「行うことによって学ぶ」。この建学の精神のもと、武蔵越生高等学校は、日々努力を重ねて国際社会に貢献できる人材を育てています。西幅美来乃さん(S特進コース)、鎌田麻里花さん(選抜Ⅰコース)、大場咲季さん(選抜Ⅱコース)、田澤勘太さん(アスリート選抜コース)の高3生が充実した学校生活を語ってくれます。
「行うことによって学ぶ」。この建学の精神のもと、武蔵越生高等学校は、日々努力を重ねて国際社会に貢献できる人材を育てています。西幅美来乃さん(S特進コース)、鎌田麻里花さん(選抜Ⅰコース)、大場咲季さん(選抜Ⅱコース)、田澤勘太さん(アスリート選抜コース)の高3生が充実した学校生活を語ってくれます。
西幅さん武蔵越生の『S特進コース』なら、部活動に励みながら、目標とする国立大学をめざせるので入学しました。部活動は、女子ソフトテニス部に入っています。
鎌田さん文化祭や定期演奏会で吹奏楽部の演奏を聞いて、この部に入りたいと思って受験しました。今は吹奏楽部の部長を務め、トランペットを吹いています。
大場さん私は生徒会で活動したくて入学しました。オープンキャンパスに参加したとき、ステージで司会をしている女子の副会長が堂々と話している姿を見て、「あの先輩のようになれたらいいな」と憧れたからです。今、私は生徒会長をしています。
田澤さん僕は小4から野球をやっていて、武蔵越生の野球部に入り、今は部長を務めています。『アスリート選抜コース』なら、野球部やサッカー部、柔道部、ソフトテニス部といった強豪クラブの生徒がともに勉強しながら、アストリートとして成長できるので入学しました。
西幅さんソフトテニスは精神面の強さが最も大切で、試合で平常心を保てれば、誰が優勝しても不思議ではないスポーツです。それなのに、私は納得のいく結果が出せずにいました。でも、3年生になってからは、自分に打ち勝って後輩の見本になろうというスイッチが入りました。そこで、どうすれば強い精神力を保てるかを考え続けました。その結果、最後の試合となったインターハイ予選大会では、ベストを尽くすことができました。顧問の先生や、お互いを高め合える部の仲間たちの支えがあったからです。
鎌田さん武蔵越生の吹奏楽部の魅力は、エンターテインメント性にあります。文化祭に訪れる幅広い世代の人たちに心から楽しんでいただくために、選曲や演出を部員たちで考えています。
私は部長として、また、吹奏楽を通して、主体性や協調性を身につけることができました。演奏は一人ではできません。みんなの気持ちが調和して初めて、聴く人を楽しませたり感動させたりできます。このことを日々実感しています。
大場さん生徒会本部のメンバーは、オープンキャンパスの司会を務めたり、受験生や保護者の方々に校内を案内するキャンパスツアーを担当したりしています。
また、武蔵越生には文化祭・体育祭・予餞会の三大行事があり、それぞれ実行委員がいます。生徒会本部のメンバーは実行委員に指示を出しながら、二人三脚で行事を創り上げていきます。昨年はコロナ禍で文化祭はできませんでしたが、今年は生徒だけで時間を短縮して開催します。
私は生徒会長として、生徒会や実行委員をまとめ、生徒全員が楽しい学校生活を送れるように試行錯誤を重ねています。リーダーシップを発揮することは難しく、どうすればよいのか頭を痛めることも多いのですが、生徒会本部のメンバーや先生方に助けられ、頑張ることができています。
田澤さん野球部の目標は、甲子園出場です。7月中旬には県大会がありますが、今シーズンはコロナの影響によって練習時間が短くなっています。こうした厳しい環境のなか、部員一人ひとりが一球一球を大切にし、自分で考えて行動しながら練習に励んでいます。
野球の素晴らしさは、勝利という目標に向けて、部員みんなが心を一つにできることです。ヒットを打ったり、点を取ったりしたときは、みんなで喜び、試合に負けたときはみんなで悔しがる。同じ思いを分かち合うことができて、チームの絆が強まっていきます。
また、野球からは礼儀作法とともに、柔軟に考えることの大切さを学びました。目の前のことだけに目を奪われると、視野が狭くなります。同じゴールにたどり着くにしても、ルートが無限にあることに気付かされて、広い視野が持てるようになりました。
西幅さん一つが『S特進コース』の環境です。週3回7時限授業があり、国公立大学への対応講座が開かれています。予備校の先生による授業もあり、大学受験に直結した実力を養うことができます。このコースでは難関大学をめざす生徒が学んでいるので刺激になるし、模試の成績が良くなかったときはクラスメートに励まされることも多く、切磋琢磨できます。
もう一つが、自然に恵まれていることです。最寄りの「武州唐沢」駅から歩いて約2分と近いことも気に入っています。
大場さん生徒がやりたいと思うことに対して、先生方が力いっぱい手助けしてくださることです。たとえば、昨年の3年生はコロナの影響で行事がほとんどできなくなってしまったので、自分たちで球技大会を企画したところ、先生方のサポートによって実現できました。
私も昼休みに生徒がラジオ放送をする企画を先生方に提案しています。コロナで黙食になってしまったので、生徒が放送室から好きな曲をかけたり、最近あった出来事を紹介したりして、ランチタイムを楽しく過ごせることができたらいいなと思っています。
鎌田さん英語教育に力を入れていて、4技能を鍛えることができる点です。私が学んでいる『選抜Ⅰコース』では、英語の授業が「英語表現」と「コミュニケーション英語」「英語演習」の3つに分かれていて、「コミュニケーション英語」はネイティブの先生が担当しています。また、スクールバスがあり、通学に便利なことです。「熊谷」駅や「入間市」駅、「飯能」駅などから直通のバスが出ています。
もう一つは、先輩・後輩の距離が近いことです。部活動では後輩の表情が暗かったときなど、先輩がすぐに気づいて『どうしたの?』と声をかけるなど、学年を越えて気軽に下級生が相談できます。
田澤さん僕が学んでいる『アスリート選抜コース』が自慢です。全員が強豪クラブに入っているため、サッカー部員が結果を出したと聞けば、『野球部も頑張らないと』と思えます。柔道部員が県大会に出場したと聞けば、自分も『負けていられないな』と奮起できます。
また、このコースには、リーダーシップを養うためのセミナーや、日本体育大学の見学会、スキー合宿などがあります。こうしたプログラムによって、アスリートとしての人間性を磨いたり、意識を高めたり、スキルを身につけたりすることができます。
西幅さん父が体育の先生で、父の背中を見て育ったので、小学校の体育教師なることが目標です。そのために父の母校でもある国立大学をめざして今、受験勉強に励んでいます。
鎌田さん私は英語が好きなのと、芸術など世界の文化に興味があるので、海外の大学で学ぼうと思っています。将来は、海外で身につけた英語を活かした仕事に就くことが目標です。
大場さん病気やケガだけでなく、心のケアもできる養護教員になることが目標です。そのために大学で心理学を学びたいと思っています。
田澤さん大学でも野球を続けて、ずっと野球に関わっていきたいと考えています。たとえば、学校の先生になって生徒に野球を教えたり、スポーツメーカーに入って野球用品の開発に携わったりすることができたらと思っています。
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