千葉商科大学付属高等学校の教育理念は「柏葉教育」(柏葉の精神)です。柏の葉は、秋の冷気に枯れた後もすぐに落ちることなく冬の間も寒風や霜雪に耐え、春を迎えると新芽が葉柄の下に萠え出るのを確かめて、はじめて静かに散り落ちていきます。この柏葉の精神を根幹に据え実践する同校の教育の特色について、校長の浅川潤一先生にお話を伺いました。
千葉商科大学付属高等学校の教育理念は「柏葉教育」(柏葉の精神)です。柏の葉は、秋の冷気に枯れた後もすぐに落ちることなく冬の間も寒風や霜雪に耐え、春を迎えると新芽が葉柄の下に萠え出るのを確かめて、はじめて静かに散り落ちていきます。この柏葉の精神を根幹に据え実践する同校の教育の特色について、校長の浅川潤一先生にお話を伺いました。
本校の教育の柱は、「建学の精神」「柏葉の精神」「生徒目標」の3つです。その実現のために必要な力として、「確かな学力」「人間性」「グローバル力」「イノベーション力」「協働性」の5つを挙げています。さらに、千葉学園教育ビジョンに基づき、7年間一体教育実現に向けて千葉商科大学との教育連携の柱として、「SDGs教育」「金融リテラシー教育」の2つを掲げています。
部活動や学校行事などは机上の学習(知識・スキル)だけではなく、人間力や協働性といったキーコンピテンシーを育てる重要なものとして考えています。生徒一人ひとりの志向に応じた学びの環境を提供していくことは、向学心につながると考えています。
「不易流行」。建学の精神や柏葉の精神にある本校の伝統を継承しつつ、実学実践のため高大一体教育を推進します。その結果として未来社会に貢献する人材育成をすべく、時代の先を見据えた変革をしていきます。
次世代に向け「未来・地域・生徒同士が『つながる』校舎」をコンセプトにした新校舎はBELSで5スター☆&ZEB Ready取得。BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は国土交通省において制定された建築物省エネルギー性能表示制度で、ZEBとは「Zero Energy Building」の略です。高校の校舎がZEB Readyを取得するのは全国で初めてのことです。全館無線LAN完備し、ICTの利活用を推進しています。
生徒一人ひとりの思い描く未来をていねいに聞き出し、その実現に向けて、その背中をしっかり押していくという当たり前のことを各教員が真剣にやり切ることが、本校の高い現役進学率を生み出していると考えております。
秋になると職員室とその周辺、あるいは会議室など、さまざまな所で教員と生徒が真剣に面接の練習をしている光景を目にします。雪がちらつく頃には教員が見守るなか、教室で必死に自習に取り組む生徒の姿があります。これらはいわば本校の「風物詩」です。尚、本校においては、「押し売り的進路指導」はしておりません。生徒の自主性を尊重した指導が中心です。従って、主体的な志望校選択が生徒には要求されます。
不確実性の時代においては、過去の知識だけでは対応できなくなっています。常に新しい情報を収集し、その情報を基に自ら考え、課題解決に向かってやり抜く力が必要です。そして急速に進むAIに対し、人でなければできないことを創造していくことも重要だと思います。本校では授業だけではなく教育活動全体を通して生徒が自ら学び、自分の考えを発信し、協働することによって社会貢献していく人材を育成してまいります。
高い目標と志を持って20年後、30年後、どのようになっていたいかという未来設計図を描き、そのために今何をするべきかという課題を設定して頑張ってください。受験生の皆さん、本校の教育に共感した人はぜひ受験してください。
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