2022年4月、進路指導室が生まれ変わりました。自習スペースが併設された新しい進路指導室の最大のポイントは、高校職員室との距離の近さです。生徒たちも「すぐ質問に行けるところが気に入っています」と話します。進路指導部部長の濱田聡先生と高3生2人に、新しい進路指導室についてお話を伺いました。
2022年4月、進路指導室が生まれ変わりました。自習スペースが併設された新しい進路指導室の最大のポイントは、高校職員室との距離の近さです。生徒たちも「すぐ質問に行けるところが気に入っています」と話します。進路指導部部長の濱田聡先生と高3生2人に、新しい進路指導室についてお話を伺いました。
窓を多くとり、明るく開放感のある空間です。
全体的に白を基調とした室内は清潔でさわやかな印象。窓際にも自習スペースを確保するなど、学習環境は抜群です。
廊下にもカウンターテーブルが設置され、その場で先生に質問できます。
「いつでも質問にきてくださいね!」の先生紹介は、先生との距離を近くしてくれます。
円形の天窓がユニークな図書館。キャスター付きの机が置かれた自習室には図鑑、事典、新聞の縮刷版、参考書や大学受験用の問題集があり、調べ学習や自主学習に利用できます。
新しい進路指導室は、「生徒が自由に広く使える空間を増やすこと」をコンセプトの一つとしています。とてもオープンな空間に、ゆったりとくつろげるソファや半個室、カウンター席、テーブル席、ソファ席など変化に富んだ場を多く設けることで、生徒が自分にとって居心地の良い場所を選んで相談をしたり、勉強ができたりするような造りになっています。実際に高3を中心に、お気に入りの自習スペースとして活用する生徒が増えてきました。
本校の進路指導では、生徒が「自分のやりたいことを見つける」ことを重視しており、大学受験では武蔵野大学への内部進学も含め、文系・理系・芸術系・体育系とどのような方向にも寄り添い、現役での進学をサポートしています。そのため、高3になると個別面談の機会が増えてきます。これまで個別面談は面談室などで行っていましたが、新しい進路指導室では教員と生徒がソファに並んで座り、リラックスした状態で面談をする様子が見られるようになりました。
進路指導室には、大きなホワイトボードや小グループでの学習、相談がしやすい半個室状のスペースも設置しています。これらの設備を利用することで、生徒が自分の意見や考えをしっかりと表明することができ、教員はそこに対して的確なアドバイスができるようになりました。普段の授業から学び合いや意見交換が活発な学校ですので、ぜひ進路指導室と自習スペースをそのような学びの場としても活用してほしいと思います。
Aさん(高3)
朝の静かな時間は、職員室前の自習スペースで、放課後や昼休みなどの空き時間は、職員室の中にある自習スペースで勉強をしています。図書館にも自習室はありますが、職員室のすぐ近くにこの自習スペースができてからは、自習する機会が増えました。「黙々と一人で勉強する」スタイルだった従来の自習室に比べて、先生との距離もとても近くなったと感じています。
カフェのようなくつろげる雰囲気で、誰でも自由に出入りできますが、職員室に併設されているためか、進路について真剣に考えている高3生や、学習意欲の高い生徒が多く利用しており、適度な緊張感もあります。やる気のある生徒が集まって自習していると、仲間意識を感じられ、励みにもなります。
Bさん(高3)
これまでは、自習をしていてわからないことを後回しにしてしまったり、まとめておいて後で先生に聞きに行ったりしていました。そうすると、聞くことを忘れたり、聞きたい内容が曖昧になったりして、結局わからないことがわからないままになってしまうケースも少なくありませんでした。その点、新しい進路指導室と自習スペースはすぐ質問に行ける距離に職員室があるので、とても効率的に学ぶことができます。
また、自習スペースに自由に使える移動式のホワイトボードが設置されているところも気に入っています。この学校では、日頃からホワイトボードを使った探究学習や学び合いが盛んです。自習室でもホワイトボードを活用して考えを整理したり、先生に解説をしていただいたり、友達と学び合いをしたりしています。勉強に集中したいときは、ホワイトボードを仕切りとして使える点も便利です。
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