聖望学園高等学校では、2022年から従来の4コース制を改め、1年次2コース制、2年次以降を3コース制に変更します。これにより1年次は『特進コース(選抜クラス・一般クラス)』、『進学コース(選抜クラス・一般クラス・スポーツクラス含む)』の2コース4種類のクラス編成となります。2年次以降は『特進選抜Sコース(文系・理系クラス)』『特進Eコース(文系・理系クラス)』『進学Iコース(文系・理系クラス、スポーツクラス』の3コース制で、一人ひとりの学力を最大限に高め、志望大学合格へ導くための進学指導体制の充実を図ります。新コース制のカリキュラムの特色や指導方針、今後の展開について、募集広報部部長の佐藤淳二先生は次のように話します。
「まず1年次は、文系・理系に偏らず、すべてのクラスが同じカリキュラムで学びます。一人ひとりの学力や習熟度に適したクラスで、しっかりとすべての教科を学んだうえで、2年次は各コースでそれぞれ理系・文系クラスに分かれ、進路目標に合わせたカリキュラムで学んでいきます。
また、1年次に力をつけた学力上位の生徒たちのために、2年次以降『特進選抜Sコース』を設置します。従来の『S特コース』に相当するコースで、難関国公立大学や難関私立大学へ予備校に通うことなく合格できるハイレベルな授業を行います」
一定の基準に達した生徒を対象に、より高い進路目標をめざすことを目的とする『特進選抜Sコース』。そこでの教育は「これまでに比べて自由度の高い授業を展開していくことがポイント」と佐藤先生は強調します。
「『特進選抜Sコース』には学習意欲が高く、主体的に学ぶ力を有する生徒が集まってきます。そのような生徒たちは、一方的に教え込んだり、従来型の受験勉強のやり方に縛り付けたりするよりも、自分が学びたい内容を自由に学んだり、友人と一緒に楽しく学んだりするほうが、より意欲的な姿勢で学習へと臨むようになります。実際に現3年生は、任意参加の授業『放課後ゼミ』を積極的に活用して、第一志望校合格を勝ち取る生徒が多くいます」