「全寮制」「中高一貫」「全人英才教育」を3大特色とし、1978年に開校。以来、医学部に多くの生徒を送り出してきた秀明高等学校。2014年には高校募集を、2017年には通学制をスタート。少人数ではあるものの、自宅から通学している生徒もいます。
同校では、東京大学や京都大学への合格に向けた「難関国立大学進学コース」、私立大学の医学部合格に向けた「医学部進学コー ス」、文系の大学合格に向けた「総合進学コース」を用意。医学部をはじめ、毎年、難関大学の理系や文系にも多くの生徒が現役合格を果たしています。
医学部合格への対策としては、英語・数学・理科など主要教科を担当する教員が各大学の医学部入試問題の傾向と対策を日々分析。とくに夏休みには長い時間をかけて研究に打ち込んでいます。医学部の問題に熟知した教員が、高1から授業や定期考査の中で医学部の入試問題を導入しています。
私立大学の医学部入試は英語の配点が高く、医療に関する時事問題も長文読解として数多く出題されることから、『医学部進学コース』では医学部入試のための英語の授業を設けています。 イギリス人の専任教員が標準以上の時間を確保して英語を教え、生徒全員が英検を受検。また、現在は新型コロナウイルスの影響で実施していませんが、毎年、高1を対象に全員が3週間のイギリス研修に参加し、生きた英語を学びます。
大学入試における最大の利点は、寮生活にあります。寮から学校までは歩いて5分。通学時間をそのまま学習にあてることができます。寮の食堂で夕食を囲んだ後は「夜間学習」と呼ばれる約2時間30分の授業を実施。この時間に昼間の授業の復習や、入試の過去問演習に取り組むことができます。また、週末には「週末学習」を実施。高校から入学した生徒もこれらの学びによって、中学から入学した一貫生の学力に追いつくことができます。
「人間性豊かな人物の育成」をめざす秀明では、寮生活という集団生活の中で協働性や思いやり、コミュニケーション能力、挨拶などのマナーが養われていきます。さらに保護者のもとを離れて生活することで、自立心も芽生えます。「人間性豊かな人物の育成」をめざす同校の教育の賜物と言える、医学部現役合格を果たした5人の声を紹介します。