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オーストラリア ハイブリッド交流プログラム

国士舘高等学校

〒154-8553
東京都世田谷区若林4-32-1

TEL:03-5481-3131

学校情報 学校HP

 夏休み中の8月16日・17日の2日間、国士舘高等学校とオーストラリアにあるLutheran Ormeau Rivers District School(ルーテランオーモーリバースディストリクトスクール)がオンラインでつながっていました。コロナ禍の影響で、オーストラリアでの短期留学が実施できなかった2年間を経て、ICTを使った交流プログラムがスタートしたのです。

 教科書やインターネットでしか知らなかったオーストラリアとじかに触れる体験は、「もっと世界を知りたい」「同年代の人といろいろな話がしてみたい」という意識の変化につながったようです。

オーストラリアの文化や生活を
身近に感じた交流会

 世界各国で渡航制限が続くなか、オンライン上でオーストラリアの高校生と対面し、次年度にバディと再会する短期留学が予定されているのが『オーストラリア ハイブリッド交流プログラム』です。この夏のリモート交流会は2日間にわたって実施されました。

 1日目はオンラインで、現地校の先生による授業を受けました。内容はオーストラリアの生活習慣や文化、食べ物、アボリジニの文化や現地校での学校生活についてです。生徒たちは日本では馴染みのないオーストラリア特有の動物や、日本とは違う生活スタイルに興味深く見入っていました。そして交流会に備えた英会話を練習して翌日を迎えました。

 2日目、いよいよオーストラリアの高校生たちと、オンラインを介した対面が始まりました。オーストラリアの高校生たちは、日本に興味をもち、日本語の勉強もしています。日本語と英語で自己紹介が始まると、オーストラリアの生徒たちの目が、国士舘高校の教室で動く小型のサーキュレーターに釘付けになりました。もちろん、オーストラリアの家庭にもサーキュレーターはありますが、日本のような小型のものは見たことがなかった様子。思いも寄らないきっかけから、お互いの生活環境の違いを知ることができました。

 やがていくつかのグループに分かれて交流が始まります。国士舘の生徒たちは、身の回りにあるものや、日本文化を伝える写真、日本のアニメキャラクターなどを使って日本の生活を紹介していました。

 交流会が終了し、振り返りを行うなかで、生徒たちは「あっという間で、準備してきたことを話しきれなかった」「もっと英語で話したい」「来年は短期留学に参加して、オーストラリアの友達と再会したい」と話し、留学への意欲を高めていました。

参加者の声

来年、短期留学に参加して
今回出会った人たちと再会したい

Y.Aさん

 このプログラムに参加しようと思ったのは、小学生のときから海外の人との交換留学制度に興味をもっていたけれど、なかなか一歩が踏み出せなかったためです。国士舘高校に入学し、このようなプログラムがあると知ったとき、今度こそ勇気を出して参加してみようと思いました。

 オーストラリアの学校では、教室のつくりから違っていて、学校生活の様子も違うことに驚きました。私たちはみんな黒髪で同じ制服を着ているけれど、オーストラリアの高校生は髪や目の色がさまざまで、制服の着方も個性的ですし、アクセサリーをつけている生徒もいました。人種や国によって生活様式が違うことは知っていましたが、実際に接して話すなかで、「本当に違うんだな」と確認することができました。

 私は家の近くにある神社や、学校近くの松陰神社前駅を通る東急世田谷線の写真などを画面上で共有しながら自己紹介をしましたが、準備していたことのすべてを紹介しきれなかったのが残念です。

 今回のオーストラリア研修を通して私が2年生になったら、2週間のオーストラリア留学に参加したいという気持ちが高まってきました。私は吹奏楽部でアルトサックスとクラリネットを担当しています。オーストラリアでも、音楽で現地の人たちとつながることはできるはず。そして今回出会った人たちに、「久しぶり!」と言いたいです。

「やりたいことに挑戦する」という大切さを
実感したオーストラリア交流プログラム

N.Wさん

 オーストラリア交流プログラムには、両親の勧めで参加しました。以前から海外の文化や海外の人とのコミュニケーションに興味はありましたが、英語はあまり得意ではなかったので躊躇していました。今回はせっかくの機会だから挑戦してみようと思い立って参加しました。

 1日目のオンライン授業では、オーストラリアの人たちが暮らす家の広さに驚きました。交流する人たちの家はほとんどが一軒家で、東京のようにマンションが少ないことも新鮮でした。

 オーストラリアの高校は部活動も少し違うようでした。私は剣道部なので、剣道を通して日本文化を伝えたのですが、「わかるかな?」と思うような日本語も、案外すんなりと理解してもらえました。みんな日本文化に興味をもっていて、「剣道はクールだね」と言われたことがとてもうれしかったです。

 オーストラリアの生徒たちは日本語の勉強をしていて、日本語でも交流できました。私にとっては相手が話す日本語は「片言」に感じられましたが、相手にとっては私の英語も同様に片言に感じるだろうと思うと、もっと勉強したいという気持ちになりました。

 来年、短期留学に参加できたら、聞いたことのある都市だけでなく、いろいろな場所に行ってみたいと思います。そしてオーストラリアの美しい海も見たいと思いました。親に勧められて参加した交流プログラムですが、やりたいと思ったことには迷わず挑戦するべきだと、このプログラムを通して実感しました。

先生インタビュー

海外語学研修担当教員 海外語学研修担当教員

2日間の交流会の中で成長し
主体的に学ぶ意欲を高めた生徒たち

 今回、交流を行ったオーストラリアの学校は、ブリスベンから車で約1時間の場所にあります。2012年に開校した学校で、幼稚園児から12年生までが学んでいます。この交流プログラムに参加した生徒は、来年実施される予定の2週間の短期留学に優先的に参加することができます。

 交流会に参加した生徒たちは、最初は保護者の勧めや友達が参加するからという、消極的な気持ちがやや強かったようです。それでも実際に交流が始まると、積極的に自分からコミュニケーションを取ろうとする姿がありました。わずか2日間のプログラムでしたが、短い時間のなかでもだんだんと意欲的になり、主体的に学ぼうという成長が見られました。

 このプログラム以前に、私の英語の授業のなかでも2回、Zoomを使った交流会を行っています。今年は1・2年生全員にタブレット端末が行きわたったことで、この海外交流が実現しました。生徒は英語が得意かどうかにかかわらず、積極的にコミュニケーションを楽しんでいました。

 グローバル教育は、英語を習得するためだけに行うものではありません。たとえば1人1家庭のホームステイでは、人の力を借りずに意思を伝えなければならない場面があるでしょう。リモートでのコミュニケーションでは、沈黙の時間がないように、一生懸命話題を探すこともあるでしょう。ALTや教員ではなく同年代の人とコミュニケーションを主体的に重ねることによって、現代社会で生きる力を養います。そしてその中で多様な価値観や考え方の違いに触れ、他者理解をさらに深める機会にもなるはずです。

 英語科では、英語を通して主体的に学ぶ機会を大切にしています。英語というツールは、さまざまな国の人たちと意思の疎通ができ、自分の世界が広がっていくのを実感できるものです。今回のオーストラリアハイブリッド交流プログラムをさらに発展させて、たとえ渡航が困難でも世界を身近に感じ、世界とつながる機会を増やしていきたいと考えています。

オーストラリア ハイブリッド交流プログラムは、オンラインで対面し、現地での研修時にバディと再会することを目的に実施されました。 オーストラリア ハイブリッド交流プログラムは、オンラインで対面し、現地での研修時にバディと再会することを目的に実施されました。
初めての体験で緊張の面持ちで参加した生徒たちですが、時間の経過とともにリラックスしていき、積極的にオーストラリアの生徒たちと交流し、多様な価値観や考え方の違いを理解し合ったようです。 初めての体験で緊張の面持ちで参加した生徒たちですが、時間の経過とともにリラックスしていき、積極的にオーストラリアの生徒たちと交流し、多様な価値観や考え方の違いを理解し合ったようです。
オンラインでは、オーストラリアについての学習や、学校の紹介、現地校の生徒たちとの対面時間を設け、
自己紹介やお互いの国の文化などを紹介しながら交流しました。

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共学
国士舘高等学校

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