今年度に創立100周年を迎えた山村学園高等学校。それを機に、「特別選抜SAコース」「特別進学ELコース」「総合進学GLコース」の3コースを設置し、新たなスタートを切りました。
国際社会で活躍する人材の育成のために、それぞれのコースでグローバル教育が行われていますが、なかでも「特別進学ELコース」では海外大学への進学も視野に入れています。
特にインターナショナルプログラムは「特別進学ELコース」の生徒を対象とする選択制のプログラムで、国際舞台で活躍できるように高い英語力を養います。高3の1学期までに伸ばす英語力をCEFR B2レベルと定め、その目標に向けた多彩な取り組みがあります。
CEFRとは、英語をはじめとする外国語の習熟度や運用能力を測る国際基準であり、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれます。CEFRでは英語4技能を6段階で評価しており、山村学園が目標とするCEFR B2レベルとは、英検で言えば準1級程度の英語力です。本年度のELコース高1生は、約1クラス分がインターナショナルプログラムを選択しています。
インターナショナルプログラムには3つの必修プログラムと、進路に応じた3つの希望制プログラムがあります。
●英語×進学力講座(必修)
英語力だけでなく、国際系の学部や海外大学に向けて必要となる進学力を養う講座です。
大学進学予備校トフルゼミナールと提携した講義を、年間30回程度実施します。リーディングとボキャブラリー+グラマーとリスニングでインプットし、ライティングとスピーキングの講座でアウトプットしながら、英語の4技能をバランスよく伸ばします。
高3では海外大学進学のための志望理由書や小論文講座、英検以外に海外進学に必要な他の英語資格検定試験のスコアアップに対応した授業も実施されます。
●オンライン留学(必修)
夏休み中に2週間程度のオンライン留学を実施します。原則は学校内のパソコンや生徒が持つタブレット端末を使って、海外提携校や海外英語学校のオンラインプログラムに参加します。
1日3時間を予定しており、2時間は英語のレッスン、1時間はさまざまなアクティビティを行います。
●イングリッシュルーム(必修)
ネイティブの教員による英語スキルアップ講座です。さまざまなテーマでディスカッションやプレゼンテーションを行いながら、特に、日常生活に必要な英語力を養います。
■インターアクションプログラム(希望制)
冬休みに実施する体験型英語学習です。
今年はTOKYO GLOBAL GATEWAY訪問が予定されています。
■姉妹校へのターム留学(希望制)
ニュージーランドのオンズローカレッジへ、1学期間の短期留学を行います。オンズローカレッジは、30年以上前から国際交流を行ってきた姉妹校です。コロナ禍で国際交流は中止されていますが、2023年1月下旬からターム留学をきっかけに再開予定です。
■海外進学サポート(希望制)
アメリカの非営利団体Go Campusから奨学金を受ける「奨学金付進学保証進学」や、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・マレーシアの大学進学をサポートする「合格保証進学」といった海外進学制度を導入しました。