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大学から先の将来を見据えた
きめ細かな進路指導を展開

立正大学付属立正高等学校

〒143-8557
東京都大田区西馬込1-5-1

TEL:03-6303-7683

学校情報 学校HP

 京都大学や一橋大学、横浜市立大学など国公立大学にこの春、合わせて4名の合格者を出した立正大学付属立正高等学校。早稲田大学、慶應義塾大学にそれぞれ5名が合格。GMARCHには計46名が、日東駒専には計86名が合格しています。同校の進路進学指導について、教頭・進路指導部長の平林重郎先生(数学)にお話を聞きました。

「特進クラス」と「進学クラス」

「本校では将来の目標に合致する大学をめざせるように、2つのクラスを設けています。難関大学をめざす『特別進学クラス(以下、特進)』と、部活動と勉強との両立を図りながら、併設の立正大学やほかの4年制大学をめざす『進学クラス(以下、進学)』です。

 今年の春に卒業した学年は『特進』が3クラス、『進学』が8クラスで、両クラスとも2年次に文系と理系に分かれ、第一志望の合格に向けて大学受験の準備を進めていきます。今春、京都大学に現役合格を果たした生徒は『特進』の文系クラスに在籍していましたが、理系クラスでも遜色ないほど数学の成績は優秀でした。そのほかの国公立大学や早慶、GMARCHに合格した生徒は全員が『特進』の在籍者で、そのほとんどが一般選抜で受験しています。

 このように結果を出した『特進』在籍生徒の特長は、英語力に秀でていたことです。たとえば立教大学の入試では、学校独自に英語の試験を実施せず、英検の取得級で受験者の英語力を評価します。ほかの難関大学でも英検2級や準1級を取得していれば、英語の入試が免除されたり、優遇されたりするのです。

 そこで本校がここ数年、英検取得を生徒に奨励した結果、先ほどの学年から準1級や2級の合格者が出ていました。立教大学をはじめとする難関大学に合格した多くが、こうした生徒たちなのです。そんな先輩の実績を目にした現在の『特進』3年生の間にも、英検を利用して難関大学受験に挑もうという雰囲気があふれています」

『特進』の生徒も、文武両道

「一方で毎年、日東駒専に多数合格しているのは、主に『進学』の生徒たちです。受験スタイルは指定校推薦や総合型選抜が多いですね。このクラスの上位層からは『成成明学獨國武(成城大学、成蹊大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大學、武蔵大学)』の合格者も出ています。

 また、立正大学に指定校推薦を利用して進むのも『進学』の生徒となっています。今年は計92名が立正大学の各学部・学科に進学しました。『進学』の生徒の約40%にあたります。本校には立正大学への推薦を理由に入学してくる生徒もいます」

「特進」の生徒は原則、こうした指定校推薦を使わずに一般選抜で入試に臨みます。さらに「特進」の大きな特色は、国語・数学・英語といった主要科目の授業数が「進学」よりも多いこと。難関大学の一般選抜や国公立大学の共通テストに対応するためです。

「そのため『特進』では、平日の授業が7時限目まで設定されています。部活動をしている『特進』の生徒は練習時間に遅れることになりますが、レギュラーから外されるようなことはありません。今春に『特進』から難関私大に合格した生徒は、サッカー部の部長と、生徒会執行部である『中央委員会』の委員長を兼任していました」

 同校の建学の精神は「行学二道」で、そこに掲げられる「学」とは学校や社会で学んだ知識や経験を指します。この「学」を、「行」(行動)で示せる生徒の育成を同校はめざしているため、文武両道がとても大切にされています。多くの生徒が部活動に励む「進学」と同様に、「特進」にも同じ精神が息づいているのです。

「7時限目までの授業のほかに、『特進』では2・3年次に放課後の補習も用意しています。塾や予備校に通わずとも、授業と補習だけで志望校に合格できるような環境を整えているのです。

 また『特進』だけでなく、『進学』でも志望校の入試に必要な教科や小論文などの力がつけられる講座を毎年50~60設けています。放課後に学校に残って勉強できるよう19時まで自習室などを開放しています。

 さらに成績や進路希望によって『進学』から『特進』に移ることも可能です。そこで、『特進』で学びたいという『進学』の生徒には、面接を重ねて本人の意向をじっくりと確かめます。そして『特進』の生徒が受ける模試を受けてもらい、その結果によって『特進』に入った場合の本人の位置を確かめたうえで『特進』に移ることを認めています。その生徒の成績が『進学』の中でトップであっても、『特進』に移ってから勉強についていけるとは限らないからです」

その先にある充実した生き方を

 同校の進路指導部の理念について平林先生は次のように語ります。

「本校がめざすのは『その先にある充実した生き方を追求できる人』の育成です。『その先』とは、大学を卒業した後の人生のことです。

 今の高校生は、『その先』ではなく『目先』に目を奪われてしまい、ブランドで大学を選ぶ傾向にあります。その結果、大学進学後にミスマッチが判明し、大学を中退してしまったり、本意ではない仕事に就いてしまったりするケースも見られます。

 本校の教員たちは、生徒全員が『素晴らしい人生だった』と振り返ることのできる、やりがいと意義のある仕事に出会い、生涯にわたって充実した生き方をしてほしいと願っています。

 そのため、1年次に企業で活躍している方の講演会を実施して、生徒に早期から職業についての理解を深めてもらっています。こうしたキャリアデザインプログラムや面接などを通して、自分がめざしたい仕事や研究したい分野といったキャリア面からフィードバックできるような指導を心がけています。『目先』の大学進学のみを目標にするのではなく、社会を知り、学問を知ったうえで社会に貢献する自分をイメージしながら、大学の学部・学科を選べるようにする指導です。

 今年も多くの生徒が明確な志を抱いて大学へと巣立っていきました。本校は、これまで以上に『その先にある充実した生き方を追求できる人』を育成する理念を大切にして、進路指導に力を入れていきたいと思っています」

教頭・進路指導部長の平林重郎先生(数学) 教頭・進路指導部長の平林重郎先生(数学)
進路指導室で、生徒の相談に応じる平林先生 進路指導室で、生徒の相談に応じる平林先生

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