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お互いに切磋琢磨し協働する学びは
自分が進むべき道の気づきにもつながっている

千代田高等学校

〒102-0081
東京都千代田区四番町11

TEL:03-5530-7398

学校情報 学校HP

武蔵野大学附属千代田
その進路指導のポイントとは

 2018年に共学校となり、校名も変更した武蔵野大学附属千代田高等学院。今年の春には2期生が卒業していきました。

「選抜探究コース」と「附属進学コース」が設置され、選抜探究コースには「IB系」「グローバル探究系」「医進探究系」の3クラスがあります。

「IB系」では世界標準のカリキュラムである国際バカロレアのプログラムが導入されています。海外大学進学を視野に入れた「IB系」クラスの卒業生は2020年度の1期生で、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの大学に8校、2021年度の2期生は10校の海外大学に合格しました。2021年度における海外の進学先には、マサチューセッツ州立大学システムの旗艦校であるアマースト校や、イリノイ州立大学システムの3つのうち最大のキャンパスで最難関のアーバナ・シャンペーン校などがあります。

 国内の進学先では、慶應義塾大学・上智大学を含むGMARCH以上の難関私立大学をはじめ、日東駒専や明治学院大学、武蔵大学、さらには東京女子大学などの有名女子大学を含む主要私立大学の合格者が昨年比2倍となりました。さらに初めて医学部医学科への進学者を輩出したのも2期生、また東京藝術大学への合格者も輩出しています。

 武蔵野大学附属千代田高等学院の多彩な進路、そしてその進学指導について昨年度、進路指導部長を務めた城野大輔先生と、同じく昨年度、高3学年主任を務めた小野瀬洋美先生にお話を伺いました。

自分の将来を自分ごととして捉えるために

進路指導部長 小野瀬洋美 先生(数学科) 小野瀬洋美 先生(数学科)

 進路を考えるうえで、高1の時点から自分自身を知り、興味・関心を探る意識をもつことが大切です。そのため高1のオリエンテーション合宿やサマーキャンプ、探究活動などを経験しながら進路選択が具体化する時期までに、それぞれの将来につながる何かをつかんでいることが理想です。

 また、学年が上がるにつれて、当初の目標から変わっていくことはよくあります。特に「親に言われたからこの大学をめざす」というような意識でいると、ギリギリになって迷走しがちです。あるいは目の前の試験でいい成績を取ることだけに専念していると、大学を卒業した先のことまで考えが及ばないものです。そこで私たちは、機会があるごとに「将来はどう?」という問いかけを行います。誰かに問いかけられて、初めて将来について考えることもあるからです。

 本校の2期生は、コロナ禍での遠隔授業期間を経験しています。例年にはない独りの時間ができたわけですが、生徒たちはむしろ自分を深く見つめる機会を得たのではないでしょうか。「いい大学に行きたい」だけではなく、「数学が面白いと思ったから、理学部数学科に行きたい」とか「あの大学のこの教授に学びたい」と、自分の選択について具体的なポイントを話すようになった印象です。

 またコロナ禍では、看護や医療系の職業について考える機会も多かったように思います。医学部進学は簡単ではありませんが、「その道の仕事に就いて、社会に貢献したい」という強い気持ちで勉強に向かうことができた結果、医学部医学科に合格者が出たのだと思います。

 ちなみに医学部に進学したある生徒は、友達の質問によく答えていました。人に教えることで自分自身も学ぶことが多かったのでしょう。遠隔授業期間を経て学校に戻ってきた生徒たちは、全体的によく教え合いをしていましたね。お互いに切磋琢磨し協働する学びは、自分が進むべき道の気づきにもつながっているのだと思います。

自分の進むべき道を見つけたとき
選択できるように備えておきたいこと

城野大輔 先生(国語科) 城野大輔 先生(国語科)

 近年、大学受験は多様化しています。国内、海外にかかわらず大学受験の情報をすべて網羅するのが難しい状況で、必要になるのは自分の道を自分でつくる意識です。

 本校のすべての教育にかかわる「Project Wayfinder」は、自分が今取り組んでいることが何のためなのか、それが社会とどのようにつながっているのかを考えるプロジェクトです。まさに「自分の道を発見しよう」というマインドセットを形成することが目的です。

 また、入学してすぐのオリエンテーション合宿や、サマーキャンプでは、課題について考え、協働して解決するスキルを身につけます。オリエンテーション合宿ではバーベキューやゲームを楽しみながら自己理解と他者理解のワークショップを行い、チームビルディングの方法を学びました。

 昨年のサマーキャンプでは、“身近な困りごとを解決しよう”というテーマでワークショップを行いました。ここで大切なのは、身近な困りごとを「課題」として捉え、仲間と協働してアイデアを出し合う過程です。自分の道を発見するマインドセットができたら、日々の授業や特別体験授業、探究学習においても「学ぶ目的」が見えてきます。
 今年のスプリングキャンプでは「ラブレターを書こう」というテーマに取り組みましたが、これを大学受験に当てはめると、「志望理由書」を書くことにつながります。

 このようにさまざまな活動を通して、生徒同士の信頼関係を構築します。先生と生徒だけでなく、生徒同士の横のつながりやコミュニティができることで、お互いにフィードバック し合える環境ができあがります。フィードバックが上手になれば、海外大学・国内大学問わず、自分たちのキャリアに対してオーナーシップをもって互いを高め合うことができるようになります。たとえば海外大学に進学して最も大切なのは、人脈づくりと言われます。そのときにも必要なマインドをスキルとして役立てられるでしょう。

 スプリングキャンプやサマーキャンプに参加した生徒たちはクラスに戻るとインフルエンサーになります。自分の道を自分で発見するマインドセットと、人と協働するスキルセットをもって、学校全体の雰囲気(文化)を少しずつ変えていくのです。

 2期生が卒業した今、本校のなかには自分の道を発見する文化ができつつあります。進路指導室も、進路を自分ごととして捉えられ、また生徒同士が刺激を与え合えるような環境にしています。「将来自分の道が見つかったときにしっかりとした選択ができるように、マインドセットとスキルセットを磨いておこう」が、本校の進路指導部のポリシーです。

今年、2年ぶりにオリエンテーション合宿が実施できました。
山梨県で行った合宿には中高学園長の日野田直彦先生も参加しました。
進路指導部のポリシーについて熱く語ってくださった小野瀬先生(左)と城野先生(右) 進路指導部のポリシーについて熱く語ってくださった小野瀬先生(左)と城野先生(右)

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