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自分の興味・関心を深堀りする探究学習を通して
卒業後の進路と将来を切り拓く

上野学園高等学校

〒110-8642
東京都台東区東上野4-24-12

TEL:03-3847-2201

学校情報 学校HP
進路指導部主任・探究科主任の竹澤陽介先生 進路指導部主任・探究科主任の竹澤陽介先生

意欲を高め、自らの力で
進路・将来を切り拓く

 生徒の興味・関心のあるテーマを深く堀り下げ、自身の進路や将来の夢を見いだす探究学習に取り組む上野学園高等学校。進路指導部主任で探究科主任を兼務、探究学習の導入に尽力する竹澤陽介先生にお話を伺いました。

「探究学習で大切にしているのは、本校の建学の精神である『自覚』です。探究学習を将来の夢や進路と関連づけて『自分は社会に出て何がしたいのか』を自覚することが、高校3年間の目標となっています。

 高1では、SDGsなどを活用して社会が抱える課題に取り組んで視野を広げたり、グループで話し合いを重ねたりするなかで、自分の内側からわき起こってくる興味・関心を整理していきます。それと同時に目標とする大学の学部・学科について調べ、自分の学ぶべきことや学びたいことを探っていくのです。こうして高1の前半までに探究テーマを決め、後半ではインタビューや企業訪問などで学外へ出て、現実社会に触れながら調査・研究を重ね、3学期にその成果をまとめて発表します。

 自ら疑問をもち、調査・検証を行い、解決を導き出す探究のサイクルを一通り体験したあと、高2から高3にかけてゼミに所属して各自の探究活動に取り組んでいきます。最終的には論文にまとめ、大学受験にも利用できる形にしていきます。

 ゼミではテーマ別に9〜11のテーマに分かれ、1つのゼミにつき1名の教員がつきますが、教員はあくまでもサポート役です。教員が自分の専門分野の知識を押しつけたり、教えたりすることはなく、生徒のやりたいことを最大化することに力を注ぎます。

 探究のテーマはすぐに答えを出せるものではなく、1年間をかけてとことん打ち込めるような、やりがいのあるテーマを設定するようにアドバイスしています。たとえ答えが導き出せなくても、疲れるくらい考え抜き、精いっぱい取り組んだという経験そのものが大きな達成感となり、自信やチャレンジ精神を高めることにつながると考えています」

 探究の授業では、高1からグループワークで話し合いの機会を頻繁に設け、高2以降のゼミ活動では、常にゼミの仲間を中心とする外からのフィードバックを大切にしながら個人の探究テーマを深めていきます。このように探究学習は一人ではなく、仲間とともに取り組むことに意義があるのです。

「ときには失敗したり、友人や教員との対話によって取り組む角度を変えてみたりして挑戦を繰り返します。そこから自分が見えてくるのです」

学校周辺の優れた学習環境と
教育体制を活かした学び

 優れた学習環境を活かして学べることも、探究学習の特色です。

「学校周辺の浅草・上野には、文化・自然・芸術・国際といった教育資源が豊富にあり、中小企業など地域密着の商業も盛んです。中学の探究学習では上野公園でフィールドワークを行ったり、浅草で外国人観光客にインタビューを行ったりもしています。

 高校の探究活動では、『自分の住む地域を再開発して、よりいっそう魅力的な街にするにはどうしたらいいのか』をテーマに掲げ、観光や商業でにぎわう浅草・上野を参考にしたいと商工会議所の方に話を聞きに行ったり、中小企業の方にインタビューをしたりして調査・研究に取り組む生徒もいました。

 現実社会にある問題を考えるうえで、インターネットや文献だけではなく、自分が直接体験することで得た情報、自ら行った調査や実験で得た情報にアクセスできる環境が充実していることは、大きなメリットです。中学から探究活動に取り組んでいる生徒たちは率先してリーダーシップを取ってくれるので、高校から探究をスタートする生徒たちが触発されて、どんどん探究活動にのめり込んでいきます。教員が教えるのではなく、生徒同士が刺激し合い、学び合うことで、自ずと主体的な探究活動を促す環境がつくられています」

 ここ数年は恵まれたICT環境も活かし、他校の生徒ともオンラインで交流を図ることもあるそうです。

大学との連携や放課後講座も充実させ
学校の枠を越えた幅広い学びに挑戦

「生徒たちには積極的に学外へ出て、学校での学びの枠を越えて自由に学んでほしいと思っています。自分に制限を設けず、自信をもって大きなことに挑戦してほしい」と話す竹澤先生。今後は生徒たちが主役となって学べる工夫をさらに進め、大学との連携もいっそう充実させていきます。

「現在、探究学習は高2段階で桜美林大学との協働による『ディスカバ』というプログラムに取り組んでいます。そのほかにも放課後の時間を使い、明治大学の先生を招いてお話を聞いたり、新潟大学と本校をオンラインでつないで『哲学対話』を行う講座を開講したりしています。

 2022年度からは通常授業を50分から45分に短縮し、放課後講座を本格化していく予定です。中高生が学年の枠を越えて自らの関心に基づいて受講できるように、さまざまなジャンルの講座を準備しています。これによって生徒の学びへの興味を広げるとともに、主体的な学習に向けたモチベーションも高めていきたいと考えています」

 最後に、竹澤先生が受験生にメッセージをくれました。

「上野学園は、さまざまな体験の機会をたくさん用意しています。それらの体験を通して、多くの卒業生が自分のやりたいことを見つけ、自信をもって巣立っていき、現在も大学などで意欲的に学んでいます。今は自分に自信がもてなかったり、自分のやりたいことが見つからなかったりしても、本校に来ればきっと見つかるはずです。チャレンジすることを目標に、本校に入学してほしいと思っています」

探究学習ではiPadが大活躍探究学習ではiPadが大活躍

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