでなく、たとえば“効率のいい学習の仕方”とか“勉強が楽しくなる”といった面白そうな本を並べています。

記者

“ちょっと一息”つけるような感じで、自習スペースという硬い雰囲気はないですね。

先生

はい。会話をしながら勉強や作業ができるスペースもあるので、“みんなと一緒に”という生徒たちはそちら。一人で集中したい生徒はここで……と使い分けできるようになっています。自習する生徒のなかにはお気に入りの場所があるようで、ここの「図書館派」と「進路学習室派」、それから自分の教室を利用する「教室派」があるようです。

坐禅堂

先生

最後にご案内するのは坐禅堂です。今、ちょうど3年生が坐禅を組んでいるところですね。

記者

これは授業ですか?

先生

そうです。高1から高3まで、授業として仏教の時間が週1時間あります。

記者

そのなかで坐禅をするんですね。

先生

はい。高1は基本的に仏教の歴史や曹洞宗の教えなどを座学で学び、高2で校外学習として永平寺と總持寺を訪れて修行体験を行います。そして高3になるとこうした坐禅を行うことが多くなります。

記者

坐禅の狙いは何でしょうか?

先生

坐禅というと、よく“無になる”と言いますが、無になるということはそれほど簡単なことではありませんので、やはり“自分と向き合う”ということが大事だと考えています。

記者

自分と向き合う?

先生

はい。生徒たちは勉強や部活動、行事などで忙しい学校生活を送っていますから、あっという間に時間が過ぎていきます。ですからこうした時間にふと足を止め、心を落ち着かせて自分と向き合う。そうした時間は意味のあることだと思います。

記者

学年が上がるにつれて自分と向き合う時間をつくっているのには、そうした思いがあるからなんですね。

先生

そうです。先ほどの修道館でもお話ししましたが、一生懸命に取り組む、ひたすらに向き合うということを体験してもらう。そこを大切にしているのです。

記者

今日は貴校の考えに触れることができました。ありがとうございました。

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