英語科 バドミントン部顧問
伊藤成孝 先生
本校の英語科がめざすのは、“使える英語”の習得です。今年から海外の教員とつなぐオンライン英会話の授業も始まりました。近年では進学先に海外大学を視野に入れる生徒も増えてきたので、海外研修やホームステイにも積極的に挑戦して、生徒に希望を叶えてほしいと思います。
海外大学進学のサポートは、グローバル委員会が担当しています。海外の大学や大使館の方による説明会を開催し、海外留学のメリットを理解し、疑問や不安を解消する機会を設けています。
GSクラスでは、「アカデミックライティング」を必修科目とし、英語で論文が書けるまでの英語力の習得をめざしています。アカデミックライティングはパラグラフ・ライティングやエッセイ・ライティングなどを通して、自分の主張を英語で的確に伝える授業です。
留学制度にはアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダへの留学プログラムがあります。各プログラムともに希望制で高1と高2が対象です。コロナ禍の影響を受けなかった一昨年までは、各プログラムに20人程度が参加していました。
GSクラスは中高一貫生と高校からの入学生の混合クラスですが、とくに中学までのカリキュラムが違う数学や英語に関しては、朝学習で高入生のフォローを行っています。2年生の後期までには一貫生、高入生の差を感じることがないレベルまで到達しています。
現在、私は高1の担任を務めています。高2で文理選択はありますが、課題研究やwebコンテストへの挑戦は、進路を決めるきっかけになっています。たとえば2020年にwebコンテストで最優秀賞・文部科学大臣賞・プラチナ賞を受賞した高1生は、若い世代に献血を呼びかけるwebサイトを作りました。身近な経験や病院への取材など、興味を掘り下げていくうちに進路選択につながることもあります。
一昨年から休校や授業短縮など、厳しい状況が続きますが、コロナ禍があったからこそ自らの学びを深める生徒もいます。本校の学習環境は、生徒が主体的に活動できる環境が整っています。生徒一人ひとりが熱中できることを発見して、主体的な進路選択ができると思います。