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国公立大学に計15名のほか
難関私立大学に多数が現役合格

浦和実業学園高等学校

〒336-0025
埼玉県さいたま市南区文蔵3-9-1

TEL:048-861-6131

学校情報 学校HP

『特進選抜コース』と『特進コース』。浦和実業学園高等学校には高い目標を達成するための2つのコースがあります。『特進選抜』は国公立大学を、『特進』は国公立大学も含めた難関私立大学をめざすコース。どちらもクラスは1つで、2つを合わせ『特進部』と呼ばれています。
 今年の春、この『特進部』から計15名が国公立大学に現役合格を果たしました。そのうちの1人が浦畑藍さんで、『特進選抜』から東京学芸大学に進学。難関私立大学では『特進』から外山暁己さんが明治大学に進学しました。2人とも予備校に通わず、学校の勉強だけで第一志望の合格を手にしています。そんな浦畑さんと外山くん、そして2人の担任を3年間務めた手塚千幹先生(理科・物理)と、高井玲奈先生(社会科・世界史)にお話を聞きました。

小学生と真剣に向き合える先生に

浦畑藍さん/特進選抜コース卒業 東京学芸大学 教育学部初等教育教員養成課程に進学 浦畑藍さん/特進選抜コース卒業
東京学芸大学 教育学部初等教育教員養成課程に進学

『特進選抜』を卒業した浦畑さんが現在学んでいるのは、東京学芸大学の教育学部初等教育教員養成課程。小学校の教員をめざす課程です。

「小学校の先生になりたい。その夢が揺るぎない目標に変わったのは、高校に入ってからです。そのことを担任の手塚先生に話したところ、『東京学芸大学の教育学部について調べてごらん』とアドバイスをいただきました。私は東京学芸大学の紹介動画を見て『ここで学びたい』と思い、この大学をめざして勉強に励むようになりました」

 そう語る浦畑さんですが、勉強のほかにも打ち込んでいたものがあります。それは競技かるた部の活動です。

「兄がこの学校の競技かるた部に入っていたのです。競技かるたについて楽しそうに語る兄の姿を見て私も入部しました」

 浦畑さんは、高1・高2の時には関東大会に出場しました。この競技かるたが、浦畑さんに思わぬ恩恵をもたらします。理科が好きで理系クラスに進んだ浦畑さんは古典があまり得意ではありませんでした。しかし、百人一首の和歌の意味を深く知るようになり、単語や文法などを覚えて古典に強くなったのです。

 一方、好きだったはずの物理は、あまり成績が伸びていませんでした。

「その時期に手塚先生が『朝早く学校においで』とおっしゃるので、朝早く教室に行ってみると、机の上に物理の問題が置いてありました。問題を解いて先生に持っていったところ、ていねいに教えてくださいました。こうして朝や放課後に個別指導を受け、物理の成績が伸びていったのです。
 勉強だけでなく、受験に不安を抱えて悩んでいた時など、私の話に熱心に耳を傾けてくださいました。ほかの先生方も同じです。私の顔を見るたびに声をかけ、精神面も支えてくださいました。友達にも恵まれました。受験の追い込みの時期は、クラスの仲間と一緒に学校に来て、励まし合いながら勉強しました」

 こうして3年間勉強を重ねてきた浦畑さんでしたが、共通テストでは数学の結果が思わしくなかったといいます。一時は志望校のランクを落とそうと思ったそうですが、手塚先生の『強気でいこう』という言葉に背中を押され、予定通り東京学芸大学の2次試験に臨み、初志貫徹を果たしました。

「将来は、手塚先生のような温かさをもって、小学生と真剣に向き合える先生になりたいと思っています。表面だけでは見えない部分を察し悩みを抱えていたら、そこから救い出せるような先生が目標です」

偏差値を10ポイント近く上げた生徒も

手塚千幹先生(理科・物理) 手塚千幹先生(理科・物理)

「『特進選抜』は国公立大学を進学目標とするコースです。そこで私は『全員を国公立大学に合格させる』という強い決意を胸に、このコースの担任を受け持ちました。そして、このコースの生徒と入学後に教室で初めて顔合わせをした時に『みんな、国公立大学に行く気がありますか?』と聞いてみたのです。すると全員が『ある』と答えてくれました。その後、3年間の月日のなかで志望先を難関私立に変えざるを得ない生徒も出てきましたが、クラスの半数以上が最後まで国公立志望を貫いてくれました」

 手塚先生は「全員を国公立大学に進学させられなかったことが心残り」と振り返りながらも、多くの生徒の偏差値を入学時より引き上げて国公立大学に送り出せたことには強い手応えを感じているといいます。

「なかには入学時から偏差値を10ポイント近くアップさせた生徒もいます。その多くが国立大学に合格しました。入学時から成績優秀だった浦畑さんをはじめ、『特進選抜』の生徒は皆3年間、地道に勉強を続けて着実に力をつけていったのです」

 こうした生徒の成長には、どのような背景があるのでしょうか。

「『特進部』ではどちらのコースも1人の教員が3年間担任を務めます。そのためブレることなく一貫して同じ指導を継続できるのです。また、『特進部』には各教科に経験豊かな教員たちをそろえています。その教員たちが生徒一人ひとりの性格や学習状況を共有し、連携を図りながら心をひとつにして生徒を手厚くサポートしています」

 手塚先生は同じ教員の道をめざす浦畑さんに、次のような応援メッセージを寄せました。

「数多くの経験を積むことが教員の力になります。すべてのことを学びと捉えて、大学でさまざまなことにチャレンジしてほしいと思います」

勉強ノートの記録が勇気をくれた

外山暁己さん/特進コース卒業 明治大学 文学部史学地理学科考古学専攻に進学 外山暁己くん/特進コース卒業
明治大学 文学部史学地理学科考古学専攻に進学

『特進コース』を卒業した外山暁己くんは今、明治大学の文学部史学地理学科考古学専攻で学んでいます。

「中学の時、期末試験で社会科の成績が最も良かった時期があります。自信を得た僕はますます集中して勉強することで、社会科が得意科目になりました。なかでも好きだったのは歴史です。

 高校に入ると担任の高井先生が世界史の担当だったこともあり、世界史の勉強が楽しくなりました。特に古代史に関心を持ち、学んでいるうちに夢中になり、気がつくと世界史の成績は学年でもトップになっていました」

 そんな外山くんが明治大学の文学部史学地理学科で考古学専攻を選んだのは「世界の古代史を勉強してこんなに面白いのだから、今度はより身近な日本の古代史を研究してみよう」と思ったからなのだとか。

 外山くんが明治大学文学部を第一志望にして一般選抜での受験を決めたのは、高3の春。しかし、外山くんは国語と世界史は得意だったものの、入試で大きなウェイトを占める英語は苦手でした。そこで、英単語帳を肌身離さず持ち歩き、空いた時間は単語を覚えていたといいます。

 そして入試本番で英語の点数が取れなくても、国語の点数を8割以上取ってカバーできるように、現代文や古典、漢文の過去問を繰り返し解いたそうです。その結果、第一志望の大学に現役合格を果たすことができました。

「高校入学当初にそこまで成績のよくなかった僕が明治大学に合格できた理由は、『特進部』の先生方の手厚いサポートにあります。担任の高井先生は僕たち生徒に勉強ノートをつくるように話されました。どの科目を何時から何時まで勉強するといったスケジュールを管理するためのノートです。僕はこのノートに毎日、勉強の記録を書き込みました。そのことで自己管理能力が身についただけでなく、受験に関して自信がなくなった時は、このノートを見て、『これだけ勉強したのだから大丈夫だ!』と勇気を奮い立たせていました。

 また、ほかの先生方もわからない箇所を質問に行くと個別に教えてくださったり、問題集のプリントをくださったりしました。

 もうひとつの理由は友達の存在です。『特進コース』で出会った友達は、みんな高い目標を胸に、真剣に勉強に打ち込んでいました。そんな姿を見ていると、僕も負けていられないと奮起しました。そして、みんなで昼休みに問題を出し合ったり、勉強を教え合ったり、放課後に自習室で勉強したりしました。

 この学校で得た友人や自信を大切にして、大学では高校以上に学問に打ち込み、将来は歴史関係の仕事に就きたいと思っています」

努力の尊さをいつまでも忘れずに

高井玲奈先生(社会科・世界史) 高井玲奈先生(社会科・世界史)

『特進コース』で3年間、外山くんの担任を務めた高井先生に話を聞きました。

「私はこれまで併設中学校の一貫コースで10年ほど教えるなかで、生徒に勉強ノートをつくらせていました。自ら目標を設定し、それを達成するための計画を立て、実行して振り返りができるようにするためです。この勉強ノートで得た習慣や学力が外山くんたちの学年で結実し、今年の春には『特進コース』から難関私立大学や有名私立大学に合格者を出すことができました。国立大学に合格した生徒も数名います。

 外山くんをはじめ、結果を出した生徒に共通する部分は『素直に教員の話を聞く』姿勢です。外山くん自身が語っていたように、彼は英語が苦手でした。そこで、私は『あせらずに時間をかけて勉強しなさい』と言い続けたのです。外山くんがその言葉に従ってくれた結果、第一志望の明治大学に合格を果たしました。本人は国語と世界史で苦手な英語をカバーしたと述べていますが、英語の成績が悪ければ明治大学には合格できません。実力がついて英語の点数も獲得できたのだと思います」

 そして高井先生をはじめ、『特進部』の教員たちは「この教科のここをもっと勉強したい」という生徒の声に応え、放課後や夏休みなどに講座を開いていたそうです。

 この春、大切な教え子たちを大学に送り出した高井先生は、今年から特進選抜コースの高1生の担任を務めています。

「今年から『特進選抜コース』では7時限目がなくなりました。そのため、部活動に励むなど学校生活の自由度は増しています。文武両道を果たして、国公立大学をめざしたいという受験生に、ぜひこのコースで学んでほしいと思います」

 そして外山くんにはこんな応援メッセージを送りました。

「外山くんは、高1の時から努力を積み上げてきました。大学生や社会人になっても、努力の尊さを忘れずに大学で勉強に打ち込み、すてきな大人になってほしいですね」

浦畑さん(左)と手塚先生(右)
高井先生(左)と外山くん(右)

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