多文化共生を学ぶために
英語選抜類型を選びました
S.Kさん(高2)
英語選抜類型には、異文化や国際的な課題に興味をもつ人が集まっています。私は中学の頃から多文化共生に興味があり、海外に視野を広げたいと思ってこの類型を選びました。
興味があるのは、同じ英語圏でもまったく違う文化をもったアメリカとイギリスです。世界の幸福度ランキングで上位になるノルウエーの文化にも興味があります。アジアではエンターテインメントが人気の韓国に行ってみたいとも思います。
英検は高1で準2級取得が学年の目標です。私は現在、準1級取得をめざしています。TOEICとTOEFLに関しては、の対策授業が週2回あります。
海外研修には数カ国から選べるプログラムがありますが、2020年と2021年はコロナ禍の影響でなかなか渡航できないのが残念です。大学生になって感染状況が落ち着いたら、留学にも挑戦したいと思います。
私たちのクラスはネイティブの先生が副担任で、朝のホームルームと終礼は英語です。私たちの代は入学してすぐに休校となってしまったので、やっと分散登校が始まった当時は、聞き取れない部分を友達に聞くこともできず苦労しました。でも、今では苦労せずに副担任の英語を聞き取れるようになりました。
部活動はバトン部に所属しています。2021年度は初めて全国大会に出場が決まったので、文武両道で頑張ります。
自分の意志をもち
考えを発信できるようになりました
T.Yさん(高2)
英語選抜類型にはクラスに10人くらいの帰国生がいます。海外の異なる文化のなかで生活経験のある彼らは、自分の意見をしっかりともち、はっきりと発言するので、いつもいい刺激を受けています。
「英語探究」は、世界でどのような社会貢献ができるかを考える時間です。私のグループは、「やさしいにほんご」について探究しています。これは、日本で生活する外国人や子どもにもわかりやすい日本語を、どうしたら普及させられるかを考える探究です。
「やさしいにほんご」にはいくつかのルールがあります。たとえば二字熟語を使わないこと。「国立」であれば「国が立てる」、「青空」であれば「青い空」のように、意味が理解しやすい日本語にすることです。また、「二重否定をしない」というルールもあります。これは「あなたの言うことはわからないでもない」のような否定を重ねないということです。
「英語探究」では、学外に出ていくこともあります。先日は在留外国人向けの日本語学校を訪問して、やさしい日本語を普及するためにはどうしたらいいかを伺いました。面白いと思ったのは、国や地域によって、語学の学習方法が違うことです。たとえば中国の人は語学を文字に書いて覚えるそうですが、アフリカ系の人たちは耳から学ぶほうが覚えやすいそうです。
「英語選抜類型」はプレゼンテーションの機会が多いので、人前で意見を言うことに慣れてきました。2021年、私はバスケットボール部の部長になったので、プレゼンテーションの練習を活かしてリーダーシップを取りたいと思います。
3号館にあるELC(English Learning Center)にて。すぐ隣にネイティブ教員の職員室があり、コミュニケーション英語の授業で活用されています。