2022年春の卒業生と新入生による対談の様子をお届けします。それぞれ大学生活と高校生活をスタートさせたばかりの2人は、現在大学1年生の奥村澪さんと高校1年生の髙坂春菜さんです。
2022年春の卒業生と新入生による対談の様子をお届けします。それぞれ大学生活と高校生活をスタートさせたばかりの2人は、現在大学1年生の奥村澪さんと高校1年生の髙坂春菜さんです。
奥村さん豊南高校はもともと第一志望校ではなかったため、入学前は高校生活に対し前向きになれない時期もありましたが、入学してからは、「学校生活を楽しもう!」という周囲の雰囲気にだんだんとモチベーションが高まっていき、「学芸行事委員」を3年間務め、3年間続けたダンス部では部長も務めるなど、積極的に学校生活に取り組んできました。
私が在籍した特進コースは学年に1クラスのみということもあり、クラスの団結力が強く、3年間を通してクラスメートに恵まれていたと思います。高1の文化祭のクラス展示部門で優勝してからはクラスの結束が強まり、3年間連続で優勝することができました。
髙坂さん私も都立高校が第一志望で、併願校として豊南を受験したのですが、学校生活は期待以上だと感じています。「4ターム制で授業時間数の多い環境で勉強を頑張りたい」「高校ではバレーボール部の活動にも打ち込みたい」という私の希望に応えてくれることに加え、校舎がきれいなところも気に入っています。
授業はどの教科もとても楽しく、特に英語ではネイティブの先生がオールイングリッシュで行う『英語コミュニケーション』の授業が気に入っています。教科としての英語だけではなく日常会話も学べることが楽しく、「実際に海外で使ってみたい」という気持ちも芽生えています。
今は体育祭に向けた練習が始まり、初めての学校行事にとてもワクワクしています。高1から高3まで学校全体で取り組む『スペリングコンテスト』も楽しみです。あと文化祭にも興味津々です。というのも、高校選びのための学校見学では、コロナ禍のため文化祭へ足を運ぶことができず、高校の文化祭を実際に経験したことがないからです。文化祭ってどんなことをするんですか……?
奥村さん文化祭にはクラス単位の出し物のほか、ダンス部などの部活動や有志の団体によるステージ発表があります。部活動による模擬店も人気で、とても盛り上がります。私も高2・高3時はオンラインでの開催となってしまったのですが、クラスでの動画制作が楽しく、良い思い出になっています。髙坂さんの在校中に、本来の形で開催できるようになるといいですね。
髙坂さんこれから勉強はどんどん難しくなっていき、部活動でも学年が上がるにつれて自分が「先輩」としてリードしていかなければならないことを考えると、奥村先輩のように勉強と部活動を上手に両立できるか心配です(苦笑)。
奥村さん私も上手に両立できたとは決して言えません。4ターム制で授業時間が多く、部活動との両立が大変な時期もあり、やめたいと思ったこともありました。それでも部長まで務め、3年生で引退したときには大きな達成感がありました。充実した学校生活を送るために、勉強以外に打ち込める何かがあることはとても大切です。部活動は諦めずに続けてほしいです。
私は辛いときや大変なときは一人で抱え込まず、先生や友人に積極的に相談するようにしていました。豊南では、勉強に限らず先生方がいつでも相談にのってくれます。
また、勉強に関しても先生方や学習環境を存分に活用してほしいと思います。私は塾や予備校に通うことなく、学校だけで大学受験対策を完結させることができました。それは授業はもちろん朝や放課後などの時間も使って、先生方が大学受験対策の講座を開いてくれたり、親身にアドバイスをくれたりしたからです。
クラスには、私と同じように部活動も勉強も頑張る生徒が多くいて、お互いの存在が励みになっていたと思います。毎日夜8時頃まで学校に残って、先生方が見守るなか、友達と励まし合いながら勉強をしていました(現在はコロナ禍により開閉時間の変更あり)。
それから、部活動は自分が無理のない範囲で頑張ることも大切です。私は高3の夏の大会に、悩んだ末に出場しないという決断をしました。残念ではありましたが後悔はしていません。相談やアドバイスをよく聞いたうえで、今優先するべきことは何かを自分でもよく考え、決断することも大切だと思います。
奥村さん大学生活をスタートするにあたり、高校までの学校生活を振り返ると、いつでも担任の先生やクラスメートがいてくれる当たり前の環境が、とても貴重なものだったことに気づきました。
コロナ禍の休校期間中、先生や友達に会えない時間がどんなに辛かったか。学校が始まり、みんなに会えたことがどんなにうれしかったか。髙坂さんをはじめ後輩の皆さんには、先生や友達と過ごせる日々を大切にしてほしいと思っています。コロナ禍で大変なこともあると思いますが、何事も楽しく前向きに取り組んでほしいですね。
髙坂さんはい!高校生活でしかできないことをたくさん経験して、先輩のように「この高校で良かった」という気持ちで卒業できるよう、いい思い出を作っていきたいと思います。
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