『校内予備校(講習室)』で大学生チューターとして母校で活躍する3人の卒業生に、西村準吉教頭先生を交えて、在校時代の思い出や母校の魅力について語ってもらいました。
『校内予備校(講習室)』で大学生チューターとして母校で活躍する3人の卒業生に、西村準吉教頭先生を交えて、在校時代の思い出や母校の魅力について語ってもらいました。
今井さん私は高3の秋に部活動を引退するまで、吹奏楽部の活動に打ち込んできました。当時の吹奏楽部はコンクールなどで実績をあげており、入学前から憧れの部活動でした。実際に入部してみると練習時間は長く、内容も想像以上にハードでしたが、勉強との両立を心がけながらいろいろなことを乗り越え、諦めずに続けてきた経験は大きな財産となっています。
特進文理コースは課題が多く、高3になると夏期講習もありました。夏のコンクールに向けた厳しい練習の合間に集中して勉強したり、移動時間を活用して勉強したり……と、とくに高3は多忙な日々を過ごしていましたが、大変だったぶん達成感は大きく、充実感もありました。
また、吹奏楽部の幹部として意見をまとめたり統率したりする場面も多く、リーダーシップや責任感が芽生えました。「吹奏楽部の活動に比べたら受験勉強はたいしたことはない」と前向きに考えられるたくましさも身につきました。
庭野さんなによりの思い出は、高2の『タイ・フィールドワーク』と高3の『ロンドン大学研修』です。初めて海外へ行き、現地でしかできない学びを体験しました。
タイでの約2週間の滞在期間中、タイ北部のカレン村で少数民族の家庭にホームステイ(2泊3日)をし、フィールドワークを行いました。言葉は通じず、お湯が使えなかったり床で食事をしたりと、日本での生活とは大きく環境が異なり、新鮮な出来事ばかりでした。
ロンドンでは約1カ月間にわたりロンドン大学で論文指導と特別講義を受け、自らの研究成果を英語論文にまとめました。また、現地の語学学校にも通い、さまざまな国から学びに来ている留学生たちと交流する機会も得ました。留学生やホストファミリーなど、たくさんの人たちとの交流を通して、自分の考えをしっかりともち、それを発信することの大切さを学びました。
稲垣さんニュージランドで1年間の留学生活を送った経験は、大きな成長につながりました。留学クラスの全員が一緒に参加するのでとても心強く、励まし合いながら過ごす有意義な経験となりました。留学中はホームステイをしながら現地校に通い、自分で決めたテーマに基づいてフィールドワークも行います。そこで学んだことや調べたことの集大成として、シドニー大学で課題研究やプレゼンテーションも行いました。
1年間の留学生活とシドニー大学での研修を経て英語力は大きく伸び、英検やIELTSなどの検定試験にもその成果が表れていました。でも、大きく伸びたのは英語力だけではありません。ホームステイを伴う留学を通して、コミュニケーション力や異なる環境に適応する力がつき、家事をしたりお弁当を作ったりすることで生活面での自立心も芽生えました。
今井さん自分の目標や興味・関心にぴったりのコースで、高校生活をスムーズにスタートできることです。特進コースは2~3クラスの編成なので、担任の先生が変わることはありません。3年間という長い目で私の成長を見ていてくれ、進路指導や大学受験までサポートしてくれる先生は、とても心強い存在でした。
放課後と長期休み期間に実施している『校内予備校(講習室)』は、とても役立ちました。校内にいながら受験指導専門の先生やチューターの講義・サポートを受けられたことは、大学合格への大きな力となりました。
庭野さんどの先生もとても親身になってくださり、とくに西村先生には大学受験の際も面接対策や志望理由書の添削などで大変お世話になりました。ずっと憧れていた第一志望の大学の学部・学科に合格できたことは、先生のおかげだと思います。
稲垣さん『校内予備校(講習室)』をはじめ、進路指導と大学入試に向けたサポートはとても充実しています。一般入試だけではなく、推薦入試などの特色ある入試にもきめ細かに対応してくれ、ほとんどの生徒は予備校や塾へ行かずに、学校のサポートだけでそれぞれの進路希望を叶えているのではないでしょうか。
また、私にとってチューターの存在は大きく、チューターの先輩を身近なロールモデルにして大学受験に取り組んできました。私もチューターとして先輩として後輩たちに寄り添える存在でありたいと思い、気軽に相談できる環境づくりを心がけています。
今井さん海外と関わる機会が多いのは、佼成学園女子の特色です。留学クラスやスーパーグローバルクラスの生徒たちはもちろん、ほかのコースの生徒たちもイギリスでの修学旅行や短期留学に参加したり、希望者はスリランカで多民族共生などについて学ぶプログラムにも参加できました。
生徒一人ひとりがそれぞれいろいろなことに挑戦しながら、お互いに支え合っています。私も3年間を通して先輩・後輩、クラスメートや先生方、たくさんの人たちに支えられて充実した3年間を送ることができました。
庭野さん佼成学園女子は華やかな学校ではないかもしれませんが、カリキュラムやプログラムなどのソフト面にはとても力を入れています。また、先生や友人にも恵まれた学校だと思います。探究学習関連の大会で世界を舞台に活躍する生徒や、部活動と勉強の両立で実績を出す生徒など、尊敬できるクラスメートとお互いに高め合うことで、自分の最大限の力が発揮できた3年間だったと思います。
佼成学園女子には自分の可能性を広げたり、新しい自分を発見したり、やりたいことを見つけたりできる機会がたくさんあります。将来の夢や目標が今はまだ見つからないという人こそ、ぜひこの学校で将来につながる体験を積み重ねてほしいですね。
稲垣さんクラスの仲の良さと進路指導の手厚さは、この学校の特色だと思います。留学クラスは1クラスのみで担任の先生とクラスメートは3年間変わらず、1年間の留学もクラスみんなで乗り越えることで強い絆が育まれます。一生付き合っていきたいと思える友人ができたことは大きな財産です。
また、どのクラスに所属したとしても、海外研修や学校行事、部活動などのたくさんの経験を通して価値観が変わったり視野が広がったりする瞬間があり、人としての成長を実感できる学校です。そんな素晴らしい高校生活を、未来の後輩たちにもぜひ経験してほしいと思います。
今井さんが在籍した「特進文理コース」は、国公立大学や難関私立大学をめざすクラスで、ハイレベルの学力を身につけられるカリキュラムが組まれています。また、本校には『校内予備校』だけではなく、男子校の佼成学園からもメンバーを選抜して実施する『トップレベル講習』があります。その講習にも、庭野さんは高1から参加していました。
当時の吹奏楽部は校内一活動に力を入れている部活動といっても過言ではありません。そのため部員の多くは勉強との両立をめざす「進学コース」の生徒たちです。高度な内容で学習量も多い「特進文理コース」と吹奏楽部の活動を両立している生徒は、ほとんどいなかったと思います。今井さんはそうしたなか、勉強と部活動の両立をやり遂げたのです。
庭野さんと稲垣さんは留学で身につけた英語力と、現地で行ったフィールドワークや課題研究の成果を論文やポスターにまとめるだけでなく、ロンドンとシドニーという海外大学を舞台に堂々と発表しています。
SGクラスや留学クラスでは、留学をきっかけに生徒たちは大きく成長しており、各校が課題研究の成果を競い合う『SGH全国高校生フォーラム』や、アジア各国から優秀な生徒がシンガポールに集結する『Global Link Singapore』といった研究発表会で、次々に実績をあげました。生徒たちの活躍は教員の想像を大きく越えており、常にワクワクしながら成長を見守っています。
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