2021年10月、城西大学附属城西高等学校に卒業生から高3生までの軟式野球部員5人がそろいました。2021年8月、『第66回全国高校軟式野球選手権東京大会』で優勝したのは、実に37年ぶりの快挙。これまでの戦績は、2020年度秋に都大会でベスト16、次の春にはベスト8と、順調に成長した結果です。2021年9月に行われた『東京都秋季高等学校軟式野球大会』でも初優勝を飾り、2年生を中心とした新チームが、11月から始まる関東大会に臨む直前でもありました。
在校中は主将を務め、社会人として2年目を迎えた橋本尚樹さんは、「私が入部したとき、先輩は一人しかおらず、廃部寸前の軟式野球部でした」と話します。
現在、大学院で学ぶ長嶋雅行さんの代で同級生7人が入部し、「橋本くんの代と長嶋くんの代が、今の軟式野球部の土台を作った」と話すのは監督の佐藤聖先生。そして部長を務める清水康史先生も野球経験者です。さらに大学生と現高3のマネージャー、引退して本格的に大学受験に臨む前主将を加えて、勝利までの軌跡を振り返ります。